ライトヘビー級。
ノヴァウニオン所属でBJJとキックで黒帯のバローゾ。柔術では州王者にもなっている。前回のUFCデビュー戦ではやや消極的ながら判定勝ち。
UFCデビュー戦のストリンガーはオランダ人で、BJJヨーロッパ王者。9年前に17歳でMMAデビューして以来21勝5敗。ブラックジリアンズ所属。前戦はWSOFでドロー。DEEPに1度参戦し、桜木裕司に判定勝ちしたことがある。
じわじわ詰めていくストリンガーだが、バローゾはミドルをキャッチすると軸足を払ってテイクダウン。しかしスクートで足を蹴るだけでブレイク。パンチで出たストリンガー。右フックをヒットさせるとバローゾはスリップ気味に倒れる。ガードを取ったバローゾに対し、ストリンガーのパウンド。バローゾの十字狙いを潰すとハーフにしてヒジを入れる。バローゾは立つ動きなし。下からホールドするがストリンガーがヒジで削り続ける。残り2分を切って蹴り離したバローゾ。立った。ミドルを入れたバローゾだがストリンガーは組み付くとバックを取る。正対したバローゾ。離れるとまたプレッシャーを掛けるストリンガー。下がるバローゾ。パンチから組み付くとボディに膝。ホーン。
1Rはストリンガー。バローゾは劣勢の割に、ポイントを取り返しに行くこともなかった。
2R。バローゾはまたスタンドで下がるが手数を増やしてきた。ロー連打。ミドルを入れるが組み付いたストリンガー。押し込む。バローゾは入れ返るが、突き放したストリンガー。また組み付くとストリンガー反り投げ。しかし潰され下に。これはいただけなかった。バローゾはインサイドで密着したままパウンド。金網を使って立ったストリンガー。バローゾはちょっと息が上がっているか。外掛けテイクダウンを狙ったストリンガーだがバローゾ堪えた。ストリンガーまたタックルを狙うが切ってパンチを打ち込むバローゾ。両者疲れで動きが落ちてる。泥試合の様相。バローゾのアッパーがヒット。ホーン。
2Rはバローゾが取り返した。
勝負の3R目。相変わらずスタンドでは下がるバローゾだが、手数は増やしてきている。しかし両者ともに疲れが見える。ミドルを打ち込んだバローゾ。ストリンガー出て組み付くとケージ押し込み。膠着ブレイク。再開後また押し込んで膝を入れるストリンガー。脱出したバローゾ。両者手が出ないがストリンガーがやや上回っている。組み付いたバローゾ。残り40秒でテイクダウン成功。ストリンガーも堪える力がなかったか。細かいパウンドを打っていくバローゾだがビッグヒットなくタイムアップ。
非常に難しいラウンド。スタンドの手数とヒット数ならストリンガーだが、バローゾが残り40秒でテイクダウンし上から攻めたのがどれくらい評価されるか。
判定割れた。29-28、28-29、29-28でストリンガー勝利。3Rのバローゾはテイクダウンしたが、その後の攻めが足りず、スタンドで効果的な打撃を当てたストリンガーのラウンドになった。
