格闘技徒然草

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UFC on ESPN+105:第9試合・ガストン・ボラニョス vs. コルテイビウス・ロミウス

バンタム級

カナダのボラニョスはムエタイがバックボーンで、BellatorではキックとMMAの二刀流で活躍したものの、前座戦線にとどまっていた。6勝3敗でBellatorを離れるとUFC参戦。初戦はアロン・フィリップスのテイクダウンからの攻めに苦戦したが、終盤はフィリップスのスタミナ切れもあって、タックルを切って打撃を入れる展開で判定勝ち。今年1月の2戦目はUFC2勝0敗、勝利はすべてフィニッシュ勝利のマーカス・マクギーと対戦。タックルと打撃を混ぜて攻めるマクギー相手に劣勢となり、2Rにパンチでダウンを喫し、立ち上がったものの、ケージを背負ってパンチ連打をもらってKO負け。32歳。

ミウスはUFCデビュー戦。昨年の1度目のDWCSではラモン・タバレス(現UFC1勝0敗)にわずか29秒でKO負けしたが、今年8月のDWCSに連続出場を果たすと、引き込んでくる相手の下からの攻めを防いで判定勝ちし、UFCとの契約を決めた。30歳。

1勝1敗のボラニョスに対し、デビュー戦のロミウスがオッズではフェイバリット。

ローを蹴るボラニョスだが、ロミウスもローを返す。ハイを放つがボラニョスのパンチを貰いスリップ気味に倒れる。すぐ立った。ローの蹴り合い。ロミウスパンチをかいくぐりタックル。脇を差して防いだボラニョスだが、腕ごとクラッチして担ぎ上げてテイクダウン。すぐにバックに回るロミウス。チョイバーを狙うが外したボラニョスが上に。ロミウスハイガード。体を起こして離れるボラニョス。ロミウスが立つとケージに押し込むが、離れたボラニョス。リーチで勝るボラニョスが遠い間合いから打撃を入れる。右をヒット。右インロー。しかし下がらないロミウス。ミドルを入れるボラニョスだが、パンチをかいくぐったロミウスがタックル。脇を差してこらえたボラニョスが入れ替えてケージに押し込む。パンチ連打で出たロミウス。ボラニョス効いたのか?足がもつれて倒れる。残りわずかでロミウスパウンドからまたチョイバーを狙う。ホーン。

1R最後の攻防でロミウスか。

2R。ロミウスのパンチがヒット。すかさずタックルに入る。担ぎ上げてテイクダウン。バックに回る。反転しようとするボラニョスだがロミウスが両足をフックしてバックマウント。チョークを狙っていくロミウス。腕を掴んで防ぐボラニョス。バックキープを続けるロミウス。足のロックを抜きながら、背中についているロミウスに垂直ヒジを落として脱出したボラニョス。首相撲からヒザ。ロミウスちょっと疲れたか。ボラニョスが押し倒して上を取る。ハイガードを狙うロミウス。ボラニョスヒジ。パウンド。三角をサバいてサイドからヒジ。ホーン。

2Rはボラニョス。

3R。蹴りを放ったロミウスがスリップダウン。しかし下から足を絡めてカーフスライサーの体勢。足を抜いたボラニョスだが、離れ際にタックルに入り上を取るロミウス。ボラニョス下から三角クラッチ。腕十字。体をまたいでディフェンスするロミウス。腕を抜いてバックに回った。バッククリンチされたまま立ったボラニョス。ケージ際で正対しようとする。ロミウス背中に乗ろうとしたが、雑な動きで下になる起き上がるロミウスにヒザを入れたが、ロミウスは左膝が着いていてグラウンド状態。胸に当たったのか、レフェリーは注意せず。立ったロミウスだが、ボラニョスがボディロックからテイクダウンを狙うと倒される。消耗が見えるロミウス。ボラニョスがハーフからパウンドを入れる。ガードを取るロミウス。下から仕掛けるとボラニョス立った。ミドルを入れる。ロミウスタックル。こらえきれず倒されたボラニョス。残り30秒。下からヒジを入れるボラニョス。ロミウス上にいるが攻められない。タイムアップ。

30-26、30-27×2の3-0でボラニョス勝利。

オッズではアンダードッグの評価を覆したボラニョス。1Rも終盤の攻めのみではロミウスに入らなかったか。

ラニョスは序盤のテイクダウンはパワフルだったが、後半スタミナが切れたのか失速した。