格闘技徒然草

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★第9試合 ミルコ・クロコップvsマーク・ハント

スタンドの攻防に終始。構えを見ても総合格闘家となったミルコvsK-1ファイターのまま総合のリングで戦っているハントという感じ。中盤以降、ハントがどんどんプレッシャーをかけていく。そして強烈なボディブロー。そしてアッパー。ミルコもカウンターを入れていくが、ハントには効かない。ハイキックも見切られている。ミルコはスタミナ切れなのか、口を開けて苦しむ。完全にハントペースのまま1R終了。
2R。ミルコは形勢不利と見たかミドル、かかと落としなどで突破口を伺う。クリンチから足をかけてテイクダウンも狙うが、バランスのいいハントは倒れない。2Rもハントが常にプレッシャーをかけ続けたが、1Rよりは互角の攻防になっていた。
ミルコは逆転を賭けてパンチ・ハイキックで攻め込むが、受けながらも前に出てくるハント。ここでレポーターからミルコの体調が非常に悪いという情報が。常に詰めていくハント・回って下がるミルコ。終盤、逃げるミルコに業を煮やしたハントは中央で仁王立ちになって挑発。パンチでコーナーに吹っ飛ぶミルコだが、効いてないとアピールしたところにハントがダッシュで追い打ち。組み付いていく。が、もつれて逆にミルコが上に。サイド。しかし残り時間わずか。マウントを取ったところでゴング。
ダメージの差はあまり無いと思うが、手数とプレッシャーをかけ続けたのはハント。
ジャッジの一人目がミルコの名を読んだところで大ブーイング。残り二人はハントを支持し、2-1の判定勝ち。ミルコの勝ちはどう考えてもなかった。まあ、2R以降はハントにもあまり有効打はなかったが。
ミルコは体調不良とは言え、コンディション作りも実力のうちなので言い訳にはならない。ハントは挑戦者不在だったヒョードルの王座に大きく前進。ずっとPRIDEに出続けたミルコに対し、ちょろっと出てきて美味しいところを頂いてしまうハント。まさにITADAKIか。