格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★OFC03:予想と展望

カード・計量の結果はこちら。

◎第1試合:ライト級(70.3kg)ワンマッチ
ダニー・ファンベルゲン(Mike's Gym/70.0kg)vsリッチー・ウィットソン(Team Quest/70.3kg)

◎第2試合:バンタム級(61.2kg)ワンマッチ
ユン・ジャンロン(Extreme Sanda/60.8kg)vsヨーサナン・シオトン(Evolve MMA/61.5kg)

◎第3試合:ライト級(70.3kg)ワンマッチ
ホク・ケクキム(Juggernaut Fight Club/69.9kg)vsMajor Overall(Muayfit/70.5kg)

◎第4試合:44kgキャッチウェイト(女子)ワンマッチ
ジート・トシ(Team Roken/45.0kg・再計量)vsニコール・チュア(Evolve MMA/43.6kg)

◎第5試合:バンタム級(61.2kg)ワンマッチ
今成正和(Team ROKEN/61.5kg)vsケビン・ベリンゴン(Team Lakay/61.2kg)

◎第6試合:ライト級(70.3kg)ワンマッチ
チー・ジャンカイ(Muayfit/70.8kg)vsエディー・ン(Evolve MMA/70.8kg)

◎第7試合:ミドル級(88.5kg)ワンマッチ
中西良行(Team M.A.D/88.7kg)vsメルヴィン・マヌーフ(Mike's Gym/88.8kg)

◎第8試合:ウェルター級(77.1kg)ワンマッチ
白井祐矢(Team M.A.D/77.2kg)vsファブリシオモンテイロ(Evolve MMA/77.4kg)

◎第9試合:ライト級(70.3kg)ワンマッチ
オーレ・ローセン(Legacy Gym/70.8kg)vsエドゥアルド・フォラヤン(Team Lakay/70.2kg)

◎第10試合:フェザー級(65.8kg)ワンマッチ
川尻達也(T-BLOOD/66.0kg)vsドナルド・サンチェス(FIT NHB/65.9kg)

◎第11試合:ライト級(70.3kg)ワンマッチ
フェリペ・エノモト(Enomoto Dojo/70.6kg)vsゼルバベル・モレイラ(Evolve MMA/70.6kg)

なんか計量結果がみんな微妙にオーバーしているのだが、ユニファイドルールと同じく1ポンドオーバーは許容範囲内なのか?しかし中西 vs. マヌーフはミドル級となっているが、ミドル級のリミットは185ポンド (約83.9kg)なのだが。契約体重か。
自称・アジアNo.1MMAプロモーションのOFCだが、確かに観客動員的にはアジアトップ。しかし、カードのラインナップはDEEP以上DREAM未満。まあDREAMが長期欠場中なので、現在は暫定アジア王者なのかもしれない。
メインはライト級で、前回もメインを張ったフェリペ(フィリップ)・エノモトと、地元Evolve所属の柔術王者モレイラ。エノモトはSRCで菊田を破ったヤスベイの兄で、パンクラスに出場経験もある。格的には川尻の方が上なんだろうが、前回もホーレス・グレイシー vs. ボブ・サップみたいな飛び道具を扱いながらも、試合はメインではなく前座だった。アジアNo.1といいながら、良くも悪くも堅実なマッチメーク。それが許される(そのカードで観客が入る)状況というのは、日本格闘技界にとっては羨ましいだろう。
日本人はマヌーフと対戦する中西を除けば、みんな格下との対戦。白井の相手は北岡とPRIDEライト級GP出場権を争ったファブリシオモンテイロだが、北岡戦の後、渡辺良知に1勝しただけで1勝4敗。2年半のブランクがあるが、Evolve移籍でどこまで力をつけているか。
今成の相手は9戦無敗のフィリピン人・ベリンゴン。戦績はアジアでのものしかなく、実力派未知数。日本人相手だと膠着しがちな今成だが、外国人相手(ブラジル人柔術家除く)なら戦績は良かった。しかし前回はアントニオ・バヌエロスに攻めを潰されて判定負け。今成がDREAMに出るようになって、試合映像なども出まわるようになり、外国人にも対策されるようになってしまったのかもしれない。ベリンゴンがどれだけ今成対策ができているかで、フィリピンの現在のMMAレベルも測ることが出来る試合となる。
かつてK-1MAXに出ていたオーレ・ローセンも出場。アジアのイベントにやたら出ているローセンだが、K-1ではデンマーク人と紹介されていた。しかし実はフィリピン人とのハーフで、現在はタイ在住とのこと。
第2試合に出場するヨーナサン・シオトンは3Kバッテリーのリングネームでボクシング世界王者になった選手。OFC旗揚げ戦でのMMAデビューを勝利で飾り、これが2戦目。こんな話題性がありそうな選手も、前座で同じくらいのキャリアの相手と組まれている。
他にも、デビュー戦や2戦目の選手の試合もあり、レベル的には玉石混交。
ルールは金網で四点膝と肘打ちが認められているが、詳細は不明ながらクロスガードは禁止の模様。クロスガードを禁止しているプロモーションは他にはZSTしか知らない。判定はラウンドごとの10点減点法で、ラウンドマストではない(10-10のイーブンあり)。どれくらいの差で10-9をつけるのかは読めない。
明日午後9時より、ニコニコ生放送でPPV中継(料金は1500ニコニコポイント=1500円)。速報します。