格闘技徒然草

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UFC on ESPN+68:第4試合・トレイ・オグデン vs. ダニエル・ゼルフーバー

ライト級。

今年4月に欠場選手の代役としてUFCとの契約を決めたオグデン。その時点で32歳・15勝4敗という戦績で、代役でなければUFCとの契約のチャンスが回ってこなかったかもしれない。15勝中、11の一本勝ちがある一方で、KO勝ちはないグラップラーUFCデビュー戦は1Rギロチンで攻め、2Rに打撃のヒット数で下回って失うと、勝負の3R目には、後半引き込んで下から肘を入れる展開に。結果、ジャッジは割れ、スプリット判定負けした。3R前半のリードを後半引き込みで凌いで逃げ切ろうとしたのかもしれないが、確信がない状態での引き込みはいただけない。

メキシコのゼルフーバーは23歳で12戦全勝。昨年9月にコンテンダーシリーズで勝利し、UFCとの契約を決めたが、デビューまで約1年かかった。なお、コンテンダーシリーズで勝利したルーカス・アウメイダは、今年6月に階級を下げてUFCデビューし、判定勝ちしている。コンテンダーシリーズでは序盤打撃をもらい効かされたが、後半盛り返しての判定勝ち。KO勝ちの多いストライカー。デビュー戦ながら、オッズでは圧倒的フェイバリット。

オグデンが詰めていく。ゼルフーバーは様子見なのか、手を出さない。ゼルフーバー前蹴り。ジャブ。オグデンも間合いに入っていけない。オグデンのタックルは切られる。右ハイ。手数を増やしてきたオグデン。ゼルフーバー踏み込んで左ハイ。ヒット。ゼルフーバーまだ手数が少ない。残り1分。両者蹴り合い。ホーン。

1R手数でオグデン。

2R。ゼルフーバーが先に手を出す。ジャブ。蹴り。オグデンもロー、ミドルを放つ。ゼルフーバーのカーフキックで足が流れたオグデン。オグデンタックル。切られた。パンチで出るゼルフーバー。ワンツーから前蹴り。左ミドルから前蹴り。ワンツー。詰めてきたゼルフーバー。パンチ・ミドル。オグデンタックル。テイクダウン。ゼルフーバーすぐケージ際に移動し立つ。オグデンバックから足をかけて倒そうとする。崩して背中に乗ったがホーン。

2Rもオグデンか。

3R。すぐ詰めたゼルフーバー。左ボディ。オグデンは距離を取りながらジャブ。パンチで出たところにオグデンタックル。切ったゼルフーバー。さかんに左ボディを打ち込むゼルフーバーだが、攻撃が単発。圧を強めるゼルフーバーだが、オグデンは逃げ切りでいいため余裕がある。オグデンタックル。切られた。パンチをヒットさせるゼルフーバーだが時間がない。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でオグデン勝利。

アンダードッグだったオグデンだがUFC初勝利。

無敗でのUFCデビューだったゼルフーバーだが、序盤から様子を見すぎ、終始ペースを握られたまま判定負け。UFCの洗礼を浴びた。