格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

PANCRASE334:NEOBLOOD!4・第7試合・前田村生 vs. 髙田寛也

ネオブラッドトーナメントフェザー級準決勝。勝者が8月の決勝戦で逆ブロックの勝者栁川と対戦する。

前田は一回戦不戦勝となりこれが初戦。仙台在住の26歳でプロデビュー戦。

髙田はパラエストラ札幌所属。同じく26歳で、3月のネオブラ一回戦でプロデビュー。一回戦は組んでテイクダウンするとグラウンドでアグレッシブに攻め、最後はパウンドでKO勝ち。

タックルに来た髙田。ケージに押し込み背中でクラッチしてテイクダウン。マウントに。上半身を起こしてケージで立ち上がる前田。引き剥がし離れる。髙田すぐまたタックル。引き剥がそうとする前田だが、髙田倒して上に。ハーフ。下から足で距離を作ると立った。パンチを打ち込む前田だが、髙田すぐにまたタックル。がぶった前田。切る。しかし疲れが見える。すぐ組んでいく髙田。寝かせてサイドで押さえ込む。パウンドを入れつつダースチョーク。外れたが今度はチョーク。ギリギリ立った前田だが、すぐまたテイクダウンする髙田。マウントからパウンド・肘。腕でブロックするしかできない前田だが、レフェリーギリギリ止めない。ホーン。

1R三者髙田10-9。

2R。両者だいぶ疲れがある。髙田出られなくなったが、前田も消耗している。髙田またタックル。テイクダウン。ハーフで固める。サイド。マウントに。体を起こしパウンド。亀になった前田の体を伸ばしてチョーク。タップアウト。

1Rのラッシュでかなりスタミナを使った髙田だったが、2Rもまたタックルから攻めてフィニッシュ。

PANCRASE334:NEOBLOOD!4・第6試合・髙木徳三 vs. 小原とうや

ネオブラッドトーナメントバンタム級2回戦。

NATURAL9髙木は3月の一回戦でプロデビュー。判定だったが、3Rともテイクダウンから攻め、ラウンド終盤にラッシュを入れての三者フルマーク勝利。26歳。

小原は同じく3月のネオブラ一回戦でプロデビューしたが、その時は現役高校生。序盤は攻め込まれたが、2R以降スタミナ切れした相手にテイクダウンを奪って攻める展開で判定勝ち。バックボーンは柔道、極真空手。18歳。

勝者は前の試合で勝った菅と8月に準決勝を戦う。

ローを蹴る小原。またロー。ミドルを返す髙木。またロー。蹴られるとつかもうとする髙木。またローを入れる小原。詰めた小原が左を打ち込む。またロー。またローを蹴られるとキャッチした髙木。スタンドでバックに回る。小原桜庭ロック狙い。倒れ込んで極める。腕が背中まで周り髙木タップ!

PANCRASE334:NEOBLOOD!4・第5試合・寺本雄輝 vs. 菅歩夢

ネオブラッドトーナメントバンタム級二回戦。

寺本は2015年プロデビュー。パンクラスは3月の一回戦が初参戦で、序盤は打撃で攻め込まれたが、右一発でダウンを奪いパウンドでKO勝ち。32歳。

宇留野道場の菅は3月の一回戦がプロ2戦目で、4度目出場の高杉に判定勝ちでプロ初勝利。21歳。

菅カーフキック。2発入れるともう効いてる。さらにカーフを入れると寺本立っていられないのかタックルへ。足首にしがみつこうとするが、パウンドを打ち込み続ける菅。タックルを切ってパウンドを入れるとレフェリー止めた。

菅が序盤のカーフキックで勝負を決めた。

PANCRASE334:NEOBLOOD!4・第4試合・上野惇平 vs. 漆間將生

ネオブラッドトーナメントバンタム級二回戦。

ハイブリッドレスリング八戸の上野はネオブラ5年連続出場。2019年は決勝まで勝ち上がったものの、その後2連続一回戦負け、昨年は一回戦は勝ったが二回戦で判定負け。31歳。

KRAZY BEE漆間は昨年のネオブラは上野と同じく2回戦敗退。一回戦はケージ押し込みから打撃を入れる展開で判定勝ち。26歳。セコンドは山本美憂&アーセン。

パンチの間合い。漆間のパンチがヒット。上野が組みに行くが、ケージに押し込んだ漆間。ボディに膝。上野首相撲から膝。漆間押し込みながら膝。押し返し離れる上野。漆間すぐにパンチで出るとまたケージ押し込み。上野ダブルアンダーフックからサバ折りテイクダウンを狙ったが、差し返して耐えた漆間。ケージに押し込んでパンチを入れる漆間。上野も打ち返しているが圧されている。スタンドで殴り続ける漆間。連打が入ったのを見てレフェリー止めた。

漆間が8月の準決勝進出。二回戦シードの坂本瑞氣と対戦。

PANCRASE334:NEOBLOOD!4・第3試合・山﨑聖哉 vs. 梅原規祥

ネオブラッドトーナメントフライ級二回戦。

BRAVE山﨑は柔道バックボーン。一回戦はテイクダウンして肘・鉄槌連打し1RKO勝ち。20歳。

所プラスの梅原は、所の弟子らしくグラウンドで動き続ける攻めが武器で、昨年10月のプロデビュー戦は2R三角絞めで一本勝ち。3月の一回戦は不戦勝。24歳。

勝者が前の試合で勝った眞藤と8月の決勝戦で対戦する。

ジャブ、左ハイを放つ梅原。関節蹴り。接近する山﨑に飛び膝を放つ。山﨑詰めるが梅原ワンツー。山﨑詰めて組むとスタンドバックに。山﨑投げて倒したが、梅原振りほどいて離れた。山﨑詰めていく。梅原サークリング。下がりながらミドル。また飛び膝。キャッチした山﨑だが梅原離れた。梅原のアッパーがヒット。ちょっと手数が少ない。山﨑組んでまたスタンドバック。投げた。パウンドを打ち込む。梅原立つがスタンドバック。梅原桜庭ロック。倒れ込んで極めに行くが、外して立った山﨑。ホーン。

ジャッジ二者山﨑、一者梅原。

2R。山﨑バックブロー。空振り。右を打ち込んだ。タックルへ。スタンドバックになると梅原また桜庭ロック。腕を引き抜いて離れる山﨑。梅原飛び膝。受け止めてまたスタンドバックになる山﨑。後方に投げて上を取ろうとするが、梅原立った。スタンド。山﨑テンカオから左フックがヒット。梅原ちょっと手数が少ない。手を出しているが単発。山﨑詰めて連打を入れる。ジャブをヒット。梅原の飛び膝は空振り。詰めてパンチを打ち込む山﨑。残り1分。また組んでバックに付いた山﨑。投げると背中に乗った。バックから殴る山﨑。降りると肘を入れて離れる。ホーン。

2R三者山﨑。

3R。ジャブを入れた山﨑。ミドル。先手を取る。バックブローを出した。梅原もバックブロー。左ハイ。山﨑タックルへ。ダブルレッグからスタンドバック。投げてバックから足で腕を挟んで肘・パウンドを入れる。テイクダウンを狙う梅原だが、山﨑が上をキープ。サイドで固める。山﨑下から起き上がりタックルに。テイクダウン。山﨑ギロチンに抱えるが、あまり力を入れていない。外れた。下から抱えている山﨑。下から足関。外ヒール狙い。それでいてパウンドも当たらない位置。フィニッシュが必要な梅原だが攻められない。スタンドになり、山崎タックルに。タイムアップ。

判定29-28山崎、30-27×2山﨑。3-0で山﨑勝利。

PANCRASE334:NEOBLOOD!4・第2試合・大野友哉 vs. 眞藤源太

ネオブラッドトーナメントフライ級準決勝。

パラエストラ千葉の大野は昨年のネオブラでプロデビューし、一回戦はチョークで勝ったが準決勝はシングルレッグに入ったところでチョークに捕まり逆に1R一本負け。3月の一回戦は不戦勝。28歳。

眞藤は3月のネオブラでパンクラスデビュー。右の連打で1RKO勝ちしてインパクトを残した。22歳。

大野タックルから引き込み。眞藤肘を落とすが、大野三角クラッチ。密着して防いでいる眞藤。クラッチに両腕入っているので隙間がある。膝を大野の顔に乗せて防いでいる眞藤。外した。眞藤離れて立った。眞藤関節蹴り。ジャブ。ケージを背負う大野。カーフキック。タックルに入るが切られた。大野詰めてパンチで出る。そこからタックルに。テイクダウン。しかし眞藤が逆に三角!タップアウト!

眞藤決勝進出。

PANCRASE334:NEOBLOOD!4・第1試合・米山唯人 vs. 寺岡拓永

ネオブラッドトーナメントストロー級二回戦。

米山はかつてUFCを目指していたが、DEEPで元谷に敗れたことで24歳で引退した米山千隼の弟。現在は千隼が代表を務めるサツキジム横浜に所属。3月の一回戦でプロデビューし、投げてテイクダウンしてからのパウンドラッシュでKO勝ち。24歳。

寺岡も一回戦がプロデビュー戦で、孫悟空DATEからシングルレッグでテイクダウンを奪う展開で判定勝ち。26歳。

米山左ミドル。もう一発。四つに組むと米山がケージに押し込む。ダブルアンダーフックに。寺岡首相撲二ボディに膝。離れたところで米山がハイ。プレスしていく。右ハイ。寺岡組むが、テイクダウンを狙う米山。しかし寺岡投げ返して上を取りかける。立った米山。

1R三者米山10-9。

2R。寺岡がローを入れていく。米山ミドルを返す。パンチで飛び込んだ寺岡が支え吊り込み足でテイクダウン。米山のガード。米山下からオモプラッタ。頭をまたぐ寺岡。米山タックルに入り上に。ハーフバック。寺岡立ったが、米山後ろに倒しテイクダウン。亀から立つ寺岡にパウンド。寺岡逆にボディロックしてパンチを入れるがホーン。

2R三者寺岡10-9。

3R。米山詰めたが、寺岡がパンチを打ち込むとタックルに。ボディロック。膠着気味。寺岡押し込んでいるがそこから展開がない。ダブルアンダーフック。動きがないが、レフェリーからアクションもかからない。膝を入れた米山だが寺岡がテイクダウン。米山下から三角クラッチ。浅いがクラッチしたまま下から殴る。クラッチを外した寺岡。米山亀になりがぶる。残り1分。米山がぶりで抱えたまま。米山立った。押し込む寺岡だが押し込んでいるだけ。残り3秒で放してパンチを入れた。タイムアップ。

判定三者29-28で寺岡勝利。

3Rは押し込みとテイクダウンを取ったか?そこから特に何もなかったので、下から三角クラッチから殴った米山かと思ったが、それもそこまでの攻めではなかったか。

8月に増田大河とのトーナメント決勝戦に進出。

PANCRASE334:メインイベント・村山暁洋 vs. 林源平

ウェルター級王座決定戦5分5R。村山1位、林2位。

村山は2016年に鈴木槙吾に勝利しタイトルを獲得したが、次の試合で三浦広光に判定負けで王座陥落。その後、佐藤天・手塚裕之・木下憂朔ら、世界に羽ばたいていった若手の踏み台にされつつも定期的に出場を続け、菊入には一度は判定勝ちしたが、2021年の暫定王座決定戦でのりマッチでは判定負けで王座獲得ならず。しかし菊入がBellatorと契約し王座返上したことで再び王座決定戦出場が決まった。43歳。

ストライカーの林は大幅減量してライト級で戦い続け、2020年にはヤン坊との暫定王座決定戦まで進んだが1RKO負け。そこから連敗したことで階級をウェルターに上げると、ここまで2連勝中。前回の押忍マン戦では、パンチを効かせられたところからの逆転KO勝ち。33歳。

両者牽制の打撃を出していく。村山の組み、林のパンチどちらも届かない間合い。林左ハイ。ロー。林詰めて右を出したが、村山下がってかわした。右ボディを入れた林。右ロー。詰めた林。パンチを打ち込んだが村山組み付いた。ケージに押し込む。引き剥がそうとした林だが村山スタンドバックに。残り1分。村山放して離れた。林ローを一発。パンチを出したが距離が遠い。ホーン。

1R三者林。村山はスタンドバックを取ったがそこから攻めがないとみなされたか。

2R。林がパンチを入れていく。村山詰めていき四つに組んだ。林入れ替えて離れる。詰めた林。左ボディ。ワンツー。村山下がる。ジャブで牽制しながら出る林。ロー。またロー。組もうとした村山だが引き剥がされる。スーパーマンパンチを入れる林。またロー。残り1分。ケージに詰めて左フック。右ボディから左。ぐらついた村山。下がる。ケージ際をサークリング。追っていく林。ホーン。

2R三者林。

3R。村山右を放つ。しかし林がまた詰めて左フック。村山出てきたが、ジャブを当てる林。詰めた村山だが引きはがす林。林左ハイ。左ミドル。ロー。遠い間合いで蹴りを主体にしてきた。林右オーバーハンド。村山パンチで出た。ケージまで詰めたが、距離を取る林。残り1分。ローを蹴る林。連打。詰めた村山が組んでケージに押し込むがホーン。

3R三者林。村山、ほぼ判定勝ちがなくなる。

4R。村山出るが林が右アッパー。距離が近くなってきた。ケージを背負った林に組み付く。押し込んだ村山。林離れる。村山また出ていくが、パンチを当てる林。林ワンツー。村山また組んでケージに押し込むが、すぐに抜け出し離れる林。村山詰められない。逆にはやしが出てパンチを打ち込む。ホーン。

4R三者林。

5R。村山初めて低いタックルへ。そのまま脇を差してケージに押し込んだ。入れ替えた林。村山大外刈りを狙ったが、林こらえて離れた。右。左ミドル。右ボディ。村山もスタミナ切れか。手数が少ない。また大外刈りを狙ったが引きはがす林。林パンチで出てケージまで追い込むが、入れ替えて組んだ村山。残り1分。引き剥がした。村山バックブロー。左ハイ。パンチで出たが残り20秒でまた組み付いていく村山。林が逆にスタンドバック。林が投げてテイクダウン。タイムアップ。

ジャッジ三者50-45のフルマークで林がウェルター級王者に。

林「対戦してくれた村山選手ありがとうございました。正直3Rまでに倒せると思ったけど、パンチを見切られて強かったです。このベルトが欲しくて10年やってきたのでめちゃくちゃ嬉しい。ここから先は王者としてふさわしい試合をしていきたい」

PANCRASE334:セミファイナル・伊藤盛一郎 vs. 秋葉太樹

フライ級。伊藤1位、秋葉5位。

ZST王者の伊藤。RIZINの出場が決まらずにブランクが開いたとことで、昨年12月にパンクラスデビュー。初戦でランキング2位の上田将竜と対戦すると、2Rにテイクダウンしてからはマウント→バックマウントからのワンハンドチョークで一本勝ち。一気にトップランカーに食い込んだ。30歳。

秋葉は暫定王座決定トーナメントで小川徹に敗れ、昨年4月にパンクラスデビュー戦の鶴屋怜に1Rチョークで敗れると、7月のROAD FCではRoad To UFCに出場(先週の一回戦で判定負け)したイ・ジョンヒョンに判定負けで3連敗中。稲垣組に移籍してからのパンクラスでの初戦。33歳。

伊藤いきなりタックル。すぐに立つ秋葉だが、なおもボディロック。膝。さらに膝を入れる。秋葉正対。投げで凌ぐとすぐに立ったが、伊藤すぐまた組み付いて押し込む。離れた伊藤。秋葉のパンチをかわした伊藤が組んでバックに。バックマウントになるが、秋葉反転。伊藤のガード。下からニンジャチョークを狙った伊藤だが、秋葉離れて立つ。ガードに飛び込む秋葉。伊藤下から腕十字。体をまたいで外したが、伊藤サイドで押さえ込む。秋葉ディープハーフ。伊藤キムラに。しかし今度はマウント!パウンド連打!秋葉なんとか動いて逃れようとする。パウンド連打。伊藤バックマウントになりチョーク!残り20秒でタップアウト!

伊藤2試合連続のフィニッシュ勝利。あとは王者鶴屋しかいない…が鶴屋はRoad to UFC参戦中。

伊藤「パンクラス来たからにはベルト目指したい。鶴屋選手はUFC目指して頑張ってほしいが、自分も今年中にベルトにチャレンジできるように頑張っていきます」

PANCRASE334:第6試合・押忍マン洸太 vs. 藤田大

ウェルター級。押忍マン4位。

パンクラス3勝3敗で、全試合フィニッシュ決着の押忍マン。前戦は林源平に倒し倒されのどつき合いから1RKO負け。30歳。

パラエストラ千葉の藤田はパンクラス初参戦。昨年Gladiatorでプロデビューすると1Rチョークで一本勝ち。2戦目もテイクダウンからポジショニングで圧倒していたが、サイドを取ったところでまさかのバギーチョークに捕まり一本負けでプロ初黒星。身長164cmと小柄。19歳。

押忍マンいきなり膝。藤田巻き込んでテイクダウンを狙う。しかし下に。腕を掴んで腕十字へ。防いだ押忍マンだが、藤田足関から今度は横三角からキムラへ。押忍マン藤田の頭部に膝を入れるが反則。減点1。横三角から再開。しかし再開と同時に動いて外した押忍マン。藤田今度は足関。しかし振りほどいて立った押忍マン。タックルに来る藤田にカウンターの膝。さらに膝を放つが、藤田キャッチしてテイクダウン。サイドへ。亀になった押忍マンのバックに回る。パウンドを打ち込む藤田。両足フックして得意のチョークを狙っていく。反転した押忍マンだが藤田はまたサイドに。また亀になるとバックに回られる。両足フックしてパウンド。藤田マウントへ。肩固め。しかしずれた。最後マウントになりパウンドを入れた藤田だがホーン。

1R三者10-8藤田。

2R。藤田今成ロール。膝十字からアンクル!タップアウト!

初参戦でいきなりランキング4位を下した藤田。ウェルター級で背が低いがグラウンドのスペシャリストというギャップが面白い。

藤田「途中膝食らって記憶ないんですけど、勝ったんですかね?」会場から笑いが起きるが「いやガチで」とのこと。ケージから出るときに足がもつれてコケる。相当ダメージがあった模様。

PANCRASE334:第5試合・佐藤龍汰朗 vs. 高木健太

ミドル級。佐藤ランキング1位。

佐藤は3月のネオブラワンマッチ決勝戦でプロデビュー戦の伊藤からテイクダウン→バックマウント→チョークで1Rタップアウト勝利。バックボーンは柔道。21歳。

髙木は2019年に手塚と暫定王座決定戦で対戦してから4連敗中。現Bellatorファイター菊入に判定負け後、2021年9月に現UFCファイター木下に1Rギロチンで一本負けし、相手が見つからずに1年9ヶ月ぶりの試合。今回は相手佐藤のウェイトに合わせてミドル級に上げての試合となる。37歳。

高木のインロー。佐藤がカットすると高木の右のスネが折れた。KO。

UFCでのアンデウソンのような、スネが真っ二つに折れてのKO…。

佐藤は12月横浜武道館でのタイトル戦をアピール。

PANCRASE334:第4試合・吉村天弥 vs. 神谷大智

ライト級。吉村10位。

HEARTS吉村は3月にプロデビュー戦となるネオブラワンマッチ決勝戦で芳賀ビラル海と対戦。ピラルのテイクダウンを凌いでパンチを打ち込み1RKO勝ちでネオブラウィナーとなった。バックボーンは極真空手。まだ19歳。

BRAVEの神谷も昨年10月のプロデビュー戦で芳賀と対戦。テイクダウンして攻めスプリット判定勝ち。24歳。

神谷のタックル。切った吉村。またタックルを切られた神谷だが、離れ際にパンチを入れる。ミドルを入れた吉村。神谷またタックル。今度は組んでケージに押し込む。ボディロックから投げを放つ。ケージでこらえる吉村だがスタンドバックに。テイクダウンを狙っていく神谷。クラッチに腕を一本差し込んだ吉村だが、神谷テイクダウン。ハーフにしてパウンドで削る。ガードに戻した吉村だが、神谷上をキープし肘を落とすとまたハーフにする。肩固めをセット。足を抜いてサイドに出ようとしたがやや緩んだ。ホーン。

1R三者神谷。

2R。神谷すぐタックル。シングルレッグ。クラッチしてテイクダウン狙い。倒され際に反転しようとした吉村だが神谷が上に。吉村のガード。すぐにハーフにした。うつ伏せになり亀から立とうとする吉村。バックにつく神谷。吉村立ったが、神谷なおもクラッチしていて投げる。すぐ立つ吉村だがまた投げて押さえ込んだ。背中をつかた吉村。三角を狙うが、神谷上半身を起こして防いでいる。クラッチが浅い。じわじわ深くクラッチを組み直していく。しかし腕を引き抜いた神谷。またハーフに。パウンド。吉村ガードに戻したが神谷パウンド。ホーン。

2R二者神谷、一者吉村。

3R。神谷タックル。切られた。ちょっと疲れが見える。吉村テンカオ。神谷またタックル。ケージに押しこみシングルレッグへ。ケージでこらえて膝を入れる吉村。ブラウン肘。離れる。吉村の右が入った。効いている。神谷タックルへ。吉村の右足にしがみついている。しかし吉村バックに回りパウンドを入れる。打たれている神谷。立とうとする神谷の頭部に膝。吉村が右手をマットについてグラウンド状態になるが、その状態でさらに膝を入れてしまい反則。タイムストップ。

続行不能で試合終了。吉村反則負け。担架で運ばれる神谷。

反則がなければ逆転KOまで行けたかもしれないし、KOできなくても10-8でドローまで持ち込めたかもしれないのにもったいない。