格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★WEC34速報・ユライアvsパルバー、トーレスvs前田

もう始まってました。
SherdogのPlay-by-Play。
http://www.sherdog.com/news/news.asp?n_id=12998
第2試合のペケーニョvsジョゼ・アルドは、アルドがテイクダウンから上を取って殴る展開。2RにバックからのパンチでTKO。ペケーニョは全く良いところがなかった模様。一時は65kg級の世界最強と言われていたペケーニョだったが、全盛期に65kgの舞台が修斗しかなく、HERO'Sで70kgの無理な試合をしてキャリアを消費してしまったことが悔やまれる。
PPV試合開始は10時より。全カードはこちら。
http://news.livedoor.com/article/detail/3660865/?p=4

第3試合
ルイス・サッポvsアレックス・セルジュコフ

ルイス・サッポはダニエル・アカーシオやジョルジ・パチーユ・マカコにも勝っている連勝中の選手だったが、WECレギュラー選手のアレックス・セルジュコフに2R開始時TKO負け。

第4試合
ティム・マッケンジーvsジェレミー・ラング

ティム・マッケンジーは、パンクラスで郷野にKO負けしたが、その後はWECライトヘビー級王者にもなったダグ・マーシャルや中西裕一も破っている。相手のジェレミー・ラングは総合12戦12勝で判定はわずかに2試合。これがWECデビュー戦。1,2Rリードしていたラングだが、3R40秒にマッケンジーの三角絞めに捕まって逆転負け。総合初黒星。

第5試合
ウィル・ヒベイロvsチェイス・ビービ

前回バンタム級王座から転落したチェイス・ビービが登場。前王者がノーTVマッチまで落ちてしまうあたり、競争が厳しい。相手のウィル・ヒベイロはWECデビュー戦。総合戦績は9戦8勝で、判定勝ちは1度だけ。こういう登り調子のファイターもどんどん出てくる。
1Rに二度のギロチンで攻勢に出たヒベイロだが、2Rはビービが上になって肘を落とし挽回。3Rは両者判定を意識して攻めたが、ヒベイロが終盤にまたギロチンを仕掛け、29-28、28-29、29-28のスプリット・デジションで勝利。デビュー戦で前王者を破る快挙を成し遂げた。

第6試合
マイク・トーマス・ブラウンvsジェフ・カラン

日本ではZSTに参戦したことで知られているジェフ・カラン修斗ハワイ大会ではKIDと対戦し判定まで行っている。WECではユライヤのタイトルに挑戦するもギロチンチョークで一本負け。対するブラウンはDEEPのフェザー級王座決定トーナメントに出場し、一回戦で山崎剛を圧倒するが、2回戦では今成の足関に捕まってタップ負けしている選手。その後はイーブス・エドワーズを破るなど5連勝中でこれがWEC初登場。
テイクダウンして上を取ってからの攻めでブラウンが3者30-27の判定勝ち。

第7試合
ドナルド・“カウボーイ”・セローンvsダニー・カスティーリョ

セローンは去年ケージフォースに参戦して金原泰義に三角絞めで一本勝ち。WECデビュー戦でも三角絞めでタップアウトを奪ったが、試合後に禁止薬物が検出されてノーコンテストになっている。その試合を除くとここまで全試合一本勝ち。相手のカスティーリョも5戦5勝で全て一本決着。WECデビュー戦。
カスティーリョが素早くテイクダウンを奪うとパンチを入れる。セローンはラバーガード。そこからアームバー狙い。一度は逃れたカスティーリョだが、下からの腕十字に捕まりタップ。1R30秒。

第8試合
ケネス・アレクサンダーvsロブ・マックロウ

ここからPPV。ライブドアも速報中→http://news.livedoor.com/article/detail/3665017/
ライト級。ケネスはセローンに秒殺一本負けしたけどノーコンテストになって救われた選手。マックロウはWEC2が総合デビュー戦というWECのレギュラー選手。前ライト級王者。
タックルを狙うケネスだが、マックロウに反応され全て切られる。1Rは見合いが多い展開。Sherdogの採点は全てマックロウ。2R、テイクダウンに成功したケネスだが立たれる。見合いが多い展開にブーイング。終盤にケネスがテイクダウンするが、展開がないままゴング。このラウンドは2者アレクサンダー、1人はマックロウ。3Rを取った方が勝ちという展開なのだが、二人の攻めは変わらない。四つに組んだ状態からの膝がケネスの下腹部に入りインターバルが取られる。ホーンと同時に客席からブーイング。
スプリットでマックロウ勝利。Sherdogの採点では2者ケネスになっており、微妙な内容だった。

第9試合
チャック・グリスビーvsマーク・ムニョス

WECでは廃止も噂されているライトヘビー級。二人ともニューカマー。ムニョスはフェイバーと同門で、去年デビューしたばかり。総合のキャリアはまだ3戦(3勝)。前王者の試合が前座でなぜこのカードがPPV?テレビでは目先を変えるために重量級の試合が必要ということなのか。ムニョスは全米レスリング王者で人気はあるようだ。地元だし。
タックルを警戒しながら打撃で攻め込むグリスビー。テイクダウンに成功したムニョスはサイドに着くが、ガードに戻される。立ち上がってスクートになると、飛び込みながらのパウンドを繰り返す。膝十字を狙うグリスビーの顔面にパンチを集めてムニョスがTKO勝ち。

第10試合
ミゲール・トーレスvs前田吉朗

いよいよ前田の試合・・・なのだが時間調整中で前座の試合が流れているらしい。
次回8/3でのウェルター級タイトルマッチ・カーロス・コンディットvs三浦弘光が決定したとのこと。
始まるようだ。
身長・リーチで上回るトーレストーレスのローを掬って倒した前田だが、グラウンドには付き合わず立たせる。するとトーレスが打撃で猛攻。ピンチを迎えたが、なんとか距離を取ってしのぐ前田。トーレスが引き込み。パウンドを落とす前田だが、トーレスが下からアームバー。腕を抜いてパウンドを落とし脱出。スタンドへ。打撃戦。両者のパンチ・膝がヒットする。トーレスはまた引き込み。立ち上がる前田。パンチで攻め込む。残り1分。前田はデビュー戦でKOを奪ったミドルを入れる。ホーン。Sherdogの採点は2者トーレス、1者前田。ほぼ互角の攻防。
パンチでバランスを崩したトーレスの足にローを入れる前田だが、トーレスは下からペダラーダを顔面に入れ立ち上がる。打撃戦。トーレス首相撲からの膝が何発も入る。前田はもらいながらもパンチを打ち返して行き、足を掬ってテイクダウン。そして足関へ。両者アンクル。決まらず起きあがるトーレス。前田が上を取るが、トーレスが三角。抜けてスタンドへ。金網に押しつける前田だが、トーレスはギロチン。下になって凌ごうとする前田だが、マウントを取られる。バックになりトーレスが肘・パウンド連打。ホーン。2Rは3者トーレス
前のラウンドのダメージからか、動きが落ちている前田。トーレスがパンチで攻め込む。前田がパンチで前に出るが、クリーンヒットはない。テイクダウンを奪った前田がサイドからパウンドを入れるが、トーレスはガードに捕らえる。下から三角狙い。離れてスタンド。ホーン。このラウンドもトーレス。前田は後が無くなった。
前田の顔の腫れによってドクターストップ。右目は完全に塞がっている。
完全に実力が上の相手に良くやった。しかしほとんど1階級くらいの体格差があった。170cmの前田でこれなら、163cmのKIDだと体格差は相当厳しいのでは(トーレスは175cm)。足関では惜しい場面もあったし、上も何度か取ったが、トーレスの下からの仕掛けに阻まれて攻め込めなかった。

第11試合
ユライア・フェイバーvsジェンス・パルバー

パンチの打ち合い。ハイキックを空振りしたユライアが転んで下に。ガードから蹴り上げてスタンドに戻す。激しいパンチの打ち合い。ユライアが飛び込みながらのパンチをヒットさせる。1R、Sherdogのジャッジは3者ともユライア。
ユライアが両足タックルでテイクダウン。立とうとするパルバーを押さえ込み、金網に押しつけながら肘を落とす。パルバーが立ち上がってスタンドへ。左フックがヒットし、ぐらついて膝をつくパルバー。すかさず接近して顔面にパンチ連打。逃れたパルバーをなおも追いかけてラッシュ。パルバーが凌ぎきった。パルバーのアッパーが入る。ユライアはシングルタックルでテイクダウンを奪うが、足を抜いたパルバーはがぶりへ。ユライアは押し込んでバックに着くが、はなれてスタンドへ。パンチの打ち合い。両者入っている。ホーン。このラウンドも3者フェイバー。
タックルに行ったフェイバーはバックに回りスープレックス。だがきれいに決まらず離れる。パルバーがミドルからパンチを入れる。ユライアもパンチ・ミドルを返していく。タックルに行くが切られ、パルバーが上。肘を落としていく。上を取り返すユライア。パルバーのガード。ブレイク。スタンドで見合ったままホーン。このラウンドは2者フェイバーだが一人パルバー。パルバーが盛り返してきたか?
タックルで突っ込んだユライアだが交わされて後ろを向いたところにパルバーのパンチをもらう。パンチの打ち合いから、フェイバーがテイクダウン。上から肘を落とす。
5R。フットワークで旋回するフェイバー。パルバーは左フックで攻めるがフェイバーを捕まえられない。終盤にフェイバーがテイクダウンを奪って勝利を決定づけた。
判定3-0でフェイバーが王座防衛。50-45が一人、50-44が二人。