格闘技徒然草

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UFC286:第7試合・ムハンマド・モカエフ vs. ジャフェル・フィーリョ

フライ級。モカエフ12位。

モカエフは22歳でプロアマ通算33連勝中。バックボーンはレスリング。平良と同じ2000年生まれで無敗と、何かと比較される存在。今回の地元イギリスでの試合にあたり、twitterで対戦相手を募集したモカエフに対して平良が対戦アピールをしたこともあった(結局2月に別の相手と組まれて実現せず)。LFAで堀内佑馬に勝ったチャールズ・ジョンソンからは12度もテイクダウンを奪い判定だが完勝。前戦はUFC2勝2敗のマルコム・ゴードン相手に、やはりテイクダウンを取りまくったものの、スクランブルでバックを取られる場面もあり、やや苦戦したが最後はバックからのチョークを前に落とされたところで腕十字に切り替えて一本勝ち。本来もっと上位のランカーと当ててもいいところだが、避けられているのか、今回もランカーとの対戦は実現せず、UFCデビュー戦の相手に。

ブラジルのフィーリョは14勝2敗の29歳。昨年9月のコンテンダーシリーズで3RKO勝ちしてUFCと契約。軽量級だが、14勝のうち判定は1度のみ(5KO・8一本勝ち)とフィニッシュ率が高い。モカエフのことは前からファンだったとのこと。オッズは今大会一番の大差でのアンダードッグ。

試合開始前に照明が消えるアクシデント。数十秒で復旧して開始。

ワンツーを入れたモカエフ。左ミドル。モカエフカーフキック。フィーリョが間合いを詰めるがモカエフタックルへ。フィーリョギロチンで引き込む。サイドに出て外したモカエフ。バックに回る。ハーフバックから殴っていく。両足フックしてフルバック。チョークを防いでいるフィーリョ。反転しようとしたが上をキープするモカエフ。だがガードに戻った。モカエフ背中越しに腕を取って逆の腕でパウンド連打。足で距離を作り外したフィーリョ。モカエフ立ったが、パウンドで飛び込んだ。またガードに戻すフィーリョ。ホーン。

1Rモカエフ。フィーリョも下から油断できない攻めを見せているが、モカエフに潰されている。

2R。フィーリョまたプレスするが手が出ない。モカエフが逆に出るが、相手の間合いに入らず誘っている。また下がった。右を入れたモカエフ。両者警戒してなかなか間合いに入れない。残り1分半でモカエフタックル。こらえたフィーリョだが、ケージに押し込んだモカエフ。切って離れたが、モカエフすぐまたタックル。テイクダウン。フィーリョのガード。パスを狙うモカエフだが足を超えられない。ホーン。

2Rはモカエフの有効打が3、フィーリョが4と両者手数が少なかった。テイクダウンした分モカエフか。

3R。モカエフすぐにタックル。スタンドバックから足を絡めて広報に倒し四の字バック。チョーク。やや真後ろからずれていて決まらず。正対したフィーリョ。立ち際にパンチを入れたが空振り。またタックル。テイクダウンしバックに回る。スクランブルで逃れようとするフィーリョだがシングルバック。フィーリョ膝十字!足が反っているが耐えるモカエフ。さらに反らせるフィーリョ。モカエフなんとかずらして外した。すぐにまたバックに回り殴る。ハーフバックからチョーク。しかし正対して外したフィーリョ。残り1分。モカエフまたバック。フルバックからフェイスロック。ひねって絞める。タップアウト!

しかしモカエフ足を引きずっている。膝十字はほぼ決まっていたか。意地で耐えきったが、大きな負傷でなければ良いのだが。

二者は2Rまでイーブン。3R膝十字がニアフィニッシュとして捉えられていたら、あのままタイムアップしていたらわからなかった。