格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC on FOX6:オッズ/予想と展望

デメトリアス・ジョンソン -1.42
ジョン・ダドソン -2.90

クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン -3.55
グローバーテイシェイラ -1.32

アンソニー・ペティス -1.77
ドナルド・セラーニ -2.00

エリック・コク -1.67
リカルド・ラマス -2.20

T.J.グラント -1.80
マット・ワイマン -1.95

クレイ・グイダ -1.42
日沖発 -2.90

ライアン・ベイダー -1.20
ウラジミール・マティシェンコ -4.50

マイク・ルソー -1.47
ショーン・ジョーダン -2.75

マイク・スタンプ. -3.00
パスカル・クラウス -1.40

ハファエル・ナタウ -1.39
ショーン・スペンサー -3.05

シメオン・ソーレセン -1.41
デヴィッド・ミッチェル -2.95

メインはデメトリアス・ジョンソン vs. ジョン・ダドソンのフライ級タイトルマッチ。王座決定戦を制して新王者になったDJの初防衛戦であり、フライ級がメインイベントで組まれるのもUFC史上初である。
前回、ジョセフ・ベナビデスとの5Rに渡る激戦をスプリット判定で下し、王座を獲得したDJ。最終ラウンドまで全く動きが落ちないのが勝因だった。常に動き続けるアグレッシブな試合ぶりの一方、5Rずっとフィニッシュを予感させない展開に観客からはブーイングも飛んだ。
相手のダドソンはTUFでも4戦中3KO、前回もジュシー・フォルミーガをKOしている「倒せるフライ級ファイター」。しかし、ティム・エリオット相手には苦戦しており、まだこの階級の本当のトップ選手とは対戦がない。エリオット戦は終盤失速も見られた。長期戦になればDJか。
ダドソンがKOしてこの階級を盛り上げてもらいたいが、DJ判定勝ちと予想。
セミは昨年のブラジル大会で流れたランペイジ vs. グローバーテイシェイラ。この試合がUFCでの最後の試合になるとも噂されているランペイジMMAに対するモチベーションもあまり高くないような発言もあるし、オッズでもテイシェイラが意外な大差で優勢。前回は代役のファビオ・マルドナド相手にパンチをもらってしまいぐらつく場面もあったが、それ以外は一方的になぶって完勝。まだそこが見えていないが、ランペイジ相手にも底を見せることなく勝ってしまうのか。咬ませ犬にされるランペイジは見たくないが…。テイシェイラKO勝ち。
セミ前のライト級戦・アンソニー・ペティス vs. ドナルド・セラーニも注目。元WEC対決で、UFCではともに1敗しかしていないが、6勝1敗のセラーニに対し、ペティスは2年間でまだ3戦。UFCデビューのグイダ戦ではテイクダウンされ続けて敗退。2戦目もジェレミー・スティーブンス相手に苦戦してスプリット判定勝ち。日本で行われた3戦目のジョー・ローゾン戦でようやく本領を発揮してKO勝ちしたが、度重なる怪我で11ヶ月のブランクが開いてしまった。お互い打撃を武器とするだけに、激しい打ち合いが期待できる。ペティスKO勝ち。
前回リカルド・ラマスに敗れてUFC初黒星を喫した日沖は、この試合からフェザー級に転向するクレイ・グイダと対戦。グイダはもともとライト級では小さめの体格で、以前からフェザー級転向が噂されていた。日沖に快勝すれば、メインカードのコク vs. ラマスを差し置いてタイトル挑戦者になる可能性もある。アグレッシブさと髪の毛のうざさが持ち味のグイダだが、前回はグレイ・メイナード相手に突然のスタイルチェンジを行い、ほぼアウトボクシングのみで試合を終えて判定負けしている。グイダが今回はどういう戦法で来るかわからないというのも日沖にとっては不気味。もっとも、リーチに勝る日沖相手にアウトボクシングでポイントアウトするのは難しいと思うが。
鳴り物入りUFC入りした日沖だが、ここまでまだインパクトを与える勝利は残せていない。今回のグィダは過去の相手と比べてもっとも知名度がある相手。仮に試合内容が地味なまま終わったとしても、十分なインパクトになる。しかし、オッズではアンダードッグ扱い。
第1試合はFacebookで27日朝6時半開始。第2〜7試合まではUFC.tvでPPV(1.99ドル)。メインカードはWOWOWで中継。