格闘技徒然草

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[UFC] ★UFC166:総評

メインはヴェラスケスが圧倒して完勝。JDSはテイクダウンを防ぐために金網際にいたのかもしれないが、ヴェラスケスに組まれて押し込まれ、細かい打撃で削られてしまった。ハーブ・ディーンのストップが遅すぎ。結果的にJDSは全部出しきっての負けになったが、あそこまで行く前に止めるべきだった。
メレンデス vs. サンチェスは凄かった。打たれても前に出続けるサンチェス。ただの玉砕戦法ではなく、あわやというところまで追い込んだ。事前のオッズでかなり差があったこともあり、メレンデスも安全運転せずに倒しに行ったから逆転のチャンスも生まれた。しかしメレンデスはやはり強い。打撃戦でも自分はほぼ貰わずに一方的だった。王者ペティスの次戦が決まっているので、次は怪我が治ればT.J.グラントあたりとの次期挑戦者決定戦が見たい。
堀口は結果は最高のKO勝利ではあったが、課題も見つかった。1R組み付いてバックにつかれた所、投げられてパウンドをもらった所、2Rにダウン奪取後潜られて上を取られた所、全部上をキープできるように見えたのに下になってしまった。UFCで戦っていくには十分の実力はあるが、タイトル戦線で戦うとなると別。フライ級に落としたとしても、上位の選手はバンタム級ランカークラスの選手ばかりなので、リリース寸前の選手に1Rを落としているようではまだ足りないものが多い。ただ改善できる部分なので、まだ伸びしろがあるということ。2戦目以降に期待。過剰にポイントを意識せずに倒しに行っていたのが良かった。
前座からメインまでここまで外れが少ないイベントも珍しい。