格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★Bellator160:オッズ/展望

出ているオッズはメインカードのみ。

ベンソン・ヘンダーソン 1.43
パトリシオ・フレイレ 2.95

サヤッド・アワッド 2.25
デレック・アンダーソン 1.69

ババ・ジェンキンス 1.67
ジョージ・カラカニヤン 2.30

AJ・マッキー 1.15
コディ・ウォーカー 5.75

メインはベンヘンのBellator2戦目。前回はウェルター級でいきなりのタイトルマッチだったが完封負け。やはり体格差が厳しく、今回は適正のライト級に。
しかし今回は相手はパトリシオ・フレイレ。ライト級で前回マイケル・チャンドラーのタイトルに挑戦している兄のパトリッキーではなく、前フェザー級王者の弟との対戦に。ビッグネームだが体格的に有利という、ベンヘンへの配慮が感じられるマッチメーク。
今大会では亡くなったキンボ・スライスの息子・通称ベイビー・スライスのプロデビュー戦が予定されていたが負傷欠場。しかし、アントニオ・マッキーの息子AJマッキーや、Lyotoの兄シンゾー・マチダの試合が予定されている。
BellatorはUFCと違い、出てくる選手すべてがトップリーグの選手というわけではない。前座の半数以上はキャリア5,6戦程度で、しかも2〜3敗している地元のローカルレベルの選手だし、勝っても継続参戦するとは限らないので、UFCと比べると前座を見る価値は少ない(実際、何試合かは中継のないメイン後のポストリムファイトに回される)。
それでも注目すべき選手はいる。そのうち一人はカレッジレスラーでAJマッキーのいとこ(つまりアントニオ・マッキーの甥)であり、今回プロデビュー戦となるジョーイ・デイヴィス。デイヴィスは大学時代にNCAAのディヴィジョン2で4年間一度も負けず、133勝0敗という驚異的な記録を残している。オリンピック出場も目指していたが、階級が174ポンドと半端なため(オリンピックレスリングは74kg(163ポンド)か86kg(189ポンド))、MMAを選択した。とはいえMMAでも適正階級がないのは変わらず、今回は175ポンドのキャッチウェイトでの試合となる。
もっとも、D-2での無敗記録がどれだけ価値があるかはよくわからない。デイヴィスはエキシビジョンマッチでD-1での3度の優勝経験があるアレックス・デリンジャーと対戦しポイント9-0で敗れている。
マチュアMMAにはすでに出場済みで、本人申告によれば5勝0敗とのこと(別の記録では2014年に一本負けしている記録もあるが)。鳴り物入りでのデビューではあるが、相手も同じルーキークラスのキース・カトロン(MMA1勝0敗)なので、デイヴィスは勝ちが義務付けられている。
Lyotoの兄シンゾーも前座枠。弟同様、幼少期より父から空手を学んでおり、空手の実績では弟を遥かに上回るが、MMA戦績は3勝2敗に過ぎない。39歳で試合間隔も開いており、Lyotoの兄でなければ特に注目する選手ではないかもしれない。
明日朝9時より第1試合開始。速報します。