格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PRIDE30予想&展望

第1試合 戦闘竜 vs. ズール

個人的にはズール押しではあるが、まあ当たった者勝ちかなと。ズールはNHBnewsで紹介された動画(http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/50146682.html)を見る限りでは、思ったよりはちゃんと技術がある。もっと喧嘩パンチみたいな、ぶんぶん振り回すのを予想していたが、一応はボクシングをやってるようだし、膝も出せる。まあ、トップ級で通用するかとなると無理だろうが。でもやはりオーバーウェート気味でスタミナなさそう。これまでは(おそらく体格を利して)楽な試合ばかりだったようで、追い込まれたことはないのでは。スタミナ切れと一緒に心も折れそう。それまでにパンチが当たるかどうか。当たりそうな気もする。戦闘竜もスタミナはないが、体も絞っているからズールよりはマシか。二人ともスタミナ切れになったらグダグダなので、その前にすっきり決着してもらいたい。たぶん、こんなに長々と語るほどの試合にはならないだろうが。予想はズールのKO勝ちで。

第2試合 ムリーロ・ニンジャ vs. ムラッド・チュンカイエフ

チュンカイエフが良くわからないので何とも言えないが、キャリア6戦ではニンジャのワンサイドゲームか。3年前にデビュー3戦目でアンドレイ・シメノフを破るという快挙も演じてはいるが、あとはそこそこの相手としかやっていないし。ニンジャのKO勝ち。

第3試合 ジェームス・トンプソン vs. アレクサンドル・ルング

今年デビューしたエリート柔道家って(HERO'Sも含めて)全員負けてないか?ルングも一応は柔道で実績を残した選手のようだが、総合デビュー戦では打撃でボコられて終わりだろう。トンプソン、次戦は大晦日にヒョードル戦はどうか。ヒョードルもミルコとやったばかりで、来年のヘビー級GPを前にちょっと息抜き程度の試合がやりたいだろうし。お祭りの大晦日ということで。

第4試合 横井宏考 vs. クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン

横井、弱くはないんだろうけど、ジャクソンは善戦できなそうな相手。前回(今年2月)、フィジカルで上回るスペーヒー相手に勝ちを取れなかったのは痛かった。ここで何も出来ずに負けたらPRIDEからはフェードアウトか。ジャクソンKO勝ち。

第5試合 セルゲイ・ハリトーノフ vs. ファブリシオ・ヴェウドゥム

この日の中では一番の好カードなのかもしれないが・・・ファブリシオはタックルが下手なのであまり評価していない。スタンド打撃では当然ハリが上回るだろうし、ファブリシオは打撃を避けてタックル→切られて引き込みを繰り返す展開か。ハリトーノフが圧倒しつつもファブリシオが一本負けを逃れて判定まで逃げ込むと予想。

第6試合 瀧本 誠 vs. ユン・ドンシク

瀧本もさすがにユンには勝てるだろうけど、これで大晦日に出るのはどうか?ユンはボーナスキャラか。瀧本は田村・ユンと桜庭がらみの相手が続いたので、大晦日に桜庭戦はどう?桜庭にとっても美味しい相手だし。というか、それ以外の瀧本の使い道が思いつかない。まともな強豪とやったらひとたまりもないだろうし。瀧本の一本勝ちで。

第7試合 桜庭和志 vs. ケン・シャムロック

難しい。一番無難に予想するなら、序盤はケンシャムが優位に立つも、スタミナが切れて桜庭の逆転勝ちなのだが。けど、そんなにスタミナが切れる展開になるだろうか。お互い打撃を警戒してくるくる回る感じになるかもしれない。それだと、一発の重さがあるシャムロックにチャンスがある。桜庭も、わずか4ヶ月で5kgの増量は、パワーアップ分よりスピードやスタミナ面でのマイナスの方が大きいのでは。シュートボクセで修行したとは言っても、今さらファイトスタイルは変わらないだろう。
気になるのはケンシャムのモチベーションだが、ないとは思えない。かなり勝つ気でいるのでは。負けたら多分二度と呼ばれることはないだろうから。
結局、予想としては3Rに桜庭が圧倒しての判定勝ちで。

第8試合 ミルコ・クロコップ vs. ジョシュ・バーネット

ミルコの勝ちは動かない。ブランクが無くとも、今のミルコ相手ではジョシュは相当厳しい。しかし、一方的に殴られて終わりではなく、何か見せ場を作るくらいは期待してもいいかもしれない。何も出来ずに・・・というのも十分ありそうだが。ヒョードルvs.ミルコのような凄い試合を期待するのはさすがに酷だと思う。ミルコ1RKO勝ち。
ミルコは勝っても大晦日でのマッチメークが難しそう。ノゲイラとのリベンジマッチというのも、病み上がりのノゲ側が難色を示しそうだし。いっそ、来年やる予定のスタンディングバウトを先取りでやるというのもいいかも。