格闘技徒然草

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UFC on ESPN+68:第11試合・アンドレ・フィリ vs. ビル・アルジオ

フェザー級

UFC9年で9勝8敗1NCのベテランフィリ。UFCでは勝ったり負けたりで、勝ちは2連勝までで連敗はなかったが、現在はノーコンテストを挟んで初の連敗。前回対戦したジョアンダーソン・ブリトーはUFC0勝1敗で、1敗は今回対戦するアルジオに判定負けしたものだったが、序盤のパンチを貰ってKO負け。ボクシングスタイルのストライカーで、チーム・アルファメール所属。

2年前にUFCと契約したアルジオはUFC3勝2敗で現在2連勝中。しかし年齢は32歳のフィリに対し、アルジオは33歳と歳上。レスリング・柔術がバックボーン。もともとコンテンダーシリーズに出場したが、今年のPFLでフェザー級決勝まで勝ち上がったブレンダン・ラウネーンに判定負け。その後、欠場選手の代役としてUFCデビューした。前戦はギルバート・バーンズの弟ハーバート・バーンズと対戦し、2Rに2年ぶりの試合だったバーンズが失速。膝の負傷もあった模様で、立てなくなりTKO勝ち。

オッズは僅差ながらベテランフィリがフェイバリット。

パンチで出るフィリ。カーフキック。アルジオバックスピンキック。フィリ詰めて右が顔面にヒット。フィリ右ハイをヒットさせるとパンチ連打で出る。アルジオタックルでしのごうとするが、がぶって切ったフィリ。離れる。また右ハイがヒット。アルジオも右ハイを打ち返したが自らスリップダウン。アルジオがパンチで出ると逆にタックルに入ったフィリ。離れた。ミドル・ローを返すアルジオ。ホーン。

1Rややフィリ。

2R。ジャブの差し合い。アルジオのタックルは切ったフィリ。詰めたアルジオに組み付いたフィリだが離れる。アルジオのジャブがヒットするが、フィリもミドルを打ち返す。アルジオのバックスピンキックが頭部にヒット。出てくるフィリにまたジャブを入れる。フィリの左がヒット。両者被弾している。左ミドルを入れたフィリ。残りわずかで連打を打ち込むアルジオ。ホーン。

2Rクリーンヒットの数も僅差で拮抗した展開。

3R。ジャブ・ミドルで出るフィリ。アルジオが出たタイミングでタックル。テイクダウン。肩固め。浅い。しかしバックマウントへ。チョーク。腕をつかんで外したアルジオ。チョークを仕掛けられながら背中のフィリにパンチを入れるアルジオ。フィリ動けず時間が過ぎていくが、アルジオもこの状態のパンチではポイントにならないのでは。結局バックマウントから逃れられずタイムアップ。

29-28アルジオ、29-28フィリ、29-28フィリ。2-1でフィリ勝利。

ジャッジの1人は3Rにバックを取られた体勢でパンチを入れていったアルジオにつけている。あまりないことだが、打たれたフィリにダメージが合ったようにも見えたのかもしれない。