格闘技徒然草

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★大塚隆史vs前田吉朗

1時間半で6試合。いいペース。ある程度早期決着が計算できる試合が続いたこともあるが。
組んでいった大塚だが、テイクダウンはこらえた前田。前田が左ハイ。空ぶったが、打撃を打ちながら前に出ていく。大塚は下がったがタックル。投げたが寝かされない前田。バックに回られたが正対して、なんと前田が外掛けテイクダウン成功。コーナー際まで持っていった前田は立ち上がると顔面踏み付け。さらにパウンドを落としていたが、ロープから大塚の頭が出てブレイク。スタンドで再開。じわじとぁと間合いを詰めた大塚がパンチラッシュ。何発かヒットしたが、前田も返していく。コーナー際でさらにラッシュを仕掛ける大塚。前田は防戦一方になるが、ゴングがなるとすたすたとコーナーに戻る。ダメージがある素振りは見せない。
やや慎重になる前田。パンチからタックルを仕掛けた大塚。前田の足をキャッチして倒す。前田はガード。蹴り離して立った前田。パンチからタックルに入った大塚だが、倒せず下に。前田は密着したまま鉄槌。足を一本超えてハーフに。古ガードに戻す大塚。しかしまた足を超される。もぐって立ち上がった大塚。がぶりの体勢からバックに回る。前田は大塚の左腕を両手で抱えてディフェンス。ゴング。
ここまでほぼ差がない。
前田のパンチでバランスを崩した大塚。そこに前田は膝。クリーンヒットせず。蹴りをキャッチして倒した前田だが、大塚がすぐ起き上がってバックに付く。前田はコーナーで耐える。ブレイク。両者慎重になってる。前田が左ミドル。大塚の右がヒット。お互い来いとアピールし、手を合わせる。残り1分。テイクダウンを狙った両者だが、防がれる。打撃戦。タイムアップ。
ドローか?
前田・ドロー・前田の2-0で前田勝利。微差だった。ダメージ的には五分。唯一、前田が2Rで優勢な展開を作ったのが勝敗を分けたか。
前田はマイクで「勝ったとは全然思っていない」とアピールし、大塚に再戦を要求する。しかし大塚は「やりたい気持ちはあるけど、申し訳ないんで。前田選手は勝ったので上に行ってもらって……」と謙虚な発言。前田が説得し「じゃあもう一回やりましょう」と発言し直す。
すごくいい試合だったが、ドローありなんだし、ドローでも良かった気も。両者が大舞台に戻っての再戦が見たい。