格闘技徒然草

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★第10試合 ヴァンダレイ・シウバvsヒカルド・アローナ

いきなりタックルで突っ込むアローナ、テイクダウン成功。シウバはクロスガードから突き放して立ち上がり、逆にアローナが寝てスクート。アローナの足先を蹴り上げるシウバに場内オーイオーイの大合唱。ただ足の先を挑発気味に蹴っているだけなのだが。会場のテンションは高い。ブレイクから再びタックルに行くアローナだがシウバが切りまたスクート。また足先を蹴るのみでブレイク。再開後、タックルを潰されたアローナは引き込んでガードに。インサイドからパンチ連打。アローナは十字からオモプラッタに。シウバは抜けて立ち上がりスクート。また足を蹴る。ブレイク。組み付いていくアローナだが、やはりタックルを切られた。最初のタックル以外、シウバのタックル対策は完璧。インサイドからあまり距離を作らずパウンド。蹴り離しブレイク。アローナがパンチで前に出てからのタックルでテイクダウン成功。シウバはガード。パスせずパンチを落とすアローナ。とにかく上をキープすることが優先か。シウバも下から打ち返す。シウバが三角を狙い、抜けたアローナがサイドを取った所でゴング。1Rは全くの五分。
シウバの細かいパンチ・キックがヒットしていたが、アローナが突っ込んで差し。そこから外掛けテイクダウン。シウバのガード。ここからアローナが積極的に攻める。上から鉄槌。立ち上がって強烈なパンチを落とし、さらに踏みつけ。そしてパス。サイドから膝。シウバはアローナの体を引きはがして立ち上がる。シウバの打撃が入り、アローナは組み付くが引き込んでしまう。シウバが細かいパンチを入れるものの、アローナにイエローでブレイク・スタンド再開。残り1分。スタンドで見合い。両者攻められない。アローナがタックルがテイクダウンを奪うが、残り時間わずかで、そのままゴング。
ここまででもまだ五分。しかしマストで比べたらシウバか?PRIDEはテイクダウンを重く見る時もあるからシウバの可能性もある。その程度の差。
アローナが組み付いてテイクダウン。サイドについている。アローナはとにかく押さえ込み重視。攻め手が少ない。シウバ、ラウンド中盤でガードに戻す。両者細かいパンチの撃ち合いでブレイク。ここでシウバにイエローでブレイク。残り1分30秒。アローナのタックルを切り、スクートから足を蹴るシウバ。どう考えても時間稼ぎで有効には見えない。ブレイク。パンチで突っ込むシウバだが、アローナは引き込んでガード。両者細かいパンチの撃ち合い。スクートになって足先を蹴るシウバ。離れてスタンドを促したところでゴング。両者手を挙げる。
内容はほぼ五分。
判定2-1でシウバ。まあこれもドローがあればドローが妥当。どっちとも取れた。
シウバが対策を立ててきた分、五分にまでなった。それに対し、アローナは押さえ込み勝ちを狙うなら、完全に押さえきらないといけなかった。内容的には全く負けではないのだが。シウバは足先を蹴って攻めている振りをするのが姑息。まあさすがにあれが判定に影響したなんて事はないだろうけど・・・。