ライト級。
タジキスタンのラジャボフは現在はキルクリフFC所属。PFLで2019年・2021年と2回連続(2020年はコロナで中止)で100万ドルがかかった決勝戦に進出したが、いずれも判定負け。昨年のTUFに出場予定だったが急遽キャンセルとなり、代わりにUFC本戦でデビュー戦が組まれた。ここまで2勝1敗。ボクシング&レスリングのスタイルで、初戦はテイクダウンを取りまくっての判定勝ち、2戦目はマテウシュ・レベツキにローで足を破壊されKO負け。前戦は2Rにパンチでダウンを奪いKO勝ち。33歳。
オグデンは3月の前戦でTUF30ウィナーのカート・ホロボーにテイクダウンからがっちり押さえ込む展開で判定勝ちしたものの、今日も同日に出場する両者は、オグデンが第3試合、ホロボーがセミ前という扱い。TUFウィナーの肩書があるから仕方がないか。オグデンが生粋のグラップラーで、塩漬け勝つ地味なスタイルというのも関係しているかもしれない。UFC2勝2敗1NCの34歳。
プレッシャーを掛けるオグデン。タックルからテイクダウン。ボディロックパスを狙う。頭を潰して立とうとするラジャボフ。立ったがオグデンはバックから足をヘンゾフックして後方に倒れ込むと両足フックしバックマウント。うつ伏せになりパウンドからチョークを狙うオグデン。仰向けになり四の字バックに入れ替えたオグデン。殴りながらチョークを狙う。ラジャボフは凌ぐのみ。チョークは防いでいるラジャボフ。オグデン決めることはできなかったが、バックキープのまま1R終了。
1Rオグデン。
2R。ラジャボフスタンドで詰めていく。右アッパーを打ち込んだが、オグデンが四つで組み付いた。離れる。またパンチで出るラジャボフ。オグデンタックル。切ったラジャボフ。パンチを入れる。オグデンケージを背負う展開。タックルを警戒しつつパンチを入れるラジャボフ。左がヒット。右フック。もう一発。回り込んで離れるオグデンだが、すぐ詰めるラジャボフ。オグデンのカーフキックでぐらついたラジャボフだが、また右を打ち込んだ。すぐ詰めていくラジャボフ。オグデンまたケージを背負う。ラジャボフ右アッパー。右フック。また四つに組んだオグデン。外掛けテイクダウン。すぐマウントに。押さえ込んだままパンチを入れるとヒジ。肩固めをセットするオグデン。ヒジを立てて防いでいるラジャボフ。サイドに出て絞めようとしたオグデンだが、浅いと見てマウントに戻る。ラジャボフ下から足を抜くと立ち上がった。立ち上がり際にギロチンを狙ったオグデンだが立たれてスタンドに。残りわずかでパンチで出るラジャボフ。ホーン。
2R前半はラジャボフがパンチで攻めたが、テイクダウンしてからはオグデンが一方的に攻めた。後半の攻めでオグデンのラウンドか。
3R。ラジャボフパンチで出たが、オグデンのタックルで倒される。オグデンすぐにマウントに。オグデンの左脇を差し上げてまた肩固め狙い。ラジャボフは左でパンチを入れることしかできない。オグデン押さえ込むのみだが、マウントでがっちり固めている。またエビで足を抜いて逃れようとするラジャボフ。外れた瞬間にまたギロチンで返そうとしたオグデンだが下に。ラジャボフ上からパウンドを落とす。オグデン疲れたのか下で凌ぐのみ。左右のパウンド連打。オグデン下から足で蹴り放したが、すぐにまたラジャボフが上になる。タイムアップ。
29-28×2、30-27の3-0でオグデン勝利。
押さえ込みの安定感があるオグデン。上に行くにはその先の極めが欲しいところ。