格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★K-1WORLD GP 2006 in SEOUL テレビ観戦記

ピーター・アーツvs堀啓

アーツも日本人が相手なら、かつての「暴君」のような強さが出せる。でもスピードはなかった。武蔵以外の日本人選手は世界とは差がありすぎ。まったく手も足も出なかった。スッキリKOではあったが。

ガオグライ・ゲーンノラシンvs中迫強

ガオグライの挑発は許せるのに、中迫の挑発を見ると腹が立つのは何故だろう・・・。相変わらずミドル級の選手と互角の攻防をしてしまう中迫。ガオグライがすごいこともあるが。しかしパンチが入ってガオグライダウン。この辺はやっぱり体格差が影響したか。

藤本祐介vsキム・ドンウック

ダイジェスト。身体はでかいドンウック。パンチ・キックは素人だが。藤本は顔面にパンチを入れていくがダウンは奪えず。デビュー戦の相手なんだからKOしないと駄目だろう。

ホンマンvsサップに続いてシュルトvsグラウベを再放送。メインに向けて煽る。

ルスラン・カラエフvsレイ・セフォー

スピーディーなパンチ・スピンキックで攻めるカラエフ。セフォーはスピードに翻弄されていたように見えたが、狙い澄ました右フックで完全KO。カラエフにはリベンジ達成して新しい時代を切り開いて欲しかったが。いい意味でのK-1らしさが見られた試合。

放送されなかったソウルGPの1回戦は、ムラッド・ボウジティとキム・ミンスが勝ち抜いた。柔道vsシルムの元トップ選手同士がK-1ルールで対戦する試合はちょっと見てみたかったが、やっぱりグダグダの試合だったようだ。

藤本祐介vs中迫強

なぜ同じブロックに日本人を2人入れたのか。会場は静まりかえっているが。煮え切らない低レベルの試合。手数に勝った藤本の勝利。

キム・ミンスvsムラッド・ボウジティ

ダイジェスト。なんと今日デビューのミンスがパンチでダウンも奪って勝ってしまった。ローを効かされる場面もあったが。こりゃまたひどい決勝戦に。
谷川Pは「ムラッド選手は、柔道家にダウンをとられてしまったことを反省してほしいと思います」なんて言ってるけど、ダウンさせられたら反省しなければいけないほどレベルが低い選手を出したことは反省しなくていいのか?と思ったら、反省してた。
確かに、まともなヘビー級キックボクサーが日本人2人の他はムラッドのみ。ここまで酷いトーナメントも珍しい。

藤本祐介vsキム・ミンス

ミンスは右目の下が腫れてる?足はかなりダメージが蓄積されているよう。良く出てきたものだ。手負いの上に打撃素人のミンス相手に警戒しすぎて後手に回ってしまう藤本。ローは明らかに効いているのに攻めない。
2R。右フック連打で藤本KO。足狙いで行ったらもっと楽に勝てただろうが、あえてパンチで勝負したのはK-1ファイターとしての意地か?もっと楽に勝たないといけない相手だと思ったが。

セーム・シュルトvsチェ・ホンマン

初めて見上げて戦うシュルト。ホンマンが前に出てくるのでやりにくそう。ローは入るが、いつものように膝やハイキックは打てない。ホンマンはパンチのみ。クリーンヒットはないが、押し込んで圧力をかける。シュルトはもっとローを入れていったらいいのに。
ホンマン勝ち。え〜〜〜!?判定2−1らしい。ジャッジ誰だよ。谷川Pは「減点があったかも」と言っているが、なかったはず。オフィシャルの試合展開にも、減点については出ていない。こんな発言をするってことは、谷川Pも減点なしならこの判定はおかしいって思ってるってことじゃないか(追記:試合後の谷川Pのコメントは「個人的にはドローだと思った」とのこと)。しかし「難攻不落の王者破れる」って、やっぱりアーツの勝利はなかったことにされる運命なのか。
オフィシャルには今のところ、メインのみ詳しい判定結果が出ていない(追記:その後30-29、29-30、29-30と表示。減点がないことが確定)。しかし3R終了後、なかなかジャッジの集計ができない時に、フジの実況が「それだけ僅差だったということでしょう」なんて言ってたけど、関係あるか。僅差だろうが大差だろうが1〜3Rまでの数字を合計するだけじゃないか。手間取る理由にはならない。退場時には「こんな表情のシュルトを見るのは初めて」って言ってたけど、酷い判定に呆れて怒っている表情だっていう説明はなし。負けた悔しさの表情にされてる。つくづく汚い。
この判定は納得出来ない。ホンマンにはクリーンヒットはなかった。押し込んでいただけ。シュルトがうまいこと攻めきれなかったのはあるが、それでもいいとこドローだろう。