格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC285:ポストファイトボーナス/総評

ファイト・オブ・ザ・ナイト:シャフカト・ラフモノフ vs. ジェフ・ニール

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ジョン・ジョーンズ、アレクサ・グラッソ、ボー・ニッカル

メインはJJが秒殺一本勝ち。序盤のタックルからコントロールし続けて、過去にベイダーやリョートを屠っている得意のギロチンでフィニッシュ。出来過ぎの展開すぎて、これで即ヘビー級最強とはならないか。しかし今回でヘビー級での初試合・長期のブランクというハードルがなくなった。次のランキング2位・スティーペ・ミオシッチも40歳でブランク2年ということで、JJ以上に不安要素が多く、普通に戦えばJJの有利は動かない。長期戦になった場合どれだけ動けるかという疑問はまだ残るが。今回バックアップファイターとなっていたセルゲイ・パブロビッチが相手になった時は、JJがアンダードッグになるかもしれない。

セミのグラッソは押された展開からの逆転勝ち。ラッキーにも見えたが、確かにシェフチェンコは回転技を良く見せていたし、瞬時に飛び乗ってバックチョークという一連の流れはスムーズで、前もって練習していたからこそ。しかし絶対王者が力の差を見せられて負けた訳ではないので、これはダイレクトリマッチが組まれるパターンか。

レスリングエリートのニッカルはUFCデビュー戦で圧勝。それ自体は相手がミドル級最下層のピケットだったので驚きはないが、途中ピケットがローブローをアピールしたのがレフェリーにスルーされたので、ピケット陣営はコミッションに提訴するとのこと。

過去に同様の展開で、チャールズ・オリヴェイラ vs. ニック・レンツでグラウンド膝、ダレン・スチュワート vs. フランシマール・バローゾで頭突きが見逃されてそのまま決着し、後日ノーコンテストに変更されたことがある。いずれも反則攻撃自体は試合結果に影響を与えるほどのダメージは見られなかったがノーコンテストになっているので、今回のニッカルの試合も、ローブローがあったと認められたらノーコンテストに変更となる可能性がある。