格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC254:オッズ/予想と展望

ハビブ・ヌルマゴメドフ 1.30
ジャスティン・ゲイジー 3.75
ロバート・ウィテカー 1.95
ジャレッド・キャノニア 1.87
アレクサンダー・ヴォルコフ 1.59
ウォルト・ハリス 2.50
ヤコブ・マルコーン 3.20
フィル・ホーズ 1.39
ローレン・マーフィー 1.40
リリア・シャキロヴァ 3.10
マゴメド・アンカラエフ 1.35
イオン・クテラバ 3.45
ステファン・シュトルーフ 1.87
タイ・ツイバサ 1.95
アレックス・オリヴェイラ 1.80
シャフカト・ラフモノフ 2.05
ジョン・ダウン 1.29
サム・アルヴィー 3.85
ナザニエル・ウッド 2.70
ケイシー・ケニー 1.50
リアナ・ジョジュア 4.35
ミランダ・マーヴェリック 1.24
ジョエル・アルバレス 1.65
アレクサンダー・ヤコブレフ 2.35

メインは今年最大の決戦・ライト級王座統一戦。

ヌルマゴは本来4月にトニー・ファーガソンと対戦予定だったが、新型コロナウイルスの影響でヌルマゴが渡米できず中止に。代わってファーガソンジャスティン・ゲイジー暫定王座決定戦が組まれ、勝ったゲイジーが悲願の王座獲得。ヌルマゴはコーチでもある父のアブドゥルマナプ・ヌルマゴメドフ氏を新型コロナウイルスで亡くしてから初めての試合となる。

超攻撃型ストライカーのゲイジーとテイクダウンしてドミネイトするスタイルのヌルマゴ。良く言われるのが、ゲイジーも実はD-1レスラーでレスリングが強いという話だが、実際のところゲイジーのスタンドレスリング能力がMMAの試合でどれだけ発揮できるかは、本当にトップクラスのMMAグラップラー相手にテイクダウンの攻防をやっていないので不明。最初のテイクダウンを防ぐことができればチャンスも生まれてくるかもしれないが、そこで倒されるようだと、フルラウンドドミネイトされ続ける展開になってしまうかもしれない。

ヌルマゴメドフKO勝ち。

セミはアデサニヤにタイトルを奪われてからの再起戦となる7月のダレン・ティル戦で僅差の判定を制した前ミドル級王者のウィテカーが登場。相手はミドル級に落としてから3連続KO勝ち中のジャレッド・キャノニア。ランキング1位と2位の対戦だけに、次期挑戦者決定戦となることが濃厚とされている。

キャノニアは元ヘビー級で一発で相手をKOする重い打撃がミドル級でも健在。オッズは微差ながらキャノニアが優勢。1年1ヶ月ぶりの試合で、ランキング9位だった前回は、当時5位のハーマンソン相手にアンダードッグだったのが、いつの間にかこんなに高評価になっているのが意外。ミドル級に落としてからはほぼスタンドの展開しかなかったが、ヘビー級時代は寝かされて何もできなかった場面もあり、グラウンドの穴が埋まっているのかどうか、まだわからない部分もある。

メインカードでデビューするヤコブ・マルコーンはMMA4勝0敗で、ロバート・ウィテカーのスパーリングパートナー。昨年日本で行われたADCCアジア・オセアニア予選で優勝している(ちなみに、同じ階級にロバート・ウィテカーも出場していたが2回戦で一本負けしている)。が、無敗とはいえ、さすがにMMAでのキャリアが無さすぎることもあり、先月コンテンダーシリーズで勝って同じくUFCデビューとなるフィル・ホーズ相手にアンダードッグになっている。

いつもはファイトアイランドでの試合はアメリカのプライムタイムに合わせ、現地の深夜に行われていたが、今回のみ現地時間の夕方~夜の開催となる。ナンバーシリーズがアメリカのプライムタイムに放送されないのは極めて異例。

日本時間では第1試合開始は25日0時(24日24時)、WOWOWオンデマンドで生配信されるメインカードは25日午前3時から。

速報します。

PFL:新型コロナウイルスの影響で年内活動停止のPFLが来年4月23日から再開。

www.mmafighting.com

PFLがプレスリリースで来年4月23日からのイベント再開を発表。レギュラーシーズンとして、4月29日、5月6日、6月10日、6月17日、6月25日の開催が決まっている。会場は未定だがラスベガスで行われる見込み。

その後、夏の終りから秋にかけてプレーオフラウンドを実施し、大晦日に賞金100万ドルをかけた決勝戦が行われる予定。

RIZIN.25:11月21日の大阪大会で朝倉未来 vs. 斎藤裕のフェザー級王座決定戦他が発表。

RIZINフェザー級初代王座決定戦
朝倉未来 vs. 斎藤裕

晦日に組むんじゃないかと思われていただけに、今このタイミングというのは驚き。

61kg契約
扇久保博正 vs. 瀧澤謙太

これは大晦日後につながる先を見据えたまっとうなカード。しかし本来フライ級の扇久保と瀧澤では、並ぶとかなり体格差があった。フライ級の試合を組むなら扇久保もフライ級でいいんじゃないかと思うが、仮に作られても注目されるバンタム級を選ぶ選手の方が多いかもしれない。

57kg契約
竿本樹生 vs. 北方大地

本来ストロー級の北方だが、フライ級に上げての試合に。残念だがRIZINはもうストロー級に力を入れることはない模様。フライ級もこのまま続くかどうかはスター選手が生まれるかどうか次第か。

66kg契約
内村洋次郎 vs. 萩原京平

8月・9月に続いて連戦となる萩原。さすがにDEEP王者芦田はレベルが違いすぎたが、内村とのストライカー対決ならいい勝負になるのでは。

77kg契約
住村竜市朗 vs. レッツ豪太

ストロー級以上にやることはないであろうウェルター級だが、この試合は地元枠。 

キックルール83kg契約
江畑秀範 vs. 佐野勇海
キックルール60.5kg契約
大雅 vs. 山畑雄摩
キックルール63kg契約
山口侑馬 vs. 麻原将平
キックルール53kg契約
政所仁 vs. 佐藤執斗

地方名物穴埋めキック4試合。

晦日Dynamite!!をやっていた頃は、12月に行われたK-1GP決勝戦に出た選手が何人も出場していたので、大阪大会に出た選手でも大きな怪我がなければ連戦は可能かもしれないが、仮にそうだとしても11月21日が終わるまでは大晦日のカードは発表できないから盛り上げるカードも組めないというリスクがある。この選択は吉と出るか凶と出るか。

また、ハム・ソヒの王座返上は、ハム・ソヒがONEに出場するためROAD FCとの契約が解除となり、ROAD FC経由で出場していたRIZINにも参戦できなくなったためとのこと。ONEでは来年女子アトム級トーナメントの開催を発表している。

UFC on ESPN+38:メインイベント・ブライアン・オルテガ vs. ジョン・チャンソン

フェザー級5分5R。オルテガ2位、チャンソン4位。

12月にチャンソンの地元韓国で組まれていた試合が仕切り直しで組まれた。オルテガマックス・ホロウェイのタイトルに挑戦して4R終了TKO負けでMMA初黒星を喫して以来1年10ヶ月ぶり、チャンソンはオルテガの代役で参戦したフランク・エドガーに1RKO勝ちして以来10ヶ月ぶりの試合。ともに、UFCでの試合は勝っても負けてもフィニッシュ決着。

いきなり飛び込んでワンツーを入れたチャンソン。オルテガはカーフキック。チャンソン落ち着いている。オルテガジャブ。ロー。チャンソン飛びついてパンチのコンボを入れる。オルテガも右を打ち込む。オルテガまた踏み込んで左。ジャブ、カーフキック。チャンソンのボディブローに前蹴りを返したオルテガオルテガの3連打がヒット。チャンソンの右前蹴りがヒットしたが、オルテガがカウンターのパンチでダウンを奪う!しかしオルテガ追い打ちに行かず立たせる。直前のチャンソンの蹴りがローブローになっていた模様。レフェリーノーチェックで続行。チャンソンスイッチが入ったか圧を強めるが、オルテガもパンチを入れていく。チャンソンの蹴りをキャッチしたオルテガだが、チャンソンバック肘。ホーン。

1Rオルテガ

2R。じりじり出るチャンソン。ワンツー。ケージまで下がったオルテガにパンチを打ち込む。オルテガ虚を突いてシングルレッグ。しかし切られた。オルテガの大振りの左フック。チャンソンまた出ていく。ワンツー。ケージ際まで下がるオルテガ。ワンツー。アッパー!また右。オルテガ蹴りで距離を取る。飛び込んだチャンソンだがオルテガカウンターのバック肘!ビッグヒットしチャンソンダウン!パウンドを入れるがチャンソン蹴って立つ。オルテガタックル。尻もちをついたチャンソン、ケージで立つチャンソンだが、オルテガまたタックル。ダメージが残っているのか簡単に倒されたチャンソン。しかし蹴ってしのいだ。ホーン。

2Rもオルテガ。確実にダメージはあったチャンソンだが、インターバルで回復するかどうか。

3R。ペースを変えず出ていくチャンソン。オルテガの右がヒット。チャンソンも右を入れるがオルテガの左ミドル。連打で出たチャンソン。オルテガの蹴りに右を合わせる。ボディブローを入れるオルテガ。足に触ってタックルのフェイント。オルテガのロー。動きが良くなったオルテガ。軽快に打撃を入れていく。残り30秒でシングルレッグ。切った。しかし左がヒット。オルテガのバック肘に右フックを合わせたチャンソン。オルテガは前蹴りを顔面に当てる。ホーン。

3Rオルテガ。両者UFCでは判定決着はないが、チャンソンはフィニッシュが必要に。

4R。圧を強めたチャンソン。ケージを背負うオルテガ。サークリングして離れる。さかんにシングルレッグのフェイントを見せるオルテガ。直後に左が顔面にヒット。左ミドル。また詰めるチャンソン。オルテガシングルレッグ。そのままケージまで押し込むとパンチを入れて倒した。チャンソン立つが、立ち際に肘。チャンソン、左まぶたをカット。血を気にしているチャンソン。ドクターチェックが入るが続行。オルテガ左ミドル。チャンソンまた出ていく。右ミドル。キャッチしてパンチを打ち込んだオルテガ。チャンソンワンツー。残り1分。まだ出血を気にしているチャンソン。集中できていないか。間合いを詰めるチャンソン。またシングルレッグ。放してバック肘。ホーン。

4Rもオルテガ

5R。間合いを詰めたチャンソン。飛び込んで右。また飛び込んだ。オルテガのワンツー。オルテガ、このラウンドは流しているのか下がり気味だがジャブを入れていく。チャンソン右ミドル。ワンツー。オルテガケージ際をサークリング。出てくるところに単発の打撃を入れるオルテガオルテガシングルレッグ。切った。しかし時間が過ぎる。チャンソンが飛び込むところにジャブを入れるオルテガ。残り1分。パンチで出たところにまたシングルレッグ。切った。チャンソン追いかけるがオルテガ距離を取りジャブ。タイムアップ。

両者UFCで初の判定に。

三者フルマークでオルテガ勝利。

チャンソン、2R前半は動きが良かったが、そこでオルテガのバック肘が入ったことで流れが変わった。その後も攻め続けたが、オルテガが再三テイクダウンのフェイントで警戒させて踏み込ませなかった。これで次期挑戦権獲得は確実に。

UFC on ESPN+38:セミファイナル・ケイトリン・チューケイギアン vs. ジェシカ・アンドラジ

女子フライ級。チューケイギアン1位、アンドラジはストロー級の2位。

バンタムからフライ級に落として5勝2敗のチューケイギアン。王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコのタイトルに挑戦したが、終始攻められ続ける一方的な展開で敗戦。前回は姉のアントニーナと対戦したが、テイクダウンを奪うとアントニーナのグラウンドがザルで、圧倒したがむしろフィニッシュできなかったチューケイギアンの評価が下がる内容だった。長身と長いリーチを活かしてアウトボクシングで判定勝ちするスタイル。

アンドラジはUFCデビュー当時はバンタム級で、当時はフライ級がなかったため、一気にストロー級まで落とすと、3連勝でヨアンナ・イェンジェイチックのタイトルに挑戦したが、テイクダウンしても立たれる展開で判定負け。しかしそこからまた3連勝し、ヨアンナからタイトルを奪ったナマユナスと対戦すると、タックルにシングルレッグを合わせてきたナマユナスを持ち上げて頭からマットに叩きつけるスラムでKO勝ち。しかし初防衛戦は敵地中国でジャン・ウェイリーと対戦して、序盤でパンチを効かされての秒殺KO負け。さらに7月に組まれたナマユナスとの再戦でも、一発の重い打撃を入れるが手数で上回られての判定負け。今回からフライ級に転向する。

身長差がかなりある。距離を取りジャブを入れていくチューケイギアン。アンドラジパンチから組んで押し込み。四つに組んだが、アンドラジ投げてテイクダウン。チューケイギアンは長い足を使ってハイガードに。アンドラジ持ち上げてスラム。チューケイギアンは再びハイガード。引き抜いて離れたアンドラジ。スクート。チューケイギアン立った。立ち際に組み付いたアンドラジ。離れる。アンドラジのカーフキックでバランスを崩しスリップダウンしたチューケイギアン。すぐ立つがアンドラジ組んでケージに押し込む。離れた。チューケイギアン、テンカオ・前蹴り。パンチで出たアンドラジに首相撲から膝。タックルにテンカオを合わせるチューケイギアン。アンドラジは前に出てパンチを打ち込みながらシングルレッグ。担ぎ上げてテイクダウン!ハーフからパウンド連打。チューケイギアン立った。離れたチューケイギアンだが離れ際の右ボディが効いた!それを見てアンドラジ追いかけて再度ボディにパンチを打ち込むとうずくまるチューケイギアン。パウンド。KO!

階級を上げてかなり体格差はあったが、パワフルなテイクダウン・パンチを見せたアンドラジ。これで次期挑戦権獲得か。

UFC on ESPN+38:第9試合・ジム・クルート vs. モデスタス・ブカウスカス

ライトヘビー級。

サム・グレコの弟子クルート。ローカル全勝でコンテンダーシリーズでも勝利してUFCと契約すると、UFCでも2連続フィニッシュ勝利していたが、ランカーのミーシャ・サークノフにペルヴィアン・ネクタイで一本負け。2月の再起戦ではミハエル・オレクシェイチュクに1Rキムラで一本勝ち。プロデビューからまだ4年で、ポジションを取ってもあっさり返されるなど、大味なところがある。

リトアニアのブカウスカスはイギリス在住でケージウォーリアーズ王者。キックでもイギリス王者になっている。7月のアブダビ大会でUFCデビューすると、初戦は同じUFCデビュー戦のミケイリディスと対戦し、1R終盤タックルに来たところにブラウン肘を連打して効かせた。ラウンド終了後にケージに寄りかかろうとしたミケイリディスだったが、もたれようとしたところがケージの入り口で、そのままよろけてしまい、インターバル中にレフェリーストップ。ブカウスカスはパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

クルートがワンツーで出る。タックルにつなげた。ケージに押し込む。膝を入れたがローブロー。再開。ブカウスカスの左に右を返してヒットさせるクルート。ブカウスカスのテンカオに右を合わせてダウン奪取!すぐ立とうとしたブカウスカスに追い打ちのパンチが入り、再度ダウンを奪うとパウンド!KO!

クルート、再び連勝街道に。

UFC on ESPN+38:第8試合・クラウディオ・シウバ vs. ジェームス・クラウス

ウェルター級。

かつてロンドン在住だったシウバだが、昨年からフロリダのATTに移籍。2014年にUFCデビューしているが、途中3年半の長期欠場があるため、まだ5戦しかしていないものの、ここまで全勝。最近3戦はすべて一本勝ち。タックルや打撃はイマイチだが、寝技の強さで勝ち続けている。ただしもう38歳でスタミナもない。

クラウスはUFCデビュー当時はライト級だったが、UFC契約選手のまま階級上のウェルター級でTUF25のオールスターTUFに出場。ベスト4に終わったが、TUFを挟んでライト級とウェルター級で合わせて6連勝していた。が、2月に試合前日に欠場したアントニオ・アローヨの代役としてミドル級でトレヴィン・ジャイルスと対戦。接戦に持ち込んだがスプリット判定負けでせっかくの連勝が止まってしまった。今回も当初出場予定だったムスリム・サリコフの代役での出場。こちらも柔術黒帯のグラップラー

やや体が緩めのシウバ。打撃からタックルにつなげるが切られる。それでも大振りの打撃を打っていくが、打ち終わりにクラウスのカウンターがヒット。シウバオーバーハンドからタックルで飛び込みテイクダウン。すぐ立つクラウスのバックに回りグラウンドに引き込む。クラウス反転しようとするがバックキープ。また立った。離れる。シウバがまた打撃を打ち込みタックルに入るが切られる。大振りのパンチからタックルを仕掛けていくが、クラウス冷静に切ってカウンターを入れる。ケージに詰めてパンチを入れるクラウス。シウバ逃げのタックル。がぶるクラウス。ホーン。

1Rクラウス。

2R。シウバ相変わらず大振りのパンチを振り回しつつテイクダウンを狙うが、クラウスのパンチを貰っている。シングルレッグ。切られた。シウバ疲れてる。それでも出ていく。しかしタックルにつなげるのは読まれている。クラウスは徹底してタックルを切り打撃を入れていく。右がヒット。また右。ワンツー。テンカオ。ホーン。

2Rクラウス。

3R。パンチで出るシウバ。疲れはあるが手を出していく。シウバのローでぐらつくクラウス。逆にクラウスの手数が減っている。先手を取るシウバ。シングルレッグは切られる。バテバテでも休まないシウバ。クラウスが逆にテイクダウンを狙ったが切られた。シウバ休まない。明らかに疲れがある動きのシウバだが出ていく。かわしてパンチを入れていくクラウス。タイムアップ。

三者フルマークでクラウス勝利。

シウバはUFC初黒星。最後まで諦めず手は出していたが、的確さではクラウスだった。

UFC on ESPN+38:第7試合・トーマス・アルメイダ vs. ジョナサン・マルチネス

フェザー級。両者ともにバンタム級から上げての試合となる。

かつてのライジングスター・アルメイダ。ローカル16戦全勝でUFCと契約すると、アグレッシブな打撃を武器に4連勝・3連続KO勝ちと完全に勢いに乗っていたが、初のメインでコーディ・ガーブラントとの無敗対決が組まれると1RKO負け。次戦は勝利したが、その後ジミー・リベラとロブ・フォントに連敗中。すっかり失速してしまったが、まだ29歳。前回の試合後に目の手術で長期欠場しており、これが2年9ヶ月ぶりの試合。

アルメイダが最後の試合を行ってからUFCデビューしたマルチネスはUFC3勝2敗。これまではバンタム級だったが、コロナ下で増量したのか、前回は4.6ポンドの大幅オーバーだったが、飛び膝からのパウンドでKO勝ち。テコンドーがバックボーンのストライカー。

前蹴りを入れるマルチネス。アルメイダは飛び込みつつパンチを入れる。マルチネスは出てくるところにパンチを合わせていく。ジャブがヒット。両者ともになかなか踏み込めない。ボディに膝を入れたマルチネスマルチネスの蹴りをキャッチしてワンツーを入れるアルメイダ。常に連打を入れるアルメイダ。マルチネスはテンカオから左を打ち込む。マルチネスが出てきた。ジャブ、左ハイ。左ストレートがヒット。ホーン。

1Rマルチネス

2R。手数を増やしてきたアルメイダ。マルチネスはジャブを突いていく。マルチネスのアッパーが顎にヒットするがアルメイダのパンチもヒットしていてバランスを崩したマルチネス。すぐに立つ。残り1分。攻めあぐねているアルメイダにジャブを入れていくマルチネス。アルメイダはジャブから右フックを放ったがガードされ、逆にマルチネスのパンチがヒットする。パンチで出たアルメイダ。ホーン。

2Rもマルチネスか。

3R。アルメイダパンチからシングルレッグに入ったが切られた。アルメイダがパンチを打ち込むがマルチネスのパンチももらう。アルメイダの3連打の打ち終わりにマルチネスのパンチを貰う。マルチネスの左がヒットし若干ぐらついたアルメイダ。マルチネス左ハイ。カーフキック。アルメイダのワンツーもヒット。パンチの打ち終わりに右を入れたアルメイダ。前に出ていく。右フック。残り1分。アルメイダパンチからタックルに入るが切られる。連打で出るアルメイダだがマルチネスかわす。残り10秒でタイミングよくタックルに入ったが倒せずタイムアップ。

判定三者ともフルマークでマルチネス勝利。

打撃の的確さで上回ったマルチネス。アルメイダはかつての爆発力は見られず。ブランクの影響なのか否か…。

UFC on ESPN+38:第6試合・マテウス・ガムロ vs. グラム・クタテラーゼ

ライト級。

UFCデビュー戦対決。当初はへナート・モイカノ vs. マゴメド・ムスタファエフだったが、モイカノが個人的事情で欠場したことでガムロットの出場が決まったものの、今度はムスタファエフが今月に入って欠場。クタテラーゼが急遽UFCデビューすることに。

地元ポーランドのKSWのフェザー級&ライト級2冠王のガムロ。ADCCヨーロッパ王者にもなっているグラップラーだが、打撃も向上してきている。ここまで17戦全勝。KSWでは元フェザー級王者でRIZIN出場もアピールしているクレベル・コイケにも勝利している。8月末にKSWライト級王座の防衛戦で判定勝ちしてからわずか2ヶ月半のインターバルでのUFCデビュー。29歳。

ジョージアのクタテラーゼは11勝2敗の28歳。前戦は昨年11月に中東・バーレーンで行われたBraveCFでの試合で、元UFCファイターのフェリペ・シウバ(1勝2敗でリリース)に44秒KO勝ちしている。ストライカーだが、下になってからラバーガードを仕掛けるなど柔術テクニックも持ち合わせているが、一方ではテイクダウンディフェンスに難がある。

間合いを詰めていくガムロ。クタテラーゼは蹴りを入れる。ガムロシングルレッグ。テイクダウン。クタテラーゼは得意のラバー。かついでパスを狙うガムロ。クタテラーゼは足関。ガムロが逆に足関を仕掛けると、足を抜いて立ったクタテラーゼ。スタンド。パンチで出るクタテラーゼ。ガムロジャブ。ガムロのタックルは切られる。クタテラーゼがミドル。残りわずかでまた低いタックルに入るガムロ。切ったクタテラーゼだが、グラウンド状態のガムロの頭部に蹴りを入れてしまい注意を受ける。クタテラーゼ右ミドル。脇腹にヒット。ホーン。

1Rは僅差。押さえ込んでいたのはガムロだが、スタンドでの印象が良かったのはクタテラーゼ。

2R。クタテラーゼのミドルがヒット。ガムロタックルに入るが切られる。クタテラーゼが蹴りを入れていく。ガムロシングルレッグ。受け止められると膝を入れて離れる。ミドル、ハイを入れるクタテラーゼ。ガムロシングルレッグで飛び込むが、倒された勢いを利用して立ったクタテラーゼ。パンチ連打を入れる。苦戦しているガムロ。クタテラーゼのローにタックルを合わせてテイクダウン成功。残り90秒。クタテラーゼはラバーからオモプラッタ。外したガムロがパスを狙うが、クタテラーゼはガードに戻すとまたラバー。またパスを狙うが距離が出来たところで立つクタテラーゼ。打撃を入れていく。残りわずかでタックルに入ったガムロ。ギロチンに抱える。放してパンチを入れた。ホーン。

2Rクタテラーゼ。

3R。ガムロパンチからタックルへ。切られるとオーバーフックから投げを狙う。これも堪えられるとスクランブルから上を狙ったがクタテラーゼ離れた。ガムロまたタックル。今度は倒した。ハーフからパウンドを入れるがクタテラーゼは立ちに行く。立とうとしたところで足を刈って倒すガムロだがまた立たれた。離れ際に膝を入れるガムロ。動き続けてさすがに疲れが見えるガムロだが、クタテラーゼもこのラウンドはテイクダウンを取られており、警戒して打撃の手数が減っている。パンチを入れるクタテラーゼ。出てきたところにカウンターのタックル。ガムロが下からまたラバー→オモプラッタ。抜いて担ぎパスしつつパウンド。動かず攻め続ける。タイムアップ。

3Rはガムロか。1R次第だが…。

10-9クタテラーゼ、10-9ガムロ、10-9クタテラーゼ。スプリットでクタテラーゼ勝利。割れたのはやはり1R。

僅差の試合。ガムロはMMA初黒星。勝ったクタテラーゼだが喜びは見せず。

Guram Kutateladze def.  Mateusz Gamrot :: UFC on ESPN+ 38 :: MMA Decisions

メディアのジャッジもクタテラーゼ支持が多数派。

UFC on ESPN+38:第5試合・ジリアン・ロバートソン vs. ポリアナ・ボテーリョ

女子フライ級。ロバートソン15位。

TUFのフライ級王座決定トーナメントに出場し、初戦で敗退したロバートソンだが、UFCデビュー以降はここまで5勝2敗。グラップラーで、ここまで8勝のうち6つが一本勝ち。UFCでの7戦はすべてフィニッシュ決着。

ボテーリョはストロー級ではフィジカルを武器に近藤朱里をミドルキックから秒殺KOするなど2連勝していたが、3戦目はグラウンドに持ち込まれると何もさせてもらえずチョークで一本負け。前回からフライ級に転向したが、ケージに押し込む膠着した展開での判定勝ち。

ロバートソン、開始と同時にシングルレッグ。そのまま脇を差してバックを狙うが、ボテーリョこらえてケージに押し込む。肘。首相撲から膝。ロバートソン離れる。打撃を入れていくボテーリョ。ロバートソンまたシングルレッグ。片足を足で挟みテイクダウンを狙うが倒せず。また打撃を入れていくボテーリョ。左ミドル。ロバートソンまたタックル。今度は倒した。ハーフ。しかし残り40秒。ボテーリョは下からホールディングして凌ぐ。ロバートソン、脇腹に膝。ホーン。

1Rボテーリョ。

2R。パンチを貰いマウスピースが飛んだロバートソン。詰めてきたボテーリョの蹴りをキャッチしてテイクダウン。ボテーリョのガード。パスを狙うロバートソン。一本超えてハーフ。サイド。クォーターマウント。パウンド。ボテーリョ逃れられない。パンチ・肘をうち続けてマウントに。残り30秒。腕十字を狙うがディフェンスしているボテーリョ。ホーン。

2Rロバートソン10-8。

3R。タックルを狙うロバートソンだが切られる。口が開いているボテーリョ。パンチを入れるがタックルに入られた。両足を束ねたロバートソンがテイクダウンし寝かせる。ハーフ。またクォーターマウントに。ロバートソンが強烈なパウンドを入れる。肘。ボテーリョ逃れられず耐えるのみ。腕十字を狙いつつパウンドを落とすロバートソン。時間が過ぎ残り1分。もう一本を取られないことにシフトしているボテーリョ。残りわずかで背中を向けてバックマウントを取られるがタイムアップ。

判定29-28、29-27×2の3-0でロバートソン勝利。

ボテーリョ、テイクダウンされるとリカバリーがなく一方的に。グラウンドの穴が大きすぎる。

UFC on ESPN+38:第4試合・パク・ジョンヨン vs. ジョン・フィリップス

ミドル級。

ローカル時代は日本・グァム・台湾・ロシアなどでキャリアを積んでいたジョンヨンは昨年8月の上海大会でデビューしたが、打撃で攻めていたもののアナコンダチョークに捕まって一本負け。2戦目は地元韓国での試合で、テイクダウンして固める手堅い内容でUFC初勝利を飾った。

フィリップスはUFC1勝4敗。デビューから3連敗していたが、4戦目には試合開始直後にいきなり足を止めての打ち合いを演じて17秒でKO勝ち。前回はハムザト・チマエフのUFCデビュー戦で対戦し、テイクダウンされるとなすすべなく攻められ続け、2Rにチョークを決められ一本負け。ストライカーだがグラウンドがザルすぎる。

見合っていたがジョンヨンタックル。テイクダウン。下でホールディングするフィリップス。パウンドをもらう。起き上がりタックルに入るがジョンヨンががぶる。バックに回り両足フック。バックマウントからパウンド。体を伸ばされて殴られる。鉄槌連打。回転して逃れようとしたフィリップスだがジョンヨンがなおもバックキープ。残り1分。仰向けにしてチョークを狙う。しかしチョークだけは防いでいるフィリップス。バックマウントで攻めあぐねるジョンヨン。ホーン。

1Rジョンヨン10-8。フィリップスはヒットした打撃数もゼロ。

2R。打撃を出していくフィリップスだが、ジョンヨンがシングルレッグ。切れずにバックに回られる。倒されハーフバックに。ジョンヨンが鉄槌を入れると頭を抱えてこらえるだけ。ジョンヨンもコツコツ殴るだけで攻めあぐねる。強い鉄槌に切り替えると動いて逃れようとするフィリップス。しかしなおもバックキープしているジョンヨン。殴られつつも首のガードだけはしているフィリップス。ジョンヨンがこつこつ殴り続けてホーン。

2Rジョンヨン10-8。

3R。ジャブで出るフィリップス。が、ジョンヨンのシングルレッグを切れず。簡単に倒され下に。ハーフにしてパウンド。なんとかガードに戻す。立つ動きは見せるが、背中を見せるとハーフバックになり殴られ続ける。タイムアップ。

三者30-25でジョンヨン勝利。

酷い試合。フィリップス、テイクダウンされると何も出来なさすぎる。あそこまで何も出来ない相手だけに、ジョンヨンにもフィニッシュを狙ってほしかったが。

UFC on ESPN+38:第3試合・ジェイミー・ムラーキー vs. ファレス・ジアム

ライト級。

ムラーキーは昨年10月の地元オーストラリア大会でデビューして以来、1年ぶりの試合。初戦はニュージーランドのブラッド・リデル相手に一瞬パンチを効かせた他は一方的な内容で判定負け。

フランスのジアムもまた昨年9月のUFCデビュー戦で敗れて以来の試合。キックのキャリアがありISKAのタイトルを獲得している。UFCデビュー戦はケージに押し込まれ続けると、その先の展開がまったくなく判定負け。

ジアムの蹴りをキャッチしたムラーキーがタックルへ。尻クラッチしてテイクダウン成功。入れ替えて逆に上を取ったジアム。パウンド。起き上がってきたムラーキーをギロチンに抱えるが、立たれて離れる。離れて打撃を入れていくジアム。ムラーキーがパンチで出るが距離をキープしてカウンターを入れる。今度はジアムがシングルレッグ。テイクダウン。立ち際にバックを取ると投げた。ムラーキー立って正対し投げを狙うがジアムこらえる。ホーン。

1Rジアム。

2R。ムラーキーがまた出ていく。組んで押し込むが倒せず離れた。パンチで出るムラーキー。ケージを背負ってサークリングするジアム。飛び膝。キャッチしたムラーキーがタックルに入るが倒せず。膝を入れて離れるジアム。また組んで押し込むムラーキーだがジアムは入れ替えて離れる。ムラーキーまたタックル。今度はテイクダウン。バックを取らせて立つジアム。立ち際にまた尻クラッチしてテイクダウン。ハーフで押さえ込む。ガードに戻したムラーキー。パウンド。足を抜いてマウントになった瞬間に反転したジアム。バックマウントを取られるが、股下から抜けて立った。組んだジアムが投げを狙ったがスッポ抜けて下になったところでホーン。

2Rムラーキー。

3R。詰めてくるムラーキーにパンチを入れるジアムだが、そのまま組まれてタックルに入られる。なんとかこらえたジアムが逆にタックル。が、切られたところにムラーキーが逆にタックル。テイクダウン。ケージを使って立とうとするジアム。キムラに抱えたが外された。立った。ムラーキーがテイクダウンを狙うがこらえるジアム。足をかけて倒した。マウントを狙う。ハーフになったが押さえ込むことに成功。足を抜いてサイド。マウントを狙ったがその瞬間に反転して上になるジアム。バック。スイッチして抜けたムラーキーだが、さらにバックを取ったジアムがパウンドを入れる。タイムアップ。

3Rは微妙。テイクダウンと押さえ込んでいた時間の長さではムラーキーだが、ジアムのパウンドの方がダメージは与えていた。

三者29-28でジアム勝利。

終わった瞬間から勝利をアピールしていたムラーキーは不満な表情だが、十分あり得る判定。

Fares Ziam def.  Jamie Mullarkey :: UFC on ESPN+ 38 :: MMA Decisions

メディアのジャッジは上になっていた時間が多いムラーキー支持の方が多かった。