格闘技徒然草

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PFL2023#02:第4試合・ダニーロ・マルケス vs. ヨルガン・デ・カストロ

ヘビー級リーグ戦。

昨年の王者アンテ・デリアが出場予定だったが欠場。代役の代役として今週出場が決まったのが、今年2月のチャレンジャーシリーズで2RKO勝ちしたマルケス。20~22年にUFCに出場したが、2連勝の後2連敗でリリースされた。37歳で13勝4敗。

大西洋の小島・カーボベルデ出身のカストロはコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約したが、初戦1RKO勝ちの後、元NFLグレッグ・ハーディに判定負けで初黒星。その後さらに2試合続けて敗れてリリースされた。昨年Eagle FCに参戦すると、5月に元UFCジュニオール・ドス・サントスと対戦し、互角の展開からJDSがパンチを放った際に肩を脱臼しTKO勝利した。35歳で9勝3敗。

ヘビー級は昨年の優勝者アンテ・デリアが欠場、昨年の予選1位デニス・ゴルソフとデリアの代役パトリック・ブレイディの試合は来週にスライドして組まれている。

198cmの長身のマルケスカストロはヘビーでは小さめの183cm。距離を取り前蹴りを放つマルケスだが、カストロ飛び込んでパンチを放つ。バックステップでかわすマルケス。両者ヒットが少ない。見合いが続く。飛び込んで左ボディを入れたカストロマルケスはまた前蹴り。しかしじわじわケージ際に追い込まれる。蹴りを連打しあマルケスカストロパンチで出るがかわされる。ゴング。

両者極端に手数が少なく、牽制の打撃のみの展開で終わった1R。打撃のヒット数くらいの差をつけるしかない。1Rマルケス

2Rも距離を取っての牽制の打撃のみが続く。タックルを狙ったマルケスだが間合いが遠く切られる。カーフキック。前蹴り。間合いに入れないカストロカストロ飛び込んでワンツーをヒット。大きな展開のないまま残り1分。結局両者踏み込まずにゴング。

2Rもほぼ同じ展開。蹴りのヒット数でマルケスか。

3R。プレスを強めてきたカストロ。飛び込んで右をヒット。蹴りを入れるマルケス。両者ともに自分が勝っていると思っているのか、展開が変わらない。ポイント狙いでフィニッシュに行く様子もない。ローの蹴り合い。ジャッジに試合を委ねる気満々の両者。結局何も起きないままタイムアップ。

パンチは3回出しただけで一発もヒットせず、遠間からの蹴りのみで終わったマルケス。ヒット数ではマルケスだが、大きな差があるわけでもないので、プレスして積極的に手を出していったカストロに入る可能性もある。

30-27×2、29-28の3-0でマルケス勝利。

カストロは特に驚く様子も見せず拍手で称える。負けていると思っているなら、逆転を狙ってもっと自ら展開を変えていくべきだったのでは。マルケスもポイントが重要なPFLのルールで最後まで倒しに行く様子なし。