格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC278:セミファイナル・パウロ・コスタ vs. ルーク・ロックホールド

ミドル級。コスタ6位。元王者のロックホールドはブランクがありランク外。

コスタは2年前、無敗でアデサニヤのタイトルに挑戦したがKO負け。そこから契約で揉め、ブランク1年の末にマーヴィン・ヴェットーリと対戦すると、体重が落とせず直前でライトヘビー級戦に変更となる失態。UFC契約前からのマネジャーだったヴァリッジ・イズマイウとも袂を分かつなど、ファイト以外の部分でゴタゴタが続いている。13勝中11KOのストライカー。

元王者のロクホは37歳で3年のブランク。Strikeforceで王者となり、UFCでは当時無敗のクリス・ワイドマンを下してタイトル獲得。しかしダイレクトリマッチの直前にワイドマンが欠場となり、格下のマイケル・ビスピンと対戦することになったが、まさかのKO負けで王座から陥落。再びタイトル挑戦のチャンスを掴んだヨエル・ロメロとの暫定王座決定戦ではロメロが体重オーバーした上にKO負け。階級を上げたライトヘビー級の試合ではヤン・ブラホヴィッチにKO負けし、そこからヘルニアでの欠場もあり3年のブランク。

ともにタイトル戦線で敗れ、階級を上げた試合でも敗れての連敗中。

最初から出ていくコスタ。ロックホールドもミドルを返すがパンチをもらいぐらつきながらタックルに。こらえながらパンチ連打を入れるコスタ。ロックホールド離れたがコスタがプレスしてケージを背負わせる。圧を掛けて右がヒット。コスタタックル。テイクダウン。ハーフからパウンド。ニアマウントに。ロックホールド足を抜いて立とうとしたが、また倒してハーフで寝かせる。パウンドを打ちつつマウントに。残り2分。ブリッジで返して立ったロックホールド。ミドルを入れるロックホールド。コスタ効いてないアピールするがさらにミドルを入れる。しかしコスタまたプレスしてケージを背負わせる。ロックホールドは鼻血もあり消耗しているように見える。コスタも疲れがある。投げを狙ったロックホールドだが投げられず離れた。詰めるコスタにロックホールドのフックがヒット。ホーン。

1Rコスタ。ロックホールド露骨に疲れたポーズをする。

2R。ロックホールドの左がヒットし効いた!さらにミドル。また左を当てる。ロックホールドそこからタックルへ。がぶったコスタ。両足を束ねて寝かせようとする。バックに回るが立たれた。露骨に心が折れた表情を見せるロックホールド。ガードが下がっている。しかしスピンキックを放つロックホールド。さらに左もヒット。コスタも疲れている。バテバテのロックホールドだが左ハイ。コスタが右ハイを返す。試合中に打撃の間合いで膝に手をついてしまうロックホールド。それでもミドルを入れる。ふらふらでケージ際を回るロックホールドだがミドルを出していく。不用意にガードを下げるロックホールド。コスタがパンチからテイクダウンしたところでレフェリー割って入る。コスタのパンチがローブローだった模様。インターバルが取られる。再開。ちょっと休めた両者。ミドルを蹴るロックホールド。バックスピンキック。しかしまた疲れたポーズ。ケージに詰めてボディブローを打つコスタ。コスタのミドル。ホーン。

2Rコスタ。

3R。詰めてきたコスタ。しかしバックブローを放った際にバランスを崩しスリップダウン。ロックホールド上に。が、コスタ力で跳ね返して立った。ふらふらのロックホールドの左がヒット。さらにもう一発。が、コスタまた詰める。もう立っているのが精一杯のロックホールド。攻めるコスタだがロックホールドの左がヒット!よろめいたコスタだが詰めていけない。コスタ両腕を背中に回して挑発。ロックホールド意表をついてタックル。しかし切ったコスタ。サイドで押さえ込む。マウントへ。背中を向けたロックホールド。スクランブルで逃れようとしたがコスタバックキープ。バックマウント。向き直りたいロックホールド。反転!残り20秒。顎でコスタの顔をグリグリするロックホールド。タイムアップ!

三者フルマークでコスタ勝利。

しかしロックホールドの頑張りが最後まで試合を盛り上げた。

敗れたロックホールドは「もう出来ません」と引退宣言。