格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★DEEP CAGE IMPACT感想

SAMURAIニアライブ観戦。
KICK☆vs原田
芸人KICK☆がデビュー戦。プロの試合じゃなかった。ローのカットもぜんぜん出来ていない。かなり減量もしたようだけど、それってつまり日ごろあまり運動をしてないということでは。アマチュアでやった方が良かった。まあ原田もプロのキックボクサーじゃないので、アマチュアマッチみたいなものだが。
ベルナール・アッカvs小坂
パンチでダウンを奪ったアッカがパウンド連打。何も出来ない小坂にレフェリーストップ。まだできるとエキサイトする小坂だが、止めなかったら結局続けられなくなるくらいに打たれていたのでは。
桜井隆多vs飛鷺輝
大東大ラグビー部出身の飛鷺輝。つまり謙吾の後輩。2007年の修斗ライトヘビー級新人王。桜井は修斗の先輩でもある。
序盤から桜井がラッシュ。パンチが入って目が腫れる飛鷺輝。スタンドで組んだ状態から肘を入れる。しかしドクターチェック。かなり腫れているが再開。再開直後に桜井のパンチが入って飛鷺輝ダウン。追い討ちのパウンドでストップ。
伸び盛りの若手という嫌な相手だったが、まだレベルが違うところを見せた。
山崎vs北田
山崎がバックについて攻める。北田は簡単にバックを取られるが、チョーク狙いをしのいで前に落として殴る。やや山崎優勢のまま3Rに。山崎がまたバックを取りチョークを狙うが、また抜けて前に落ちたところで北田が逆にチョーク。これも前に落ちる。下の北田が三角を狙いながらパンチ。ここで山崎ちょっと一方的に打たれる時間が続く。パンチもダメージはなさそうだが。残り時間わずかで踏みつける山崎。タイムアップ。
ドローかやや山崎か、という試合だったが、ジャッジはドロー・北田と入り、この時点で山崎の勝ちはなし。3票目が山崎に入って三者三様のドロー。個人的には山崎の勝ちかドローで北田の勝ちはないと思った。
帯谷vsISE
日本人同士では珍しいスキンヘッド対決。パンチで突っ込んだISEががぶった状態でパウンドラッシュ。さらに顔面に膝。反則だがレフェリースルー。実況席は「当たっていなかったから」とのことだが、頭を狙って打ったものなので、一度止めて注意した方がいいと思った。ISEが起き上がって今度はボディに膝。帯谷が立ち上がって体勢を入れ替える。膠着でブレイク。スタンドで帯谷のパンチが入るが、やや大振り。ISEのカウンターをもらう。ISEは落ち着いてローからアッパーでフラッシュダウンを奪う。激しいパンチの打ち合い。残り10秒で帯谷の右ハイがヒットして帯谷ダウン。パウンド。1R終了。
2R、帯谷がカウンターの右からさらに追い討ちの右フックでダウン奪取。そしてパウンドラッシュ。もう止めろと思ったがレフェリースルー。立ち上がって顔面を蹴り上げる帯谷。まだ止めない。立ち上がったISEにさらにパンチのラッシュ。ISEがダウンしてようやく止めた。
ISEってDEEP本戦でもメインを張った事はないし、カード発表時にはこれがメイン?という気持ちもあったが、激しいしばき合いで倒し倒されのものすごい試合だった。今年のDEEPのベストバウトかもしれない。
杉内勇vs松本晃市郎
松本がグラウンドで上になり、杉内のガードになるが、松本は肘を打てるポジションなのにパンチしか打たない。まあ肘打ち有りはこの試合だけだし、この試合のためにわざわざ特別な練習をするつもりはないということか。セコンドは肘を打つように指示しているようだが。スタンドでお互い見合いが多い。杉内が引き込むが、特に攻められず。金網がほとんど意味がない試合だった。判定3-0で松本。
石川英司vs渡辺良知
テイクダウンされた渡辺だが、フックガードからスイープ狙いで石川の体を浮かせて立つ。投げる石川だが渡辺はすぐ立ち上がる。その後もテイクダウンに苦労する石川。2Rに入り石川が四つからやぐら投げでテイクダウンしパウンド。しかし渡辺は金網まで移動して立ち上がる。再度テイクダウン。あまり差はなかったが、石川が2-0の判定勝ち。
石川は押さえ込んでのパウンドが得意なので金網向きと見られていたが、そうでもなかった。金網だとダブルレッグやシングルレッグでないとなかなかテイクダウンは出来ない。石川みたいに四つから押し込んで外掛けや内掛けのテイクダウンだと、金網に寄りかかられて堪えられてしまうし、倒しても金網際なのですぐ立たれてしまう。
山本篤vs宮下トモヤ
左がヒットして山本が膝を付く。そこで宮下がフロントチョーク。しかしすっぽ抜けて下になってしまう。山本がガードの宮下にパウンド。立ち上がる宮下のバックにつき、おんぶ状態へ。その後も山本がずっと上をキープ。
2Rもすぐテイクダウンして上からコツコツ肘&パウンド。リングならすぐブレイクされているところ。残り1分で宮下がスイープ成功。しかし時間がない。残り10秒でチョークに行くがアゴの上。
3R早々に山本がテイクダウン。またコツコツ。立ってもすぐ倒す。残り1分で宮下が逆転を狙ってギロチン。しかし抜かれる。自称日本一の使い手とのことだが、言うほど上手くないのでは。そのまま山本判定勝ち。
山本はすごく金網向き。まあ面白くはないが。
川口雄介vsマルチネス
マルチネス、超腹ボテ。練習しているのか?しかし動きは悪くない。ローもわりと鋭い。川口は慎重。カウンター狙い。打ち合いには行かない。パンチの有効打で判定勝ちしたが、誰もメガトンにそんなものは望んでない。豪快な打ち合いが見たかった。
今成vsザ・ショッカー
録画失敗でこの試合のみ未見。今成が1Rで一本勝ちした模様。チャンピオンも完敗したわけだし、グァムの選手はもういい。
DEEPはドントムーブがなくてブレイクになるだけに、それがない分金網は良かったが、選手はあまり金網・肘有りに対処できていなかった。選手よりむしろ解説の青木が、かなり研究していることが伺えるコメントが多かった。下から手首を持ってしまうと肘をもらうから駄目だとか。単発金網をやってもあまり意味がないので、金網興行はCAGE FORCE(あとHEAT)に任せておけばいいのでは。