格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN41:オッズ/予想と展望

マルロン・ヴェラ 1.44
ドミニク・クルーズ 2.90
ネイト・ランドワー 3.35
ダヴィッド・オナマ 1.36
ヤスミン・ハウレギ 1.48
ヤスミン・ルシンド 2.80
デビン・クラーク 2.30
マザマト・ムルザカノフ 1.67
プリシラ・カショエイラ 2.75
アリアネ・リプスキ 1.49
シンシア・カルヴィーヨ 1.59
ニーナ・ヌネス 2.45
ブルーノ・シウバ 1.35
ジェラルド・マーシャート 3.40
アンジェラ・ヒル 3.45
ルーピー・ゴディネス 1.34
マルティン・ブダイ 1.38
ルーカス・ブジェスキー 3.20
ガブリエル・ベニテス 1.28
チャーリー・オンティベロス 3.95
オデー・オズボーン 1.41
タイソン・ナム 3.05
ユーセフ・ザラル 1.80
ダモン・ブラックシア 2.05
ジェイソン・ウィット 3.05
ジョシュ・クインラン 1.41

メインはランキング5位ヴェラと初代王者の37歳クルーズの新旧対決。

ヴェラは現在3連勝中。特に、クルーズと同じ元王者でレジェンドのフランク・エドガーを前蹴りでKOしたことで一気にランキングを上げた。その勝利をもって、前回初のメインに抜擢。ロブ・フォントから3度ダウンを奪って完勝し、ついにトップ5ランキング入り。タイトル挑戦も見えてきている。

一方の古豪クルーズも地味に2連勝中。かつて、怪我で長いブランクを経て「もう衰えたのでは」と思われたところからの水垣戦での秒殺KO勝利、ディラショーからの王座奪取と超人ぶりを見せたクルーズも、3年半のブランク明けでヘンリー・セフードと対戦した時には2RKO負け。さすがに衰えは隠せない。その後の2連勝は、ランク外のケイシー・ケニーにはスプリット判定勝ち、ペドロ・ムニョスには1Rに2度ダウンを奪われKO寸前からリカバリーしての判定勝ちと、かつての難攻不落なイメージはなくなったが、別のしぶとい強さ見せている。

重い一発のあるヴェラは、打たれ弱くなっているクルーズにとっては相性最悪だが、ここでまたしぶとく生き残る様を見せることができるのか。

ヴェラKO勝ち。

セミ以下は、他のイベントで中止になった試合の寄せ集め。先週予定されていた試合が2試合スライドし、セミのネイト・ランドワーも、本来はズバー・ツフゴフと先週対戦予定が、ツフゴフの欠場により今回に延期となっている。

ツフゴフの代役として、UFC2勝1敗のダヴィッド・オナマが抜擢。ウガンダ出身のオナマはデビューから全試合フィニッシュ勝利で、UFCには試合1週間前に代役で契約したが、メイソン・ジョーンズに組まれてバックを取られる展開であっさりとMMA初黒星を喫したが、その後はKO勝ちと肩固めの勝利でまたフィニッシュ勝利街道に戻している。

まあ、オナマもランドワーもセミに出てくるレベルの選手ではないが…アスペン・ラッド vs. サラ・マクマンが延期になって押し上げられた形。

週末は土曜日にBellator、日曜は早朝からPFLロンドン大会(メインにローリー・マクドナルド出場)、その後にUFCが行われる。第1試合開始は14日朝5時。速報します。

UFC on ESPN40:ポストファイトボーナス/総評

2014年11月以来、ユニファイドルールになってから2度目の全試合フィニッシュ決着。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトはいつもより1人多い3人。

全試合フィニッシュとなったが、割りと力の差があるカードが多かった。その中ではセミとメインは劣勢になった選手が盛り返してどうなるかわからない所までは持ち込んだが、結局は押している側が押し切った。

メインはサントス自身も咬ませ犬役であることはわかっていたと思うが、今まで見せていなかったテイクダウンを見せるなど、なりふり構わない攻めで、楽な試合にはさせなかった。結局負けてしまったが意地は見せた。ヒルはこれで上位ランカーになるかもしれないが、サントス相手に組みで苦戦しているようだと、グラップラー相手ではさらに厳しくなるのがわかったのでは。

佐藤天は残念ながら何も出来ない完敗。おそらくまだチャンスは与えられると思うが、リリースがかかる試合になるかもしれない。勝ったバトルの実力も短時間過ぎてわからなかった部分がある。

事前のオッズでアンダードッグだったところからアップセットを起こしたのはニール、ウスマン、マイラ・ブエノ・シウバ。特にニールは左を当てまくってルケから初めてのKO勝ち。タイトル戦線に絡む資格を得た。今回のMVP。

UFC on ESPN40:メインイベント・チアゴ・サントス vs. ジャマール・ヒル

ライトヘビー級5分5R。サントス6位、ヒル10位。

38歳のサントス。重量級は前王者テイシェイラを筆頭にベテランが多いが、サントスのように戦績が右肩下がりの選手にとっては厳しい。ジョン・ジョーンズのタイトルに挑戦したが判定負け。さらにテイシェイラとラキッチにも負け、ジョニー・ウォーカーには勝ったものの消極的な内容で評価が上がらず。前戦は次期挑戦者候補の一人マゴメド・アンカラエフ相手に自分から攻めに行けず、良いところなく判定負け。戦績よりも内容が良くない。ハードパンチャーだが、2019年のブラホヴィッチ戦以来KO勝ちがない。

ヒルはエリートアスリートタイプのファイターで、大学までバスケやアメフトで活躍し、卒業後にMMAに転向。プロデビューは26歳と遅いが、2年でコンテンダーシリーズに出場し、無敗のままUFCと契約。ランカーのオヴァンス・サン・プレーを2RKOしランキング入りしたが、ポール・クレイグには引き込んで腕十字を極められ、肘を折られてキャリア初黒星。しかしそこからジム・クルートとジョニー・ウォーカーに2試合連続1RKO勝ち。

新旧KOアーティスト対決だが、こうなるとオッズは最近の勢いが重視されがちで、下位ランカーのヒルがフェイバリット。

サントスローからシングルレッグを狙ったが、切ったヒルヒル詰めてきた。サントスの左ハイをブロック。ジャブを放つヒルにサントス左オーバーハンド。なおもジャブで出るヒル。サントスまたシングルレッグ。ケージまで詰めるとダブルレッグへ。こらえたヒル。四つからボディへ膝。サントスシングルレッグに切り替えて倒そうとする。かなり力を使っているが倒せない。またボディに膝。膝がローブローになりタイムストップ。再開。また出ていくヒル。サントス下がって距離を取る。残り10秒でバックスピンキックを見せたサントス。ワンツー。ホーン。

1R手数で五分。ややサントスか。

2R。またじわじわ出るヒル。サントス下がって距離をキープ。右ミドル。タックルで飛び込んだ。テイクダウン!しかしすぐ立ち上がるヒル。なおもダブルレッグを狙うサントス。ヒルの膝がヒット。四つからシングルレッグを狙ったが倒せない。ヒルの右をもらった。タックルでしのごうとするサントス。ヒル切って離れる。ヒルの右がヒット。さらに左。ボディ。サントスもパンチを打ち返し右がヒット。しかしちょっと消耗しているサントス。後退。ヒルのハイ。ヒルのパンチをなんとかかわしているサントス。だが足が止まっている。手打ちのパンチ。ヒルの右がヒット。サントスのバック肘は不発。ヒルの右がヒット。サントス距離を取る。最後に右を打ち込んだヒル。ホーン。

2Rヒル。サントス、すべての武器を使ってなんとかしようとしているが、スタミナが切れてしまっている。

3R。サントスタックル。ダブルレッグで倒した。が、すぐに立たれる。なおもダブルレッグを狙うサントス。倒した。背中を向けたヒルのバックを取ろうとするが前に落とされる。しかしまたタックル。シングルレッグで膝をつく。こらえてパウンドを入れるヒル。立ち上がったヒルだがすぐ倒すサントス。バックに回るサントスだが、ヒル立って正対。またテイクダウン狙い。ヒルも疲れているか。ボディロックから投げてテイクダウン。バックに回るサントス。打撃を入れるヒルだがサントスまたタックル。ヒルが膝を入れる。シングルレッグで倒すサントス。ホーン。

3Rサントス。ヒル、テイクダウンをイージーに取られるようになってきている。打撃で仕留める力がなくなってしまうと、あと1R取られたら厳しくなる。一方のサントスも疲れている。

4R。詰めていくヒル。ワンツー。サントス飛び膝を見せたが右をもらった。しかしサントスのフックがヒット。押し返すサントス。しかしまた詰めるヒル。ワンツーがヒット。サントスぱんちをかわされ背中を向けたところに左をもらう。足を止めての打ち合いからサントスも足をもつれ笹ダウン!ヒルパウンド!ラッシュ。サントス立とうとしたがほぼマウントになり肘連打!レフェリーストップ!

今日は気持ちを見せたサントスだったが、最後は及ばず。ヒルUFCでは一番苦しんだ試合となったが、ここを乗り切ったのはいい経験になったか。

UFC on ESPN40:セミファイナル・ヴィセンテ・ルケ vs. ジェフ・ニール

ウェルター級。ルケ6位、ニール13位。

UFC14勝中13フィニッシュと驚異のフィニッシュ率を誇るルケ。レオン・エドワーズに負けてから7連勝、スティーブン・トンプソンに完敗で弾き返されたものの、そこから4連勝し、ついにタイトル挑戦圏内に入ったが、前回は初のメインで一度KO勝ちしているベラル・ムハマド相手判定負け。ムハマドにステップで距離を取られる展開で、一発入ってぐらつかせる場面はあったものの、チャンスはそれだけで終わった。佐藤天と同じキルクリフFC所属の30歳。

ニールはUFCデビューから5連勝・4フィニッシュで一気にランキング入りしたが、スティーブン・トンプソンの距離を取ってサイドキックを入れるスタイルに対応できないまま判定負けでUFC初黒星。続くニール・マグニー戦も、1Rは接近戦で優勢だったが、2R以降アウトボクシングをされると、捕まえられず判定負けで連敗。前回はサンチアゴ・ポンジニッビオ相手に打撃で攻め続けてスプリット判定勝ち。自分より長身でリーチが長い相手に苦戦しがちだが、今回のルケとはサイズはほぼ一緒。

詰めていくルケ。ニールもパンチを返す。ワンツー。出てパンチを打ち込むルケにニールの左がヒット!ルケ効いた!ケージ際まで下がってブロッキングで凌ぐ。回復したのかまた出ていくルケだが、またニールの左をもらう。ルケ積極的にパンチで出るがニールのパンチももらっている。それでも詰めてパンチを出していくルケ。ニールのパンチでバランスを崩しスリップダウンしたルケだがすぐ立つ。また詰めていく所で左がヒットしてぐらついたルケ。下がる。ケージに詰めたニール。また左が入りルケダウン!パウンド。ルケ立った。残り1分。ニールのジャブももらっているルケ。ニールの左をことごとくもらっている。打ち返しているが足元がおぼつかないルケ。ホーン。

1Rニール10-8。

2R。ルケまだ出ていく。右を打ち込んだ。右ミドル。ルケの方が手数が多い。組んだニールが足をかけて倒した。バックに回るがルケ立ってケージ際で正対。肘を入れたルケ。ヒールも肘連打。離れたニール。ワンツー。ケージを背負ったルケにワンツーのれんだ。ルケ左ボディ。また左ボディ。ニールタックルに行くが切られる。手数で押すルケ。ニールちょっと落ちているがスタミナ切れか?攻め続けるルケ。ホーン。

2Rルケ。しかし1Rは10-8あってもおかしくないので、3R取るだけではドローまでの可能性がある。

3Rも出ていくルケ。ニールちょっと受け身。飛び膝を見せたルケ。またニールの左がヒット。また左。2R休んだ分、ちょっと戻っているか。また左をもらった。さらにルケのワンツーの左がヒットし効いた!ケージに詰めたニールがラッシュ!ブロックの上から連打。アッパー連打。さらにパンチを打ち込み、左がヒットしてルケ前のめりにダウン!レフェリースタップ!

ニールがトップ10ファイターをKOで下す。

ルケはタイトル挑戦目前から2連敗。1RでほぼKOされていたところから2Rよく盛り返したが及ばなかった。

UFC on ESPN40:第8試合・モハメド・ウスマン vs. ザック・パウガ

TUF30ヘビー級トーナメント決勝戦

再来週にタイトルマッチを行うウェルター級王者で現P4P1位カマル・ウスマンの弟モハメド。大学時代はアメフトの選手だったが、兄を追うようにMMAの道へ。ローカル時代に現UFCファイターのドンテイル・メイエスに判定負け、昨年はPFLに出場したが、初戦で2Rチョークで一本負け。以降は負傷欠場している。TUFではチーム・ペーニャにヘビー級のドラフト1位で指名されると、2試合連続判定勝ちで決勝に進出した。UFCデビューとしては遅めの33歳。打撃にやや難あり。

パウガはさらに年長の34歳だが、MMAは2年前にデビューしてからここまで5戦全勝。ウスマン同様、アメフトの選手だったが、卒業後にNFLヒューストン・テキサンズの練習生になっていたことがある。所属のエヴェレーション・ファイト・チームではUFCヘビー級ランカーのカーティス・ブレイズもチームメイト。TUFでは初戦判定勝ち、準決勝は2R30秒でKO勝ち。ウスマンと同じチーム・ペーニャで、ウスマンとは番組前から一緒にトレーニングをしたことがある仲。

パウバのTUF前の試合はすべてライトヘビー級。ウスマンはもともとヘビー級だが、計量ではパウガ108kg、ウスマン107kgと、両者ともライトヘビーまで落とせそうに見える。

飛び込んでくるパウガにパンチを合わせるウスマン。パウガ飛び込んでジャブ。左ハイをヒットさせたパウガだが、キャッチしてテイクダウンするウスマン。しかしパウガ寝かされずに立った。ウスマン大振りの右を空振り。飛び込んだパウガだがウスマンの右がヒット。また出るウスマンだが、今度はそこにパウガのワンツーをもらう。なかなか間合いに入れない両者。パウガまた左ハイ。左ミドル。また左ミドル。スーパーマンパンチで飛び込んだパウガだが、ウスマンかわして左フック。ジャブを当てるパウガ。ホーン。

1R手数でパウガ。

2R。パウガがジャブで飛び込んだところにウスマンのジャブが顎にヒット!パウガ仰向けに倒れて失神!KO!

ウスマン、兄弟でのTUF制覇。

ヘビー級の下の方の選手は動きが遅くもっさりした選手が多いが、両者ともスピードがあった。UFC本戦では二人ともライトヘビーで戦うのかもしれないが。

UFC on ESPN40:第7試合・ブローガン・ウォーカー vs. ジュリアナ・ミラー

TUF30女子女子フライ級トーナメント決勝戦

ウォーカーはカリフォルニア出身だが、グァム在住の夫と結婚し、現在はグアム在住。グァムのPXCでデビューし、その後Invictaで3勝2敗の戦績を残している。負けた相手は元UFCファイターのパール・ゴンザレスと、ウォーカー戦の後にUFCと契約し現在3連勝中のエリン・ブランチフィールド。柔術黒帯の34歳。TUFではチーム・ヌネスのドラフト2位で、2戦とも判定勝ち。

ミラーは26歳。公式戦わずか3戦で2勝1敗。10thプラネット・サンディエゴで柔術を学んでおり、グラップリングの試合にも精力的に出場している。TUFではチーム・ペーニャのドラフト2位で、初戦判定勝ち、2戦目は2Rキムラで一本勝ち。

組んでいくミラー。背中でクラッチしてサバ折りテイクダウン。ハーフ。上半身を固めた。押さえ込んだままパウンド。ウォーカーは下から抱えてホールディングでしのごうとしている。ガードに戻したウォーカーだがミラーパウンド。鉄槌。ウォーカーハイガード。腕十字を狙ったが戻した。ミラー肘を落とす。ホーン。

1Rミラー。肘をもらった左目下が腫れているウォーカー。

2R。ウォーカーカーフキック。ジャブ。パンチの打ち合いから組んでいくウォーカー。しかし四つ組みで入れ替えたミラー。テイクダウン。下から足関を狙ったウォーカーだが、ミラー外してバックに付く。ハーフバックからチョーク。顎の上。諦めて外したミラーだが、先にウォーカーが起き上がり上に。逆にバックに回った。ミラーが立つとケージに押し込む。しかしミラーは入れ替えるとまた四つから足を掛けてテイクダウン。残り45秒。サイドに出た。鉄槌連打。ガードに戻したウォーカー。ホーン。

2Rミラー。

3R。ウォーカー詰めるがミラーのジャブがヒット。またジャブが顔面を捕らえる。ウォーカーもパンチを返すがスピードがない。組んだウォーカーだがミラー首相撲。ケージに押し込むウォーカー。が、また四つ組みから倒したのはミラー。今度はマウントになっている。肘!連打。ケージを蹴って返そうとしたウォーカーだが返せない。ウォーカー動けず肘をもらい続ける。ブリッジで返そうとするがミラーのマウントを返せない。パウンド・肘で一方的。鉄槌連打。なんとかブリッジして抵抗していたが、ついにレフェリーストップ。

スタンドでのジャブ、組むと四つからのテイクダウン、グラウンドでのポジショニングと終始圧倒したミラー。ウォーカーがUFCレベルではちょっときつそうなので、今後どこまで行けるかは現時点で不明。

UFC on ESPN40:第6試合・アウグスト・サカイ vs. セルゲイ・スピヴァク

ヘビー級。サカイ14位。

サカイは全試合KOでBellatorに初登場すると、Bellatorでも4連勝。しかし5戦目にドローとなり、6戦目のシーク・コンゴ戦はスプリット判定負け。その試合を最後にFAになると、いきなりUFCに行かず、コンテンダーシリーズブラジルで勝利してUFCと契約。4連勝でランキング入りしたが、そこからアリスター、ホーゼンストライク、ツイバサ相手に3連続KO負け。このところ、打ち合いで打撃をもらうと逃げ腰になりがち。31歳。

モルドバ出身・ウクライナ国籍のスピヴァクはUFC5勝3敗。一時ランキングにも入っていたが、現在はランク外。組んでテイクダウンから攻めるスタイルで、テイクダウン成功率はヘビー級で3位。ランカーの中では若い27歳。ノーランカーだが、サカイが連敗中のこともあってか、オッズはサカイが連敗中ということもあり、スピヴァクが大幅なフェイバリット。

右を入れたスピヴァクだが、パンチで飛び込むと大内テイクダウン。サカイ立つがギロチンに抱える。外れた。ボディに膝を入れるサカイだが、スピヴァクが体落としでテイクダウン。下からホールドするサカイ。スピヴァク肘、パウンド。パスしてサイドになるとサカイ亀になり立とうとする。足を一本フックしてバックから殴るスピヴァク。立ったサカイだがスタンドバックの体勢。崩して膝を着かせるとまたパウンド。サカイ立って正対。また足をかけて倒したスピヴァク柔術黒帯のサカイ、簡単にパスされる。スピヴァクバックを取りパウンド。立ち際にチョークを仕掛けたが、足が絡んでおらず正対して外したサカイ。肘を入れて離れる。スピヴァク右を入れて組む。ケージ押し込み。膝を返すサカイ。ホーン。

1Rスピヴァク

2R。スピヴァクのジャブ。顔がのけぞるサカイ。組んで体落しを狙ったスピヴァクだがサカイこらえた。しかしまたジャブをもらうサカイ。スピヴァクタックル。シングルレッグでリフトしてテイクダウン。ハーフ。パスしてサイド。サカイシングルレッグに入り立ち上がる。押し込んでダブルアンダーフックの体勢。しかしスピヴァク払腰できれいに投げた。ハーフにしてパウンド、鉄槌を入れる。スピヴァクラッシュ。腕でブロックしているサカイ。亀になったサカイにバックからパウンド。立とうとするとまた前に倒されパウンドをもらうサカイ。止められる寸前。スピヴァクが足フックしてバックマウントに。パウンドを打ち込んだところでレフェリー止めた。

スピヴァク、ランカーを圧倒しての勝利。テイクダウンとジャブが良かった。

サカイはとうとうノーランカーにも敗れて4連敗・4連続KO負け。

UFC on ESPN40:第5試合・テランス・マッキニー vs. エリック・ゴンザレス

ライト級。

とにかく1RKO勝利が多いマッキニー。それも短時間での勝利が多い。パンチの軌道が相手に見にくいのかもしれない。UFCでも2連続1Rフィニッシュ勝利すると、今年3月に試合1週間前の代役で元ランカーのドリュー・ドーバーと対戦。勝てば一気にジャンプアップのチャンスで、序盤のパンチでダウンを奪ったものの、緊急出場の影響か、ラッシュを続けて失速。最後はタックルに膝を合わされてダウンしたところにパウンドをもらいKO負けし、UFC初黒星を喫した。27歳。

ゴンザレスは昨年10月にUFCデビュー。いきなりUFC史上最多試合記録を持つ古豪・ジム・ミラーとの対戦で、打たれ弱くなっているミラーから1Rにパンチを効かせたが、2Rにパンチを貰い逆転KO負け。30歳。

オッズは今大会一番の大差でマッキニーがフェイバリット。

プレスしていきマッキニーに対し、ガードを固めて下がるゴンザレス。マッキニーハイ。前に出てミドルを入れるゴンザレス。ジャブ。マッキニーの左。ワンツーから膝。組んでしのごうとしたゴンザレスに左を打ち込む。しかしゴンザレスのパンチを貰ったマッキニー。一瞬動きが止まったが、マッキニー今後はパンチからタックルへ。テイクダウン。ハーフからパウンド。背中を向けて亀になったゴンザレス。立ったところで背中に乗ってチョーク。ゴンザレス、背負ったままタップ!

マッキニー、またも1R決着。パンチを被弾し危なっかしい場面もあったが、冷静にタックルに切り替えて一本勝ち。

UFC on ESPN40:第4試合・サム・アルヴィー vs. ミハエル・オレクシェイチュク

ミドル級。

ミドルからライトヘビー級に上げていたアルヴィーは、4連敗からドローの後、ミドル級に戻したがそこでも3連敗。現在8戦勝ち星なし。内容もまったく見せ場なく、トレードマークのスマイルも試合後には見せられていない。前回の負けでてっきりリリースされたものと思ったが、今度こそ最後の?チャンスを与えられた。キャリア52戦で33勝中19KO勝ち。36歳。

ポーランドのオレクシェイチュクはここまでUFC4勝3敗1NCで、キャリア16勝のうち11のKOがあるストライカー。前戦でダスティン・ジャコビーに判定負けし、今回からミドル級に落とす。27歳。

オレクシェイチュク、間合いを詰めてパンチを打ち込む。圧されてケージ際をサークリングするアルヴィー。パンチを貰いぐらついたアルヴィー。左オーバーハンドをもらいダウン!ハーフからスイープを狙うアルヴィーだがパウンドラッシュ!アルヴィーケージを蹴って返そうとするが返せない。亀に。オレクシェイチュクパウンド連打。亀でもらっているアルヴィーだがなんとか立った。タックル。切られた。詰めていくオレクシェイチュク。左が顎を打ち抜きアルヴィーまたダウン。レフェリー・ハーブ・ディーンが止めた。

これが契約最終試合のアルヴィー、さすがに再契約はないだろう。

UFC on ESPN40:第3試合・ブライアン・バトル vs. 佐藤天

ウェルター級。

TUF30フィナーレ大会でTUF29ウィナーのバトルが登場するものの、プレリムの第3試合という扱い。TUFではドラフト最下位で指名されたが下剋上で優勝。UFC初戦は本来決勝で対戦するはずだったトレーシアン・ゴアとの真・TUFウィナーを賭けた対戦で、終盤スタミナが切れたゴアに手を出し続けて判定勝ち。しかしゴアは次の試合でUFC1勝1敗の選手にあっさり1RKO負け。バトルがウェルターに落とすこともあり、UFCでのレベルがどの位置にあるのか不明。

佐藤はそのちょうどいい物差しとして指名されたか。勝てば中堅以上、負ければ前座レベル。UFCではずっと試合が組まれず契約が切れ、FAとなり他団体出場が決まりそうなところで急遽再契約が決まった佐藤だが、スクランブルで決まった再デビュー戦は、元ランカーのグンナー・ネルソン相手に組まれてバックを取られて何もできないまま完敗今回はフルキャンプで万全の状態。負けの言い訳は効かない。

ミドルから落としてきただけに、体格で上回るバトル。ジャブで牽制する佐藤。バトルもジャブ。ハイ、前蹴りを打ち込むバトル。さらに右ストレートからの右ハイがビッグヒット!佐藤仰向けに倒れ失神!KO!

打撃に目が慣れないうちに致命的な一撃をもらってしまった。完全に見えていないタイミングでもらい完全失神。

バトルはインパクトある勝利で、今後は中堅以上の相手とのカードが組まれていくだろう。

UFC on ESPN40:第2試合・コーリー・マッケンナ vs. ミランダ・グレンジャー

女子ストロー級

イギリスのマッケンナはここまで1勝1敗。まだ23歳で6勝2敗。現在はチーム・アルファメール所属。15歳からフルタイムのファイターとして戦っている。柔術ムエタイがバックボーンで、国内タイトルを複数回獲得している。

6戦全勝・全フィニッシュでUFCと契約したグレンジャー。UFC初戦はハンナ・ゴールディに判定勝ちしたが、2戦目はアマンダ・レモスに1Rチョークで完敗。さらにUFC最下層レベルのアシュリー・ヨーダにもグラウンドで攻められ判定負けで連敗。バックボーンはキックで、リーチの長さを活かした打撃でポイントアウトするスタイル。妊娠・出産を経ての復帰戦。

飛び込んでジャブを入れたマッケンナ。また飛び込んでワンツー。グレンジャーもパンチを返すが反応が遅れている。また飛び込むとパンチから組んだ。しかしグレンジャー首相撲でケージに押し込む。マッケンナ両脇を差してダブルレッグでテイクダウン。立ったグレンジャーだが、マッケンナはクラッチしたままで、そのままケージ際から離れてテイクダウン。ハーフにしてパウンドを入れるマッケンナ。下で動けないグレンジャー。パウンドを入れる展開で残り1分。サイドに出たマッケンナ。肩固めをセット。残り10秒で体勢に入ったがホーン。

1Rマッケンナ。

2R。グレンジャーの蹴りをキャッチしたマッケンナ。そのままタックルへ。ダブルレッグ。1Rと同じようにケージから離れてテイクダウン。すぐにサイド。ヴォンフルーチョーク!タップアウト!

ヴォンフルーチョークはUFC女子では初?きっちりフィニッシュして連勝。

UFC on ESPN40:第1試合・マイラ・ブエノ・シウバ vs. ステファニー・エッガー

女子バンタム級

シウバはフライ級で5戦(2勝2敗1分け)した後、前回からバンタム級転向。3連敗中のウー・ヤナンに判定勝ち。下攻めが得意で、ガードからの腕十字で2勝しているが、反面、安易に下になる欠点がある。

RIZINファイターのエッガー(KINGレイナに判定勝ち)は代役UFCデビューの初戦は判定負けしたが、2戦目は投げからのパウンドでKO勝ち。2月の前戦も投げからパウンドを入れると、亀の相手にヤスケビッチ十字を極めて1R一本勝ち。国際大会出場経験もあるエリート柔道家

組んでいったエッガー。強引&雑に首投げ。バックを取られかけるが向き直りパウンド。下から腕十字を狙ったシウバだがパウンドを入れるエッガー。しかしまた腕十字。シウバが手を放した。タップがあった?が、レフェリー確認を取る。

シウバはタップがあったという主張の模様。エッガーはストップに抗議している様子はないが…。

結局試合終了。腕十字でシウバ勝利という裁定に。

試合後のインタビューで、エッガーはタップしていたとコメントするシウバ。タップがあったのだとしても、レフェリーが止めるまで放さない方がいい。コミッションの判断はタップを確認できたということなのか?勝手に放して、結果として極まっていたからストップというのは違うと思う。体をまたいでいたし、女子は関節が柔らかいので、あの体勢なら極まってない場合もあるはず。

追記:カメラでは映っていなかったものの、オクタゴンサイドの複数のコミッションの人間がタップを確認したとのこと。

エッガーも下からの極めは警戒していたはずだが取られてしまった。