格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC324:オッズ/予想と展望

ジャスティン・ゲイジー 2.90
パディ・ピンブレット 1.43
ショーン・オマリー 1.49
ソン・ヤドン 2.70
ワルド・コルテス・アコスタ 1.28
デリック・ルイス 3.80
ナタリア・シウバ 1.24
ローズ・ナマユナス 4.20
アーノルド・アレン 3.25
ジェアン・シウヴァ 1.36
ウマル・ヌルマゴメドフ 1.07
デイヴソン・フィゲイレード 9.50
アテバ・グーティエ 1.11
アンドレイ・プリャエフ 7.00
ニキータ・クリロフ 2.30
モデスタス・ブカウスカス 1.65
アレックス・ペレス 2.70
チャールズ・ジョンソン 1.49
マイケル・ジョンソン 2.36
アレクサンダー・ヘルナンデス 1.62
ジョシュ・ホキット 1.41
デンゼル・フリーマン 3.00
リッキー・トゥルシオ2.60
キャメロン・スマザーマン 1.52
アダム・フューギット 4.30
タイ・ミラー 1.24

2026年UFC開幕戦にして、パラマウント+移行後の初イベント。

セミに予定されていた女子バンタム級タイトルマッチ・ケイラ・ハリソン vs. アマンダ・ヌネスは、ハリソンが首のヘルニアで手術をしたため延期に。復帰までは半年ほどかかる見込み。ヌネスは2年半ぶりの復帰戦だったが、代役とは対戦せずに試合延期に。ここで調整試合を挟まなかったことが、半年後に吉と出るか凶と出るか。

メインは、イリア・トプリアの一時休業にともなって実施される、ライト級暫定王座決定戦。2度目の暫定王座挑戦となるゲイジーと、UFC7連勝で初のタイトル挑戦となるピンブレットとの対戦。

ゲイジーは14試合で14ボーナスと、UFC史上最高のボーナス獲得率を誇る激闘ファイター。

6年前の2020年に、当時の王者ハビブがコロナ禍により入国できなくなったことに伴い行われた暫定王座決定戦で、トニー・ファーガソンにKO勝ちして暫定王座を獲得。しかし、ハビブとの王座統一戦では三角絞めで一本負けし、正王座獲得はならなかった。その試合を最後にハビブが引退し、次いで王者となったチャールズ・オリベイラのタイトルに挑戦するも、またも一本負け。2023年にはダスティン・ポワリエに勝利しBMF王座を獲得するが、翌年のUFC300で行われたマックス・ホロウェイとの防衛戦で敗れて王座から陥落する。昨年は3月にラファエル・フィジエフに判定勝ちした1戦のみで、ゲイジーはタイトル挑戦をアピールしていた。タイトルに挑戦できない場合は引退も示唆しており、負ければ最後の試合になる可能性もある。

ピンブレットは2021年にUFCデビュー。当初よりUFCからはプッシュされ、3試合連続でフィニッシュ勝利したが、内容は危なっかしかった。4戦目で行われたジャレッド・ゴードン戦は、メディアのすべてがゴードンを支持する内容での判定勝ちで、これによってますます人気先行のイメージがついてしまう。6連敗中のファーガソンに勝って5連勝、ランカーの中では実力的に一枚落ちると見られていたキング・グリーンに勝ってランキング入りしたものの、まだコアなファンからは認められず。昨年4月の前戦でマイケル・チャンドラーに完勝したことで、ようやくランカーとしての実力を証明した。しかし、1位のアルマン・ツァルキャンを差し置いての挑戦には、またも物議を醸している。

強烈な打撃を武器にするゲイジーだが、近年は激闘のダメージもあり、以前のような圧倒的な攻撃力はない。ピンブレットはフィジカルを活かした極めの強さが武器。打撃は粗く、ディフェンスも甘いが勢いがある。31歳とイメージほどには若くはないが、UFCで倍のキャリアをすべてランカークラスと対戦してきたゲイジーと比べるとかなりフレッシュ。

オッズはゲイジーがアンダードッグ。ピンブレットへの期待票の部分もあるかもしれない。

予想はゲイジーのKO勝ち。しかし3R以降にもつれるようだと、ピンブレットのフィジカルに押される展開になりそう。

セミは元祖人気先行ファイターのオマリーと、中国市場に向けた切り札的存在のソン・ヤドンとの対戦。ともに、現王者ピョートル・ヤンとは対戦経験がある。オマリーは当時下位ランカーながら、トップランカーのヤンに飛び級で挑戦。勝負にならないというネガティブな予想も多い中で健闘したが、結果はまさかの判定勝ち。ピンブレット同様、この判定勝ちで贔屓されている選手という印象が強くなってしまった。次戦でスターリングの王座に挑戦するとKO勝ちで王座を獲得。初防衛戦でかつて敗れたマルロン・ヴェラへのリベンジ戦で勝利したものの、ヴェラは当時下位ランカーで、相手を選んでいるという印象を持たれてしまう。2024年にはメラブ・ドバリシビリに敗れて王座から陥落。昨年6月のリマッチでも3R一本負け。この2連戦では、1戦目の5Rに前蹴りを効かせたのが唯一の見せ場で、あとはほぼドミネイトされていた。

ヤドンも当初はテイクダウンへの対処が弱点で、微妙な判定に助けられながらも、UFCデビューから6戦負けなしだったが、カイラー・フィリップスのテイクダウンに苦戦しUFC初黒星。コーリー・サンドヘイゲンには得意の打撃で圧される展開でTKO負け。しかし、このところは組みへの対処も向上しており、ヤン戦も敗れたが互角に近い内容だった。昨年2月の前戦は、元王者ヘンリー・セフード相手にパンチとカーフキックで押す展開から、3Rにヤドンのアイポークでセフードが続行不能となり、テクニカル判定での勝利。

オッズはオマリーがフェイバリット。ここ2年(メラブとしか対戦していないが)は良いところがないオマリーだが、メラブ相手の相性が悪すぎただけで、ヤンが相手だと組みを警戒しなくていい分、得意の打撃で実力を出し切れるか。ただ、昨年のメラブ戦では元気がなかったのが気がかり。

単純に打撃だけを比較すればオマリーが有利か。両者とも、組みの展開に行くことを考えているのかどうかによって、展開は変わってくる。

オマリー判定勝ちと予想。

プレリムでは昨年のUFCデビューから3連続KO勝ちのミドル級ファイター・グーティエが登場。過去3戦はいずれもUFC未勝利の相手で、圧勝したが実力の底が見えなかった。今回の相手・ロシアのプリャエフはUFC1勝1敗。もっとランキング手前の選手との対戦が見たかったが、上位からは対戦を避けられているのか。プリャエフは未勝利ではないものの、今回もグーティエの実力が測定できない試合になりそう。

第1試合開始は25日朝7時から。速報します。

追記:計量で倒れたスマザーマンが欠場したため全12試合となり、試合開始は朝7時半からに変更