山本と安廣は３分４Ｒのミックスルールで対戦する。奇数ラウンドはＫ−１ルール、偶数ラウンドは総合ルールで行われ、総合ルールのラウンドに関してロープエスケープが一度のみ認められる。体重はＫ−１ ＭＡＸと同じ７０キロでレフェリーやグローブに関しては現在調整中。フルタイムを戦って勝敗がつかなかった場合は時間切れドローとなる。
K-1ルールだと安廣とは体格差があるし、結構リスキーな対戦となるためにこういうルールにしたのだろう。いわばハンデ戦。総合ルールだと、ロープエスケープがあっても、総合の練習を始めたのが「オファーが来てから」という安廣には全く勝ち目がないから、まだこのルールの方がマシか。でも、2R終了のゴングを効くことはない気がするが。
KIDはK-1ルールでも逃げたりはしないだろうし、1Rに激しい戦いが繰り広げられることを期待する。でも、もしK-1ルールで安廣が優勢で、総合ルールになってからKIDが圧勝したら「なんだかなー」っていう気になってしまう。そりゃそうだろっていうか、それで勝って嬉しいのかと。でも選手が勝ちにこだわるのは当然だから、そのこと自体は非難はしないが。こういうごちゃまぜルールは見る方も混乱してしまう。
ところで、ラウンド毎にルールが変わると言えば、昔士道館でやってたサムライルールというのがあって、これは3分2Rのキックルールの後に、3分2Rの総合ルール（寝技30秒以内）でやるというもの。どうせならこっちの方が良かった気がする。安廣はキックルールのうちに倒そうとして必死に攻めてくるだろうし。
