格闘技徒然草

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UFC on ESPN+57:トレヴィン・ジョーンズ欠場で現DEEP王者ビクター・ヘンリーがUFCデビュー

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年内最後のUFCとなる12月18日のUFC on ESPN+57でラオーニ・バルセロスと対戦予定だったトレヴィン・ジョーンズが欠場。代役として、現DEEP王者のビクター・ヘンリーがUFCデビューを果たす。

ヘンリーは2014年、GRANDSLAMの所英男戦で初来日。2RでKO勝ちすると、第2回大会では上田将勝から膝十字で勝利。翌年からはパンクラスに参戦し、石渡伸太郎バンタム級王座に挑戦したが5R判定負け。アラン・ヒロ・ヤマニハに勝利・ハファエル・シウバ・上田将勝との再戦で敗れると、2018年からはDEEPに参戦。大塚にKO勝ちし、2019年には元谷の持つバンタム級王座に挑戦し、スプリット判定勝ちでタイトルを獲得した。

また、RIZINにも参戦し、トレント・ガーダム、金原正徳に勝利し2勝0敗。しかしコロナ禍になると日本での試合は難しくなり、アメリカのローカル大会に出場していた。

相手のラオーニ・バルセロスはUFCデビューから5連勝していたが、6月の試合でUFC1勝1敗のティムール・ヴァリエフに0-2判定負けで初黒星を喫している。レスリング南米王者。

UFC on ESPN31:メインイベント・ロブ・フォント vs. ジョゼ・アルド

バンタム級5分5R。フォント4位、アルド5位。

2014年のUFCデビューから5戦で4勝(全フィニッシュ)1敗でランキング入りしたフォント(1敗の相手はジョン・リネカー)。その後、ペドロ・ムニョスやハファエル・アスンサオの上位陣に一度は跳ね返されたが、そこから4連勝。昨日堀口をKOしたセルジオ・ペティスに判定勝ち、タイトル挑戦経験のあるマルロン・モラエスを1RハイキックでKOし、5月の前戦は元王者のコーディ・ガーブラントに完勝。一気にタイトル挑戦圏内に。王者スターリングと暫定王者のピョートル・ヤンの統一戦が先に行われることになるが、ここでインパクトを残せれば、手術で欠場中のディラショー、ヤンに敗れたサンドヘイゲンよりも先にタイトル挑戦のチャンスを掴めるかもしれない。

フォントより1歳年長の35歳で、UFCデビューも1年早いアルドだが、WECで王者だったこともあり、UFCでは最初から王者に認定されていた。UFCデビューから最初の5年はすべてタイトルマッチで5Rを戦っていたが、その後は7戦でピョートル・ヤンとの王座決定戦のみが5Rマッチ。今回は意外にも初めてのノンタイトル戦でのメインとなる。ここ2戦は下位ランカーとの試合で競り勝っての勝利だったが、今回はアンダードッグ。

間合いを詰めるフォント。ドミニク・クルーズのように盛んにスイッチを繰り返す。ワンツー。ボディ。アルドもミドルを返していく。フォント意表をついてタックル。バックに回った。アルドケージ際で倒されないようにこらえる。向き直って離れたアルド。しかしすぐ距離を詰めてパンチを入れるフォント。ボディアッパー。ガンガン出るフォント。アルドが逆にタックルに行くが切られた。5Rのペースじゃないフォントの攻め。飛び込みアッパー。ボディ。ひたすらスイッチを繰り返しているフォント。ワンツー。アルド下がる。アルド左ボディ。残り15秒でアルドのワンツーが入り効いた!間合いを詰めたアルド!パンチをもらいフォント下になるがホーン。

最後のダウンでアルドがラウンドを取ったか。

2R。フォントダメージはないのか手数が減らない。むしろ増している。アルドは受けている。フォント左ボディ。アルドも下がらず前に出ていく。ワンツー。入ってまたぐらついたフォント。アルド飛び膝で出たがフォントかわして距離を取る。しかしすぐまた手を出していくフォント。ボディ・顔面にパンチを打ち込む。アルド下がらず出る。フォントの手数が減り、アルドが出始める。アルドワンツー。アルドタックル。切られた。残りわずかでパンチ連打で出たフォント。ホーン。

2Rは少し効いたパンチもあったが、1Rほどの明確なダウンではないので、手数でフォント。ただ、前半で稼いだ手数なので、ジャッジによっては後半のアルドの印象が強いかもしれない。

3R。フォントスイッチしなくなったが、そのためにアルドの右ローをもらう。フォントタックル。倒れ込みながら倒そうとしたがアルド潰して上に。ハーフ。パスしてサイド。ガードに戻したフォント。三角を狙ったフォントからまたハーフにして押さえ込んだアルド。フォントケージで立つと先に手を出していく。アッパー。手数を出していくフォント。右ボディ。アルド逆に疲れたか?しかしローで足を払われスリップダウン。すぐ立ったフォントだがカーフキックを蹴るアルド。先に手を出していくフォント。とにかく手数を出すが、アルドのローが重い。ホーン。

3Rは難しいラウンド。アルドがグラウンドで上を取りコントロールはしていたが、スタンドでの手数はフォント。しかし手数は少なくてもアルドのローの方が効いているように見える。

4R。フォントまた出て手を出していくが、アルドのワンツーが入って効いた!距離を詰めるアルド。膝!フォント後方にダウン。下からホールドして凌ぐがアルドハーフで押さえ込みパス成功。起き上がろうとするフォントを自らハーフにして固めるアルド。マウントを狙うがガードに戻したフォント。引き剥がそうとするフォントだがアルドがしっかりと押さえ込んでいる。フォント下から肘。アルド上から固める。下からの仕掛けも潰しているアルド。またパス。ニアマウントになるがハーフに戻したフォント。しかし逃げられない。苦し紛れに下から肘を入れる。ホーン。

4Rグラウンドでは押さえ込んでいただけのアルドだが、前半のダウンでこのラウンドもアルド。ダウンがあった1Rと4Rは明確にアルドで、2R・3Rは微妙。

5R。フィニッシュを狙っているフォント。手を出していくが、さすがにスピードが落ちている。アルド出ていく。スタンドで四つになるとフォントがケージに押し込んだ。ダブルレッグを狙ったが、諦めて肘を入れ離れる。逆にアルドが出ていく。ワンツーを打ち込む。ケージに押し子で肘・アッパー。が、アルドのパンチが入り効いた!ボディも入って下がるフォント。フォントしゃがみ込むようにダウン!バックマウント。フォントスクランブルで逃れようとしたがアルドがしっかりついていきバックキープ。フォント下でもがくが動けない。アルドしっかり押さえている。仰向けにして四の字バック。チョーク!浅いか。残り15秒でまた上になるとがっちり押さえ込むアルド。タイムアップ!

アルド強し。

50-45×2、49-46の3-0でアルド勝利!

序盤からフォントが猛攻でそのまま押し切るかと思ったが、アルドが強烈なパンチの威力でひっくり返した。グラウンドコントロールも良かった。まだまだ強いアルド。試合後にはTJ・ディラショーとの対戦をアピール。実現すれば間違いなく次期タイトル挑戦権を賭けた試合になる。

気合は十分入っていたフォントだが及ばず。最後まで諦めない姿勢は良かったが、レジェンドの壁が高すぎた。

フォントに入れたジャッジは3R。判定では大差だったが、フォントも良く戦っていて決して楽な試合ではなかった。

UFC on ESPN31:セミファイナル・ブラッド・リデル vs. ラファエル・フィジエフ

ライト級。リデル12位、フィジエフ14位。

アデサニヤも所属するニュージーランドのシティキックボクシング所属のリデル。キックでは70戦近いキャリアがあり、UFCとの契約直前まではキックとMMAの二刀流で戦っていた。UFCではここまで4連勝。前回はランカーのドリュー・ドーバーへの挑戦で、1Rにパンチを効かされ、2Rにはテイクダウンで攻められたものの、後半盛り返して判定勝ち。

キルギス国籍のフィジエフはムエタイがバックボーンのストライカー。ROAD FCでは強烈な打撃で連続1RKO。UFCデビューしたものの、まさかの1RKO負けでキャリア初黒星を喫した。しかしそこから4連勝。現在3試合連続でボーナスを獲得している。前戦はランキング未満の中堅ファイターボビー・グリーンに打撃で攻め込み、後半盛り返されたが判定勝ちして、ランカーとの対戦がないままランキング入り。これが初のランカーとの対戦となる。オッズは僅差ながら、ほんのわずかにフィジエフ優勢となっている。

ストライカー対決。まずは様子見する両者。間合いに入らず牽制の蹴りを入れる。フィジエフのバックスピンキックも間合いの外。リデル飛び込んで右。カーフキック。フィジエフ出てきた。左ミドル。ワンツーを入れたフィジエフ。パンチから左ミドル。リデルの大振りの右は空振り。フィジエフまたプレスしてきてリデルがケージ際まで下がる。飛び込んだリデルにフィジエフの右がヒット。またプレスする。左ミドル。リデルもジャブを返す。蹴りからパンチにつなげたリデル。ホーン。

1R僅差だがフィジエフ。緊張感のある試合。

2R。間合いを詰めたフィジエフがパンチを入れるとリデルタックルに。しかしつかめず離れる。リデル飛び込んで左がヒット。リデルまた飛び込んでワンツーを放ちヒット。フィジエフが出る。左がヒット。両者のパンチがかすめる。リデルまた飛び込んでワンツーを出すがフィジエフもパンチを合わせる。ケージを背負い続けているリデル。パンチから組み付いたがフィジエフ引き剥がした。フィジエフ飛び膝からケージに押し込む。離れた。リデル手が出ない。ホーン。

2Rは確実にフィジエフ。

3R。リデルタックル。テイクダウン!すぐに腰を浮かせて立とうとするフィジエフ。リデルグラウンドに持ち込もうとするが、諦めたのか放した。飛び込んでパンチを入れていくリデルだが、フィジエフがそこにパンチを合わせている。リデルまたタックル。ケージに押し込んだが離れた。フィジエフのバックスピンキックが顔面にビッグヒット!動きが止まったリデルに追撃に行こうとするフィジエフだがレフェリーのハーブ・ディーンが割って入った。KO!

緊張感のある打撃戦から、最後は虚を突いたバックスピンキック。ダウンはしていなかったが、リデルの目がうつろになっているのを見てレフェリーが止めた。これでUFCデビュー戦で負けた後5連勝。

UFC on ESPN31:第11試合・ジム・クルート vs. ジャマール・ヒル

ライトヘビー級。クルート13位、ヒル14位。

サム・グレコの弟子のクルートはUFC4勝2敗。コンテンダーシリーズから3試合連続フィニッシュ勝利でランカーのミーシャ・サークノフに挑戦したが、1Rペルヴィアンネクタイで一本負け。しかしその後また連続1Rフィニッシュ勝利でランキング入り。4月の前戦はタイトル挑戦経験もあるアンソニー・スミスに挑戦したが、ロー一発で足を破壊され、タックルからのテイクダウンで粘りを見せたものの、1R終了後にドクターストップ負け。

大学時代にバスケやアメフトでも活躍したエリートアスリートタイプのヒル。30歳だが、MMAを始めたのはまだ5年前。4年前にプロデビューし、わずか2年でコンテンダーシリーズに出場・勝利してUFCとの契約を決めた。デビューから3戦無敗(1戦は勝ったがマリファナ検出によるノーコンテスト)でタイトル挑戦経験もあるOSPを2RKOしているが、前回は今どきUFCで下攻めを武器とする変わり種のポール・クレイグと対戦。引き込まれて腕十字で肘が脱臼しMMA初黒星を喫した。身体能力の高さが武器だが、柔術は青帯で、前回はキャリアの浅さを露呈。今回も極めがあるクルートが相手なので、オッズはアンダードッグ。

ハイを蹴るクルートだが、ヒルの右がヒットしダウン!すぐ飛び込むヒルだがクルートギロチンに抱えて凌ぐ。離れた。距離を詰めたヒルの右がヒットしクルート大の字にダウン!パウンド!KO!

ヒル復活勝利。試合後のインタビューではジョニー・ウォーカーとの対戦をアピール。

一方のクルートは連敗で明暗くっきり。

UFC on ESPN31:第10試合・クレイ・グイダ vs. レオナルド・サントス

ライト級。グイダ39歳、サントス41歳。

大ベテランのグイダ。UFC15年目で、ディエゴ・サンチェスとの激闘がファイト・オブ・ザ・イヤーとなったのがもう12年前。五味のUFC3戦目でギロチンでの一本勝ち、日沖にスプリット判定勝ち、川尻には判定勝ちとUFCで日本人に3勝している(なお、UFC参戦した年に修斗に参戦しており、遠藤雄介に1R一本負けしている)。過去10年の戦績は7勝9敗(それ以前は9勝6敗)。もともと勝ったり負けたりの選手だったが、最近はかつての運動量がなくなり、対戦相手のレベルが下がってきた中で勝てなくなってきている。

対する戦極出身にサントスは、TUFブラジル2で優勝しUFCと契約したのが2013年。8年で8戦のみという試合数の少なさにより、8戦無敗(7勝1分け)ながら前座扱いが続き、3月の前戦はUFC4戦全勝のグラント・ドーソン相手に接戦の展開から、終盤にガードで鉄槌をもらってKO負けしUFC初黒星。さすがに年齢的にスタミナが厳しくなってきている。20年前に柔術でムンジアル2位、ADCC3位の実績があるグラップラー

飛び込んでパンチを打ち込むグイダだが、サントスの前蹴りがボディに入り露骨に効いた!間合いを詰めてパンチを打ち込むサントス。グイダシングルレッグで足にしがみつくがサントス鉄槌のラッシュ。しがみついたまま動かないグイダを打ち続ける。サントスレフェリーをチラッチラッと見てストップを促すが止めない。立ったグイダにまたボディを打ち込むと首相撲から膝!頭部にヒットししゃがむようにダウンしたが、またシングルレッグ。サントスまた鉄槌を入れるが、レフェリーのストップにはアピールが足りない。凌いだグイダ。サントスかなりスタミナを使った。一方のグイダは動きが落ちていない。ボディは効いたがその後のパウンドはそこまでダメージがないか。パンチで出たグイダがケージ際でタックル。尻クラッチからリフトしてテイクダウン。サントスガードでしがみついて凌ぐ。グイダハーフにして肘。ホーン。

1Rサントス。終盤グイダが盛り返したが、それを差し引いても10-8つくか。サントスかなりスタミナを消耗したが大丈夫か。グイダのボディもすぐには回復しないだろう。

2R。グイダすぐに間合いを詰める。タックルからバックに回ってテイクダウン。サントス疲れた。亀のまま動かない。グイダハーフバックに。チョーク。体を伸ばして絞めてサントスタップ!

グイダ大逆転勝利。フィニッシュしての勝利は4年前のジョー・ローゾン戦以来。

サントス、ラッシュでガスをすべて使ってしまったか。レフェリーによっては止めていてもおかしくない状態からの逆転。止めてもらえなかったサントスにとっては不運だが、立ち上がった後のグイダの動きは落ちていなかったし、ストップを促すためのパウンドではなくしっかりダメージを与える攻撃ができていなかったのが敗因か。

UFC on ESPN31:第9試合・ブレンダン・アレン vs. クリス・カーティス

ミドル級。

UFC5勝1敗だがまだノーランカーのアレン。UFCデビュー戦で現ランカーのケビン・ホランドに勝利、唯一負けた相手も現ランキング7位のショーン・ストリックランド。13歳から始めた柔術(黒帯)・高校から始めたレスリング・ボクシングがバックボーン。17勝のうち5KO・9一本勝ちのフィニッシャー。本来はランカーのブラッド・タヴァレスと対戦予定だったが欠場で流れている。

カーティスはわずか1ヶ月前にUFCデビューしたばかり。UFC参戦前はウェルター級だったが、階級上のミドル級での試合に代役出場し、3連勝中のフィル・ホーズに終始攻め込まれる展開だったが、左を打ち込み効かせて鉄槌で逆転KO勝ち。今回もまた2週間前の緊急出場で、ミドル級での試合。34歳と若くない。

レンシングルレッグからテイクダウン。カーティスの立ち際にバックに付くと背中に乗る。しかし降りて離れた。パンチで出るアレン。膝。カーティスも打撃で出ていく。関節蹴りを入れるアレン。カーティス右ボディ。アレン右ミドル。カーティスはボディを入れていく。アレンがパンチから右ハイ。残り1分でアレンシングルレッグ。引き込んでストレートフットロック。力を入れて行くが決まらず。カーティスが体を起こしてパウンドを入れようとするがホーン。

1Rややアレン。

2R。アレンのローでバランスを崩したカーティス。間合いを詰めてボディブロー。アレンは右ミドル。またミドル。カーティスはさかんにボディブローを入れていく。間合いを詰めての右フックでアレン効いた!すかさず間合いを詰めるとケージ際でパンチを打ち込み、頭を下げたアレンの顔面に膝!アレンダウン!KO!

34歳でUFCと契約した遅咲きカーティス、初戦でUFC3勝0敗のホーズにKO勝ちし、わずか1ヶ月で今度は5勝1敗のアレンをKO。ローカルから現在7連勝中だが、うち6試合がKO勝ち。最後のパンチは両者の右フックが相打ちだったが効かせたのはカーティスだった。

UFC on ESPN31:第8試合・アレックス・モロノ vs. ミッキー・ガル

ウェルター級。

UFC9勝4敗1NCのモロノ。4年前の日本大会では中村K太郎にスプリット判定負けするなど、中堅から脱することがなかなかできなかったが、今年5月、試合4日前に緊急の代役で決まったドナルド・セラーニ戦で1RKO勝ち。初のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞。さらに9月には1週間前に代役でダヴィッド・ザワダと対戦して判定勝ちして連勝している。連続での代役勝利が評価されたのか、知名度のあるガルとの対戦が組まれた。

キャリア1戦同士の対戦でUFCデビューするという特殊な状況だったガル。UFC2戦目でプロレスラーのCMパンクと対戦しチョークで一本勝ち。3戦目でセイジ・ノースカットに一本勝ち。が、その後通常のUFCファイターとの対戦が組まれるようになると3勝3敗で、ディエゴ・サンチェスやマイク・ペリーにも勝てず、前座以上中堅未満のポジションに。勝った6勝はすべてチョークでの一本勝ち。

パンチで牽制するモロノ。インロー。ガルもジャブ、ミドルを返す。モロノのワンツーがヒット。モロノ飛び込んでワンツー、さらに離れ際に右。ガルがプレスしていくが、出るところにモロノのパンチを貰う。3分経過。まだタックルはフェイントも見せないガル。ガルの右にワンツーを返すモロノ。ガル出たところにモロノの左をもらってダウン!ガードに入っていくモロノ。ガードから足を掬おうとするガルだがモロノこらえてパウンド。またガードに戻したガル。ケージを使って立ったが時間がない。ガルがパンチで出たところでホーン。

1Rモロノ。

2R。スタンドで出るガル。しかしモロノのパンチを貰う。パンチで出て初めて組んだが受け止められた。またパンチで出ていくガル。ガルのパンチにワンツーを返すモロノ。またワンツー。ガルこのラウンドは悪くないが、手数では連打を入れるモロノが上。残り30秒でガルタックル。切られた。モロノのパンチを貰う。ホーン。

2Rモロノ。

3R。突破口が開けないガル。間合いを詰めていきパンチを打ち込むが、モロノにもパンチを返される。ケージに詰めてパンチを入れるガル。離れた。残り1分。出ていくガルだがモロノがパンチを合わせていく。タイムアップ。

三者フルマークでモロノ勝利。

モロノ3連勝。戦績も良くなってきたし、そろそろランカーチャレンジのチャンスか。

ガルは得意のグラウンドに持ち込めず。それ以前にタックルが少なすぎた。1Rにダウンを喫したが3Rまで打撃勝負を続けてしまった。グラウンドに持ち込みたいがテイクダウンが強くないので厳しい。

UFC on ESPN31:第7試合・マキ・ピトーロ vs. ドゥスコ・トドロヴィッチ

ミドル級。

UFC1勝4敗・現在3連敗中なのにリリースされずに済んでいるピトーロ。ミドル級では小柄で、最初はウェルター級で戦っていたが、減量による体調不良で欠場してからはまたミドルに戻している。前回は2Rまで打撃でリードしていたが、3Rにガス欠となり、アナコンダチョークで逆転一本負けを喫した。トドロヴィッチとは6月に対戦予定だったが、ピトーロが欠場し、トドロヴィッチは別の相手と対戦している。

OUTSEIDER出場経験もあるトドロヴィッチ(高橋義生にKO勝ち)。無敗でUFCと契約し、デビュー戦はパウンドでKO勝ちすると、2戦目は地上波ABCの初回放送枠の第1試合を任されたが、同じくUFC1勝1RKOのプナヘレ・ソリアーノにパンチでダウンを喫し、終始打撃で劣勢となり1RKO負け。前戦はピトーロの代役で10日前にUFCデビューが決まったグレゴリー・ホドリゲスと対戦。コンテンダーシリーズで敗れているホドリゲス相手に、前戦同様パンチをスウェーでかわそうとするがかわし切れずにもらう展開で判定負けした。

わざわざ組み直す程のカードでもない気がするが、図らずも負けたらリリーススペシャルになった。

打撃戦。トドロヴィッチワンツー。ピトーロの右がヒット。トドロヴィッチタックルへ。がぶったピトーロが引き込んでギロチン。胴締めして絞めるが外れた。インサイドから密着したまま肘を入れていくトドロヴィッチ。ハーフへ。ハーフのままクルスフィックスにしてパウンド連打。クォーターマウントになりパウンド連打。背中を向けて亀になったピトーロ。体が伸びて身動きが取れない体勢で強いパウンド連打を打ち込まれレフェリーストップ!

トドロヴィッチ、UFCデビュー戦以来の快勝。ピトーロは勝負をかけたギロチンを切られて、あとはなすすべなし。

UFC on ESPN31:第6試合・マネル・ケイプ vs. ジャルガス・ジュマグロフ

フライ級。

RIZINバンタム級王者ケイプのUFC4戦目。初戦はランカーのパントージャに惜しい判定負け、2戦目は出戻りUFCファイターのマテウス・ニコラウに内容では互角以上の判定負け。前戦は体重オーバーしての1R飛び膝KO勝ち。ようやく勝てたが事前の期待に応えているとは言えない内容。しかし試合前に早くも契約が更新され、リリースされる心配がない状態で試合に臨める。

カザフスタンのジュマグロフはFight Nights Globalのフライ級王者で、FNG時代には元タイトル挑戦者のアリ・バガウティノフに勝利しており、現ランキング14位ウランベコフ、15位タイソン・ナムとも対戦し勝利しているが、UFCではここまでケイプと同じく2連敗からの前回初勝利で1勝2敗。毎試合、スタンドでプレッシャーを掛けられ下がる展開だが、前回はケージ際まで下がったところにタックルに来た相手にスタンディングギロチンを決めて一本勝ち。こちらも、通常であれば負けたらリリースの可能性がある戦績だが、契約はどうなっているか。

いきなり飛び膝で出たケイプ。ジュマグロフ今日は出ていく。パンチを入れる。どんどん手を出すジュマグロフ。右がヒットしよろけたケイプだが笑顔をみせて余裕をアピール。ケイプカーフキック。ジュマグロフなおも出ていく。ケージ際をサークリングして距離を取るケイプ。ケイプの右がヒット。両者カーフキックを入れていく。どんどん出るジュマグロフだがケイプの右がヒット。ケイプのカーフキックで足が流れたジュマグロフ。またカーフキック。さらにワンツーが入ってジュマグロフダウン!すぐに立ったがカーフをもらった足が完全に効いている。ケージに詰めたケイプがラッシュ。動けず上体だけでかわそうとするジュマグロフだがケイプさらに回転を上げてラッシュ!かわしきれずもらってダウンしたジュマグロフを見た瞬間にレフェリー割って入ってストップ!

ケイプ2連敗からの2連続1RKO勝ち。今回はUFC参戦後最高の内容で快勝。層が薄いフライ級だけに、次はランカーとの対戦が濃厚か。

UFC on ESPN31:第5試合・ブライアン・バーバリーナ vs. ダリアン・ウィークス

ウェルター級。

UFC6勝6敗、前座ファイターには勝てるがランカーには勝てない、絵に描いたような中堅ファイターバーバリーナ。ストライカーだが、過去2試合では13回もテイクダウンを奪われている。前回は2Rまでテイクダウンされリードされたところから、3Rに逆転を狙って猛攻を仕掛けたが、逆転ならず判定負け。

UFCデビュー戦となるウィークスはMMA5戦全勝全KO。9月にコンテンダーシリーズに出場予定だったが、セコンドがコロナ陽性となったため欠場している。計量10日前にバーバリーナと対戦予定だったマット・ブラウンがコロナ陽性となり、代役でUFCデビューが決まった。MMAと平行してボクシングの試合にも出場している。

じわじわ出るウィークス。バーバリーナが飛び込んだところで組んでダブルアンダーフック。外掛けテイクダウンしたウィークス。バーバリーナがケージを使って立つと、立ち際にパンチを入れる。離れ際に肘を入れたウィークス。バーバリーナが飛び込んでくるところに左フックを合わせるウィークス。バーバリーナカーフキック。インロー。足が流れるウィークス。ウィークスシングルレッグ。ケージに押し込む。入れ替えたバーバリーナが逆にテイクダウンを狙うがさらに入れ替えて膝を入れていくウィークス。離れた。残り45秒。パンチで出たバーバリーナにまたタックル。離れる。ホーン。

1Rバーバリーナ。しかしローキックが評価されない場合は際どくなる。

2R。すぐ組んでいったウィークス。ダブルアンダーフックから外掛けテイクダウン。バーバリーナがガードから腕十字を狙うが入れず。立ち際にパンチを入れたウィークス。バーバリーナパンチで出る。ウィークスのタックルを切る。やや疲れがある動きを見せるバーバリーナだがパンチで出ていく。しかしウィークスのタックルで倒された。寝かされずに立った。なおも押し込むウィークス。バーバリーナ、間合いを詰めてインロー。パンチ連打。うウィークスの右をもらったがボディに飛び膝を入れてまたパンチを打ち込む。ホーン。

2Rはバーバリーナが終盤盛り返したが、それまでの攻めでウィークスか。

3R。ケージに押し込むウィークス。ウィークスタックルへ。切ったバーバリーナ。バーバリーナパンチで出た。ここに来てパンチ連打が止まらない。ボディ・顔面。KOするようなパンチは残っていないが手を出し続ける。ウィークスも打ち返していく。バーバリーナの右がヒット。ウィークス下がった。バーバリーナケージまで追い込み連打を入れ続ける。残り20秒でウィークスタックル。テイクダウンしたがすぐに引き剥がす。またパンチを入れると右がヒットしぐらついたウィークス。タイムアップ。

三者29-28でバーバリーナ勝利。

ウィークスも直前のUFCデビューで中堅クラスのバーバリーナ相手に健闘したが及ばず。

UFC on ESPN31:第4試合・シャイアン・ブリスマス vs. マロリー・マーティン

女子ストロー級

前戦まではシャイアン・ベイズの名前で出場していたブリスマスだが、今回からは旧姓を名乗ってる。3月に夫JP・ベイズと同日UFCデビューを果たしたが両者敗戦。しかしシャイアンは今年8月の2戦目でUFC初勝利(夫は2戦目も敗れて連敗)。グラウンドから立ち上がる相手の立ち際にハイキックを入れてのKO勝ちでパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞したが、相手の立ち方によってはグラウンドでの頭部への蹴りの反則になっていた、微妙なタイミングでの蹴りだった。バックボーンは空手・テコンドー。

マーティンはUFC1勝2敗。代役のUFCデビュー戦と前戦はいずれも寝技に持ち込まれて一本負け。勝った試合はパンチでダウンを喫し、パウンドラッシュで追い込まれたが凌ぐと、相手が逆にスタミナ切れで失速し、チョークで逆転勝利。

間合いを詰めるマーティン。ケージ際をサークリングするブリスマス。マーティンがパンチを入れるが、ブリスマスも入ってくるところにワンツーを入れていく。両者手数が少ない展開で残り1分。間合いを詰めたマーティンがパンチを入れるがブリスマス前に出るとミドルからクリンチアッパー連打。組んだマーティンがテイクダウンを狙うも切られる。マーティン飛び込んだがまたクリンチアッパー連打を入れるブリスマス。ホーン。

1Rブリスマス。

2Rもブリスマスがケージ際をサークリングする展開。出てきたマーティンにワンツーから左ハイ。マーティンさらに距離を詰める。ブリスマスの右がヒット。マーティン組み付いてケージに押し込んだ。ボディロックからテイクダウン狙い。ケージでこらえるブリスマス。マーティンボディに膝を入れるが、ブリスマスが膝を入れ離れる。微妙なラウンドのため出ていくブリスマス。ワンツー。3連打。終盤手数を増やす。ホーン。

2Rブリスマス。

3R。マーティンタックル。しかしケージでこらえるブリスマス。離れた。また距離を詰めるマーティン。クラッチしてボディロック。倒しかけたがブリスマスがまたケージでこらえる。離れた。出てくるマーティンにパンチを入れていくブリスマス。右がヒット。マーティンも手を出していくがヒット数に差がある。マーティンタックル。が、受け止められた。倒せず離れる。残り1分。スタンドでマーティンが前に出てはパンチを貰う展開が続く。常に手を出し続けるブリスマス。最後に連打で出た。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でブリスマスがリングネーム変更後の試合で勝利。

マーティン、武器のグラウンドに全く持ち込めないのでは勝ち目がない。

UFC on ESPN31:第3試合・アロンゾ・メニフィールド vs. ウィリアム・ナイト

ライトヘビー級。

アメフト出身で高い身体能力を持つメニフィールド。無敗でUFCと契約し、2試合連続で1RKO勝利したが、3戦目は2Rにガス欠となり失速しMMA初黒星。さらにOSPには打撃で押される展開でKO負け。壁に当たったが、そこから2連勝。前戦はベテランのエド・ハーマン相手にカーフキックで足を破壊しての判定勝ちで、MMAファイターとしてのレベルが上っているところを見せた。

ウェリアム・ナイトはUFC2勝1敗。ライトヘビー級では最小クラスの身長178cmで、その分マッチョ。試合時には100kg以上あるが、バック宙を軽々とこなす身軽さを持つ。プロデビューからわずか1年半でコンテンダーシリーズに出場し、KO勝ちしたが契約ならず。翌年再出場し、1RKO勝ちで契約を果たした。が、2戦目はジョン・ダウンに8度もテイクダウンを奪われ固められ完敗。メニフィールドとは2月に試合が組まれていたがメニフィールドのコロナ陽性により翌月に延期となり、翌月今度はナイトがセコンドのコロナ陽性となり消滅している。

間合いを詰めてパンチを入れるメニフィールド。ケージまで下がったナイトだがシングルレッグへ。テイクダウン。が、倒される勢いでさらに反転して上を取る。しかしナイト上を上を取り返すと一気にマウント!亀になったメニフィールドからバックマウント。仰向けになりチョークへ。しかしメニフィールド反転。ナイト立ってスタンドへ。メニフィールドがケージに押し込むが、ナイトはギロチンに抱える。抱えるのみ。放した。離れたメニフィールド。ナイトカーフキック。右を入れたメニフィールド。パンチで出たがメニフィールドのパンチを貰う。メニフィールド飛び込むが、ナイトの左フックを貰いダウン!ナイトパウンド連打。タックルでしのごうとするメニフィールドを潰してマウント!ホーン。

1Rナイト。グラウンドで両者意外とテクニカルな展開を見せていたが、終盤は豪快この上ない展開に。

2R。メニフィールドが間合いを詰めてパンチを入れると背中を向けたナイトだが、走って距離を取る。メニフィールドの右がヒットしぐらついたナイト。メニフィールドのジャブ。じっくり攻めるメニフィールド。ナイト出られずケージを背負う。メニフィールドワンツー。パンチを打たれると顔を背けてしまうナイト、打撃のディフェンスに不安がある。ジャブを入れるメニフィールド。ナイトまた出てきた。大振りの右。残り1分。ナイトは手数が減っている。大振りのパンチを時折出すのみだったが、残りわずかでフルスイングのパンチで出る。ケージを背負ったメニフィールドにパンチを打ち込んだところでホーン。

2Rメニフィールド。

3R。メニフィールドがパンチを入れるが、ナイトまたフルスイングのパンチを打ち込む。しかしメニフィールドにパンチを打たれると顔を背けてしまう。押し込んだメニフィールド。ナイト差し返すが押し込み続けるメニフィールド。膠着気味。ケージ押し込みで両者こつこつ殴るのみ。アクションを促したハーブ・ディーンだがブレイクはかけない。残り1分で引き剥がしたナイトがパンチで出る。逆にメニフィールドは下がるが逃げ切り体勢なのか?ケージ際をサークリングするメニフィールド。ナイトがパンチを入れていく。ホーン。

最後はメニフィールドは押し込んでいただけで明確なリードではないと思ったが逃げ切りを狙ったのが吉と出るか凶と出るか。

三者29-28でナイト勝利。

メニフィールドは3R終盤の逃げが裏目に。まあ明確に取れていないのは本人もわかっていたと思うし、そこで再度勝負に行くだけのメンタルがなかったか。

ナイトは攻めは良いのだが、相手にパンチを打たれるとディフェンスが危なっかしい。カーフキックやグラウンドでのスクランブルなど、意外にテクニカルな攻めも見せていたのは良かった。