UFC初の元日興行。注目カード多数。
そのなかで最も注目なのは、なんといっても五味のナンバーシリーズ初登場。相手は元気者・クレイ・グイダ。派手な打ち合いをするが勝率は良くない選手なので、前回のタイグリより楽な選手だと思ったのだが、海外のオッズは五味がアンダードッグ。まだ五味にそこまでの信用がないのか。また、事前のインタビューでは、グイダは今回戦法を変えてくるという話も。
五味ＫＯ勝ち。
第1試合にアントニオ・マッキーが40歳にしてUFC初登場。HERO'Sに唯一「前田ＳＶが発掘した選手」としてオープニングマッチに出場したが、地味すぎて本戦出ることはなかった。そして地味すぎるゆえに本国のメジャーイベントにも声がかからず。現在7年間無敗（14勝1分け）。いつも通りの地味な判定勝ちなら、中継されることはなさそうだが。
秋山に勝ったクリス・レーベンも出場。相手は元WECライトヘビー級王者・ブライアン・スタン。このスタンもアメリカでは知名度が高い人気者対決。
ウェルター級ではキム・ドンヒョンvsネイト・ディアスも。UFC5戦無敗（4勝1無効試合）で、アジア人としては岡見に続くUFC成功者のドンヒョン。相手はウェルター級再転向以来調子がいいニック兄貴の弟ネイト。日本にも馴染みがある二人ということでこのカードも注目。
そしてメインは五味が目指しているライト級タイトルマッチ。王者フランキー・エドガーvs挑戦者グレイ・メイナード。公式戦無敗のメイナード（TUF非公式戦ではネイトに一本負けしたが、その後公式戦でリベンジ成功している）は、王者エドガーにも公式戦唯一の黒星を付けている。
2008年4月の対戦では、メイナードが常に上を取り続け、3Rには何度もタックルで抱え上げて投げて完勝している。お互いレスリングエリートではあるが、レスリングの実力ではメイナードが上の模様。エドガーはペンを相手にスタンドの出入りの素早い打撃で翻弄して王者となったが、打撃で勝負ができたのはスタンドレスリングで勝っていたから。タックルを切れなければ、前回の二の舞となる可能性もある。また、今回は5Rなので、両者のスタミナもポイント。ペン相手に5R☓2回動きつづけたエドガーには不安はないと思われるが。
いずれにしても判定濃厚な一戦。前回同様メイナードのテイクダウンが炸裂し、判定勝すると予想する。
2日正午より速報します。
