格闘技徒然草

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UFC276:第4試合・ブラッド・タヴァレス vs. ドリカス・デュ・プレシ

ミドル級。タヴァレスは12位。

UFCデビューから12年となるタヴァレス。UFC戦績14勝6敗の34歳。14勝のうち判定勝利が12試合あり、UFCミドル級最多となる。スタンドで四つに組んでの膠着上等スタイル。2018年、イスラエル・アデサニヤが初めてメインを飾った試合で対戦し判定負けしている。

南アフリカのデュ・プレシはUFC3戦目で早くもランカーへの挑戦権を得た。キャリア18戦すべてがフィニッシュ決着。前戦は打撃で劣勢となったが、2Rにパンチを打ち込み逆転KO勝ち。チョークやギロチンでの一本勝ちも多い。ジュニア時代に柔道・レスリング・キックの経験がある。

じわじわ出るタヴァレス。さらに出たデュ・プレシだが、タヴァレスのパンチがヒット。膝を着いたデュ・プレシだがタックルへ。ケージに押し込む。強引に反り投げを仕掛けたが、潰れて下に。ハーフ。肘・パウンドを落とすタヴァレス。デュ・プレシケージに上半身を預けて立とうとする。シングルレッグに入りながら立ったデュ・プレシ。クラッチして強引にテイクダウンを狙う。大内テイクダウンを狙ったがスカされる。肘を入れて離れたデュ・プレシ。デュ・プレシ積極的に出て行くがタヴァレスのパンチを貰った。またタックルで凌ぐデュ・プレシ。ダブルレッグを狙うがケージでディフェンスするタヴァレス。ダブルアンダーフックを取り返してケージに押し込むタヴァレス。引き剥がして離れたデュ・プレシ。バックブロー。タヴァレス前蹴り。ホーン。

1Rタヴァレス。

2R。積極的に打撃を出していくデュ・プレシ。左がヒット。ハイ。ミドルを返したタヴァレス。飛び込んでワンツーを入れるデュ・プレシ。タヴァレスもカウンターを合わせていく。デュ・プレシパンチからタックル。しかしこれは切られてケージに押し込まれる。すぐに引き剥がして離れるデュ・プレシ。口が開いているように見えるデュ・プレシだがどんどん出る。タヴァレスは出てくるところにカウンターを狙っているものの、後手。デュ・プレシ飛び込んでパンチから膝。残りわずかでの飛び込みパンチでタヴァレスぐらついた。デュ・プレシ追い打ちに。組んでしのごうとするタヴァレス。膝を入れるデュ・プレシ。ホーン。

2Rデュ・プレシ。

3R。タヴァレスが出てきてパンチを出していくが、デュ・プレシのワンツーももらった。タヴァレスのミドルに左を打ち込んだデュ・プレシ。タヴァレスのパンチも当たるがデュ・プレシ打ち返す。下がらないタヴァレス。しかしデュ・プレシのワンツーがヒット。左右のパンチ連打で出てハイを入れるデュ・プレシ。バックブロー。完全に口が開いているが、攻めを止めない。デュ・プレシは常に連打を出していく。ワンツーヒット。またワンツー。タヴァレスも右を打ち返す。ワンツーで下がったタヴァレス。追いかけてさらにワンツーをヒットさせるデュ・プレシ。残り1分。また飛び込んでワンツー。右。タヴァレスも打ち返す。デュ・プレシ飛び込みのスピードがなくなっているが、それでも手を出す。タックルに来たタヴァレスに膝を入れる。タイムアップ。

三者29-28でデュ・プレシ勝利。

UFC3連勝でランカー超え。

連続KOは止まったが、1Rにパンチを効かされピンチに陥ってからも心が折れず。終盤は疲れも見えたが攻め続けた。しかし、ランカーの壁タヴァレス相手に完勝とはいかなかったのでやや期待外れ。