格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC88展望

吉田善行の試合が対戦相手のカロ・パリシャンの欠場のため消滅。残念。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-1321.html
オフィシャルによると、この試合の代わりにキム・ドンヒョンvsマット・ブラウンがPPVマッチに昇格する。
変更前の全カードはこちら。
http://news.livedoor.com/article/detail/3808371/?p=2
今回はPPVマッチ全試合注目。
ミドル級ではダンヘンUFC復帰3戦目に挑む。相手はBTTの秘密兵器トキーニョ。UFCデビュー戦では鮮やかな一本勝ちを飾った。ミドル級は注目選手が多いのだが、タイトルマッチにたどり着く前にみんな実力の底を見せてしまう。トキーニョがダンヘンから一本勝ちを奪えたら王者アンデウソンの牙城を崩す期待も出来るのだが。ダンヘンは2試合連続タイトルマッチで連敗。VIP待遇されてきたが、UFC1戦のトキーニョに負けて3連敗となると、ギャラも高額なだけに後が無くなってしまう。負けられない一戦。
同じくミドル級でUFC4戦4勝のカンプマンと、前回ターレス・レイチに反則減点で自滅したマーコートの対戦が組まれている。カンプマンはレイチに勝っているので、前回の負けを帳消しに出来るチャンス。
PPVマッチに昇格したドンヒョンは、相手もUFC1戦1勝。前回の試合を見る限り、まだまだ荒削りなドンヒョン。キャリアを積む試合と考えたらちょうどいい相手。
セミではリッチ・フランクリンのライトヘビー級復帰戦が。ミドル級でアンデウソンとの格の違いを見せつけられての転向なのかもしれないが、ライトヘビーは王者は安定していなくても、ウェルター級と並んでUFCでは最も層が厚い階級。相手のマット・ハミルはTUF出身ファイターで、SherdogによるとUFC以外での戦績はなし。それでも4勝1敗の成績を残している(1敗はマイケル・ビスピンとの対戦で、ホームタウン・デジジョンでの敗戦だった)。楽な試合ではない。
メインはUFCの絶対的ヒーロー・リデルvs無敗のラシャド・エヴァンス。連敗で限界説も出たリデルだが、シウバ戦で蘇った。ライトヘビーの次期挑戦者選びも争奪戦が激しいが、リデルが勝ったらあっさりグリフィンvsリデルになりそう。
もう一人の挑戦者候補・LYOTOは、UFC89でチアゴ・シウバとの無敗対決が組まれていたが、チアゴが負傷で欠場。現在対戦相手は未定。クートゥアvsレスナーが組まれているUFC91ではヴァンダレイvsランペイジの3戦目も。
第1試合には長南が出場。因縁のジュカオン戦は、長南の負傷欠場で一旦流れて、しかもその試合でジュカオンは一本負け。アメリカでは特に需要がないカードだと思うが、それでもまた組まれたのは長南が言うとおりATTの政治力か?ここで長南が連敗するようだと、解約解除がなかったとしても、タイトルマッチまでたどり着くのはほぼ無理だろう。個人的にはウェルター級のタイトル戦線に絡むより、それを争って郷野や吉田やドンヒョンと対戦するところが見たい。UFCで組まれるかは微妙だが。
明日11時より実況します。

★WEC36が延期

9/11に予定されていたWEC36が、ハリケーン直撃のおそれがあるとのことで11/5に延期に。
http://www.kamipro.com/news/?id=1220698819
中止は仕方がないが、2ヶ月というのは先過ぎないか。延期と言うけど実際は中止では。カードも全く同じものを組むのだろうか。かつて、UFCでは前日に裁判所から中止命令が出て、急遽他の州に場所を移して予定通りの日程で開催していたが、そこまでは無理でも1週間ずらすとかでは無理なのだろうか。注目カードが多かっただけに残念。