格闘技徒然草

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UFC277:第1試合・オリオン・コシ vs. ブラッド・ダイアモンド

ウェルター級だったがコシが1.5ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。

コシはアルファメール所属で、昨年8月にUFCデビュー。ローカル無敗でコンテンダーシリーズでも勝利したが、UFCでは0勝1敗のフィリップ・ロウにパンチを効かされ、最後はダウンしたところでKO負け。弟もコンテンダーシリーズからUFCに出場しているが、同じくKO負けでMMA初黒星となっている。バックボーンはレスリング。

ダイアモンドはジンバブエ生まれ・ニュージーランド在住。セミでフライ級暫定王座決定戦に出場するカイ・カラフランスと同じシティキックボクシング所属。キックでニュージーランドのプロモーションで優勝経験があり、100戦以上のキャリアがあるが、MMA戦績はわずか3戦でUFCとの契約を果たした。しかし初戦はUFC1勝0敗のジェレマイア・ウェルズに自ら組み付いたところで逆にテイクダウンを奪われ、バックマウントから逃げられずにチョークで一本負け。キャリアの浅さを露呈した。

前蹴り、パンチを打ち込むダイアモンド。コシ間合いを詰めてケージを背負わせるとタックルへ。受け止めたダイアモンド。押し込んで膝を入れるコシだが、ダイアモンドがダブルアンダーフックで入れ替えて膝。コシ首投げ。こらえたダイアモンド。しかし再度の投げでテイクダウン。サイドで押さえ込む。亀になると立ったダイアモンド。スタンドバックのコシがジャーマンで投げるが、ダイアモンドが逆にバックを狙おうとする。こらえたコシ。またスタンドバックに。引き剥がしたダイアモンド。左ハイ。ホーン。

1Rコシ。

2R。打撃を入れるダイアモンドだがコシタックルで組んだ。四つ組みからまた投げを狙うがこらえるダイアモンド。押し込んでいるコシがダブルレッグを狙うが倒せず。引き剥がして打撃を入れたダイアモンド。打撃を打ち込むダイアモンド。前蹴り。コシのオーバーハンドに膝。バックブロー。ヒットしコシ効いた!すぐに詰めていくダイアモンド。クリンチでしのごうとするコシだがダイアモンド引き剥がした。またパンチを打ち込むダイアモンド。コシまた組んでダブルレッグ。ダイアモンドブラウン肘。コシ密着状態で肘。さらにパンチを入れるとダイアモンドスリップ気味にダウン。下から蹴り上げるダイアモンド。ホーン。

2Rダイアモンド。

3R。動きが悪いコシ。詰めてきたところにダイアモンド縦肘。さらに首相撲から膝を入れたが、四つに組まれるダイアモンド。コシ四つから捨て身投げ。テイクダウン。ハーフ。ダイアモンド亀になり立とうとしたが、コシが両足フックしバックマウント。チョークを狙う。ダイアモンド正対しようとする。コシマウントに移行。肩固めを狙う。ハーフに戻したダイアモンドだが時間がなくなっていく。ノースサウス。ダイアモンドまた亀になるが、コスすぐバックマウント。肘。なんとか正対してハーフに戻すのが精一杯のダイアモンド。押さえ込まれたままタイムアップ。

三者29-28でコシ勝利。

2Rに打撃を効かされピンチに陥ったコシだが、テイクダウンで凌いで生き残った。

ダイアモンドは今回もMMAに対応しきれず。チャンスに打撃を入れても、そのタイミングで組まれてしまう。そしてテイクダウンからなかなか立ち上がれず、立ち際にバックマウントを取られてしまった。このままだと次の試合も厳しい。