格闘技徒然草

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★UFN121:第1試合・アンソニー・ハミルトン vs. アダム・ウィチョレク

ヘビー級。先月のポーランド大会で組まれていたカードだが、ウィチョレクが地元のサッカーチームのライバルチームのファンだったことでフーリガンが会場に現れ脅されたため試合が中止。今回にスライドした。
レスラーのハミルトンは9月にダニエル・スピッツにKO負けしたばかり。現在3連続1R負け。UFC戦績3勝6敗で年齢も37歳と、リリースでもおかしくないところだったが、ドミトリー・スモリャコフの代役として出場。
地元でUFCデビューとなるウィチョレクはポーランド国内で8勝1敗。勝利は全フィニッシュだがヘビー級ではよくあること。唯一の敗戦はメインでヴェウドゥムと対戦するマルチン・ティブラ。195cmの巨漢で、ヘビー級では若い25歳。
ハミルトン組みついて押し込み。ボディロックからテイクダウン。ウィチョレク、この倒され方だとテイクダウン耐性低そう。ハミルトンはパスを狙うとハーフに。ボディを殴り足を抜いてサイド。ガードに戻したウィチョレク。ハミルトンはパスを落としながらまたパスを狙っていく。パスできず立ってスクート。しかしウィチョレク立てずにお見合いからハミルトンがまたガードに入っていく。ハーフ。細かいパウンドを入れながらまたパス狙い。しかしまたスクートに。柔術立ちでスタンドに戻したウィチョレク。パンチで出ていく。首相撲から膝を入れるが、ハミルトンはパンチを顔面に打ち込んでからタックルで押し込み。ホーン。
1Rハミルトン。ウィチョレク、テイクダウンを許した後にリカバリーがないので厳しい。
2R。スタンドでプレスしていくウィチョレク。パンチから左ハイを打ち込む。膝がヒットしバランスを崩して倒れたハミルトン。追い打ちのパウンドから押さえ込んだウィチョレク。ハーフ。上半身を固めて残った足を抜こうとするがなかなか抜けない。顔面に肘を落とす。抜いてパスしたがその瞬間に立ったハミルトン。またじわじわ出るウィチョレク。両者相手の間合いに入っていかない。ウィチョレク左ミドル。キャッチしたハミルトンがそのまま組みついてケージに押し込むが、入れ替えたウィチョレクがボディに膝。ハミルトンまたボディロックからテイクダウン狙い。投げでこらえようとしたウィチョレクだが投げられず尻餅。それでも寝かされずに立った。ホーン。
2Rウィチョレク。ハイで倒したのは、ヒットする前にハミルトンがバランスを崩していたのでダメージはなさそう。
3R。パンチで出ていくウィチョレク。ワンツー。しかしハミルトン引かずに出るとまたタックルで押し込み。引き剥がしたウィチョレク。組まれないように距離をキープしジャブで牽制するウィチョレク。ワンツー。ハミルトンが組み付こうとするとバックステップ。ハミルトン突進して組むと押し込み。受け止めると入れ替えて離れたウィチョレク。ジャブを入れていくウィチョレク。残り1分半でまた突進から押し込んだハミルトン。ハイクラッチからテイクダウンを狙ったがウィチョレクなんとか凌いだ。膝を入れて離れた。ハミルトンまた突進して押し込み。受け止めたウィチョレク。タイムアップ。
ハミルトン勝利をアピールするが…。
判定29-28×3でウィチョレク勝利。勝利アピールしていたハミルトン、抗議するでもなく去る。
どちらかと言えばストライカーだったウィチョレク。寝技は出来るにしても、テイクダウン耐性があまりないのと下になってもリカバリーがないのでイマイチ。リリース直前レベルのハミルトンにはなんとか勝てたというレベル。