格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC Fight Night276:ポストファイトボーナス/総評

・ファイト・オブ・ザ・ナイト(10万ドル):チェ・ドゥホ vs. ダニエル・サントス

・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(10万ドル):フアン・ディアス、アリス・アルデレアン

・フィニッシュボーナス(2万5000ドル):チェ・ドゥホ、ベルナルド・ソパイ、ケイオス・ウィリアムス、トーマス・ギャント、コーディ・ブランデージ、二コーレ・カリアーリ

メインは思ったよりも差が出た。勢いのあるコスタがアレンを飲み込むのではないかと予想したが、パンチの技術が違った。コスタが1Rにパンチを効かされた後、組みの展開ではむしろ上回っていたので、組みの展開なら行けるのではと思ったが、タックルも切られて下になり、下からの攻めも読まれていて完敗。ランク外相手に連勝してきたコスタだが、トップ5クラスの実力があるアレンに勝つレベルではなかった。アレンは復活を印象付けるならフィニッシュしたかったところ。3Rぐらいからはフィニッシュできそうな印象があっただけに、狙っていってほしかった。

セミではドゥホが復活のKO勝ち。ここ2戦も、フィニッシュしたものの、全盛期なら1Rフィニッシュしていたのを逃しての勝ちに見えていたので、4連勝中のサントスは厳しいかと思っていた。実際、1Rはかなりパンチを被弾していて、ダメージもあったように見えたが、3Rに消耗したサントスに左ボディを効かせてのKO勝ち。試合後にはランキング15位のパトリシオとの対戦をアピールした。

サントスは4連勝中と言っても、勝ってきたのは前座~中堅レベルの相手なので、本来なら次はランキング手前くらいの相手(Tapologyのランキングで16~25位くらい)が妥当かもしれないが、UFCとしても実際組みそうなマッチメイクではある。他のランカー相手だったら厳しいかもしれないが、年齢を重ねてスピードがなくなっているパトリシオ相手なら、今のドゥホとは釣り合いが取れそう。

セミ前は、昨年UFCデビューから2連勝してプロスペクトと言われていたウェルメーカーを、昨年のDWCSでUFCと契約し、今回がデビュー戦のフアン・ディアスがKO。ウェルメーカーはこれで2勝2敗と、普通の前座選手の戦績に。プロスペクト候補も、あっという間に次のプロスペクト候補に飲み込まれる。

MVP MMAの裏での開催で、まったく対抗する気がないような、良くも悪くも普段着のAPEXイベントだったが、普段からAPEXを見る層に向けてなら、これで十分だったかもしれない。

修斗2026 vol.3・第2部:メインイベント・住村竜市朗 vs. デソウザ・マルセル

ウェルター級。

住村のセコンドには先日のRIZIN.53に出場したTEAM ONEの皇治と松嶋こよみがつく。

両者オーソドックス。ミドルで牽制する住村。インロー。マルセルがジャブを打ち込む。お互いのジャブが相打ちに。住村は三日月蹴りをヒット。ジャブの刺し合い。マルセルが圧を掛ける。右を振ったが空振り。マルセルがまた右を振ったところで住村の右フックがカウンターでヒット。一瞬、腰が落ちたマルセル。住村が左フックをヒット。マルセルも左フックを返す。マルセルの得意のジャブに、住村もジャブで対抗する。住村がワンツーをヒット。1R終了。

2R。住村がジャブ、左ミドルで先手を取る。マルセルもジャブを入れた。もらった住村がタックルに入るが、バックステップでかわしたマルセルの右が入り、住村が前のめりにダウン!マルセルがパウンド連打!KO!

2R0分55秒、マルセルKO勝ち。

19歳のマルセルが、現役最後の試合となる現王者の住村をKO。

勝ったマルセルは、KO勝ちにも興奮することなく、「最後に自分を選んで戦ってくれた住村選手、ありがとうございます。応援してくださった皆様、ありがとうございます。これからも勝っていくので、応援よろしくお願いします」と落ち着いたトーンでコメント。

引退する住村にマイクが渡される。「マルセル選手、強かったです。それにつきます。勝っても負けても、今日で引退するって決めていました。最後に若い選手とできて嬉しかったです。応援してくれた皆様、この歳まで格闘技を続けられたことに感謝しています。最後に勝って終わりたかったんですけど、これできっぱり引退できるので悔いはないです。本当に今までありがとうございました」とコメントした。

試合後に住村の引退セレモニーが行われる。

修斗2026 vol.3・第2部:セミファイナル・人見礼王 vs. 関根累

インフィニティリーグ2026バンタム級5分2R。

両者サウスポー。人見がプレッシャーを掛けるとタックルで飛び込んだ。ケージに押し込む。関根がギロチンに抱えるがテイクダウンした人見。ガードの関根の頭をケージに押し込む。関根の右足を超えてハーフにした人見。パウンドを打ち込む。ケージ際に押し込まれた関根は身動きない。体を起こしてパウンド連打を打ち込んだ人見。関根が下から蹴って離した。ブレイクがかかり、スタンドで再開となった直後に1Rが終了。

2R。人見のカーフキックに関根もカーフを蹴り返す。飛び込んだ人見。両者のパンチがヒット。再び飛び込んだ人見だが、今度はタックルに入りテイクダウンに成功。1Rと同じく、ハーフにした人見がパウンドを入れる。体を起こして鉄槌を入れる。関根がハーフから脇を差すが、差された腕を小手に巻いてヒジを入れる人見。関根がフックガードから足で離して立ち上がった。その瞬間にタックルで飛び込んだ人見がまたテイクダウン。関根がまた足で距離を作るが、人見はすぐにガードに入って立たせない。残り1分。体を起こしてパウンドを打ち込むが、その瞬間に脇を差してタックルに入る関根。がぶった人見がアナコンダチョークに捕らえる。足を絡めて絞めると関根タップ!

2R4分42秒、フロントスリーパーでの一本勝ちとコールされる。

人見がキャリア初の一本勝ちで、2Rフィニッシュ勝利により、インフィニティリーグの勝ち点4を獲得。

勝った人見はマイクで「関根選手が打撃がうまくて簡単な試合にならないとわかっていたので、しっかり準備して全力で挑みました。インフィニティリーグはもちろん優勝します」と優勝宣言。

修斗2026 vol.4:第6試合・高田暖妃 vs. 吉成はるか

女子ストロー級5分2R。

オーソドックスの高田に吉成はサウスポー。長身の高田が距離を取ってパンチ・前蹴りを打ち込む。蹴り足をキャッチした吉成が組みついてケージに押し込むが、高田が入れ替えると引き剥がし離れる。パンチで出る高田。右ストレートが顔面に入り、ぐらついたよしのり。ケージに詰めてパンチのラッシュを仕掛ける高田。吉成がタックルに入るが、切って離れる高田。高田のパンチ・前蹴りがヒット。さらに右ストレートから右ミドルを入れる。高田がケージに押し込むとボディにヒザ。離れ際にヒジを入れた高田。ローを蹴る吉成に高田がテンカオ、右ハイを打ち込む。右ミドルをキャッチした吉成がタックルに入るが、高田がスプロールして切ったところで1R終了。

2R。右オーバーハンドを打ち込む高田。右ミドル。吉成は高田のジャブと前蹴りに阻まれて自分の間合いに入れない。右ストレートを打ち込む高田。三日月蹴りが効いた!追い打ちのパンチとヒザで吉成がうずくまったところでレフェリーストップ!

2R2分5秒、高田のKO勝ち。

勝った高田は大勢の応援団からの歓声に、「KOできて嬉しいです。応援ありがとうございます。もっと頑張ります」と、涙ぐみながらコメントすると、「やったぁ!」と18歳らしい喜びをの声を上げた。

修斗2026 vol.3・第2部:インフィニティリーグ表彰式・7月20日Wタイトル戦発表

昨年度のインフィニティリーグ表彰式。

高本千代「インフィニティリーグで優勝でき、100万円という大金をいただけて、とても嬉しく思っています。今後もがんばっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。」

黒部和沙「5月31日に大阪でタイトル戦をやるんですけど、インフィニティリーグの経験を活かしてタイトルを取りたいと思います。今年のインフィニティリーグはバンタム級で精鋭がそろった面白いリーグなんですけど、TRIBEから吉村拓海というアグレッシブで面白い選手が出るので、注目してください」

7月20日の後楽園ホール大会でミドル級王座決定トーナメント決勝戦・岩崎大河 vs. 荒井勇二、女子スーパーアトム級タイトルマッチ・渡辺彩華 vs. 高本千代が発表。

ミドル級王座決定戦に出場する荒井勇二のビデオメッセージが流れる。

結婚式で着たタキシード来場した岩崎は、「ミドル級のベルト、俺と結ばれてくれ。7月20日、よろしく」とコメント。

女子スーパーアトム級王者の渡辺からは「社会も格闘技も知らないいい子ちゃんに現実を教えます」とのコメントが読み上げられる。

これを受けた高本は 「いい子ちゃんとか褒めていただきありがとうございます。試合では殴り合って、極めたりして勝ちたいと思います。タイトルマッチを受けていただき、感謝でいっぱいです」とコメント。

修斗2026 vol.3・第2部:第5試合・島村裕 vs. ジャワ

フェザー級5分2R。ジャワが計量で体重超過のため、各ラウンド減点1でのスタートとなる。

オーソドックスのジャワにサウスポーの島村。ジャワが開始と同時に左右のオーバーハンドを振るって出る。ハイキック。ブロックしてしのいだ島村。組んだ島村がテイクダウン。ジャワは下から首を抱えると体を起こしてがぶる。島村が腰を落として座り込んだ体勢になった瞬間に、ジャワがヒザを頭部に入れる。グラウンド状態のヒザとなり反則でタイムストップがかけられる。

島村が続行不能となり、1R1分6秒、島村の反則勝ち。

ジャワは4月に続いて2試合連続でのグラウンド状態の頭部への蹴りでの反則負け。

 

修斗2026 vol.3・第2部:第4試合・漆田直輝 vs. 木村旬志

ストロー級5分2R。

両者オーソドックス。今成ロールで飛び込んだ漆田。足に触らせないように切った木村だが、漆田が引き込んでガードに入れる。下からパンチを入れる漆田。ラバーガードで固定しながら殴っていく。上の木村は下からの仕掛けを警戒して動きがない。ハイガードにした漆田が下から頭部に連打を入れる。木村は密着したままパンチを入れる。1R残り15秒を切っているが、レフェリーは動きがないと見てブレイクをかける。スタンドに戻った直後に1R終了。

2R。木村がスイッチしながら間合いを詰めるが、漆田は足からスライディングして引き込む。ハイガードからラバーガードで固定しながら殴る漆田だが、レフェリーからはアクションのコールがかかる。展開が変わらず、レフェリーがブレイクを宣告。スタンドで詰める木村だが、間合いに入らず打撃のフェイントを見せる。またスライディングして引き込んだ漆田。下から殴る。木村も密着したままパウンドを入れる。上下で打ち合いながらタイムアップ。

判定三者とも20-18の3-0で漆田が勝利。

漆田はガードからの密着したパンチでの判定勝ちという、現代MMAでは珍しい展開での勝利となったが、得意の極めを見せられなかったためか、試合後も納得がいかない表情を見せていた。

修斗2026 vol.3・第2部:第3試合・小鉄 vs. 石原大空

2026年度新人王決定トーナメント一回戦フライ級5分2R。

サウスポーの小鉄にオーソドックスの石原。インローを蹴る石原だが、小鉄がタックルでバックに回る。パウンドを打ち込む。石原が立つとスープレックスで投げた。バックからコントロールしながらパウンドを入れる小鉄。石原が立ち上がると投げで崩して立たせないようにしながらパウンドを入れ続ける。小鉄は左腕一本でコントロールして、右腕でパウンドを打ち込み続ける。逃れようとする石原だが、小鉄がコントロールして立たせない。残り30秒で立ち上がった石原だが、小鉄は首に腕を巻いて後方に倒れ込んだ。リアネイキドチョーク。小鉄の腕を掴んでディフェンスする石原。1R終了。

2R。ワンツーを入れた石原。さらにインカーフ。しかし小鉄がタックルに入る。ドライブしてテイクダウン。またバッククリンチでコントロールする小鉄。石原が反転して上を取り返したが、小鉄がまたタックルに入りテイクダウン。ハーフバックからパウンド。スクランブルで向き直ろうとする石原だが、コントロールを続ける小鉄。立った石原だが、小鉄がクラッチを離さずにバックをキープする。向き直った石原がハーフガードに。背中を向けて立ち上がるとスクランブルを仕掛けるが、小鉄がバックキープを続ける。タイムアップ。

ジャッジは三者20-18の3-0で小鉄が勝利。

修斗2026 vol.3・第2部:第2試合・山下康一朗 vs. 小沼魁成

73kg契約5分2R。

両者オーソドックス。ジャブを突く山下。ワンツーがヒット。山下のジャブがヒットし間合いに入れない小沼。左右のパンチ連打でケージまで下がらせる。小沼の前蹴りをキャッチした山下がスタンドバックを取る。バッククリンチの体勢で攻めあぐねると、レフェリーがブレイクをかける。再開後に小沼がタックルで飛び込みシングルレッグに入る。ケージ際でテイクダウン。山下は下からハーフネルソンに抱える。小沼がパウンド・ヒジを打ち込む。下から足をすくう山下。足関節を仕掛ける。膝を抜いてディフェンスする小沼。下から小沼の足に絡んでいる山下だが、小沼はスタンドをキープし1R終了。

2R。スイッチをしながら圧を掛ける小沼。タックルに入る。シングルレッグから足をたぐってバックに回り、スタンドバックの体勢に。山下は片膝をついた体勢に。後方に引き込んで足をフックさせた小沼。仰向けでバックを取られた体勢の山下が反転しようとしたが、小沼が上になりマウント。山下が背中を向け、再び小沼が仰向けのバックマウントに。バックから殴る小沼。ローリングして上を取ろうとする山下だが、小沼はついていって上をキープ。バックからパウンドを打ち込む小沼。再びマウントの体勢となり、パウンド・ヒジを連打する小沼。残り時間わずかだったが、山下が逃げられずに打たれ続けるのを見てレフェリーが止めた。

2R4分51秒、小沼のTKO勝ち。

KO負けした山下は、試合中に右膝を負傷していた模様で、試合後も立ち上がることができない。担架で運ばれて退場した。

修斗2026 vol.3・第2部:第1試合・佐藤利彦 vs. 大原柊太

ビギナー修斗フェザー級2分2R。

両者オーソドックス。間合いを詰めた佐藤が胴タックルで組みついた。腹へのヒザの打ち合い。ケージに押し込んだ佐藤がダブルレッグでテイクダウン。ガードを取った大原。佐藤がパスしてサイドについた。亀になった大原からバックマウントを取る。1R終了。

2R。大原が右を打ち込んだが、佐藤がタックルに入りテイクダウン。亀になった大原のバックに回り、両足をフックしてバックマウント。佐藤がリアネイキドチョークを狙ったが、大原が腕を掴んでディフェンスする。ボディにパウンドを入れたところでタイムアップ。

判定三者20-18の3-0で佐藤が勝利。

修斗2026 vol.3・第2部:オープニングファイト:越智晃良 vs. 小林正汰

ビギナー修斗ストロー級2分2R。

レガース・ヘッドガード着用・パウンドなしのビギナー修斗ルール。

小林がローを蹴るとバランスを崩した越智。さらにパンチで出てテイクダウン。サイドを取った。足を絡めてハーフガードにした越智。越智がディープハーフからスイープを狙うが、まあ足を抜かれてサイドに。1R終了。

2R。ジャブを突く小林。カーフキック。左右のパンチを打ち込む。越智がタックルに入るが切った小林。またカーフキック。左ボディを入れる。越智がインローからタックルに入る。シングルレッグに切り替えたが、こらえる小林。ダブルレッグに切り替えてケージに押し込んだ越智。両足を束ねると持ち上げてテイクダウン。タイムアップ。

判定はジャッジ三者20-18の3-0で小林勝利。