格闘技徒然草

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UFN142:第4試合・中村K太郎 vs. サリム・トゥアリ

ウェルター級。

昨年の日本大会は網膜剥離開けの試合だったK太郎。打撃の展開で勝ったものの、盛り上がりのないスプリット判定勝ち。前回はトニー・マーティン相手にスタンドの手数で負ける展開が続いたが、そのままでは判定で負けるのが見えているにもかかわらず、戦法を変えることなく3Rまで行き、3Rにようやく早い段階からテイクダウンを仕掛けたものの逃げ切られ判定負け。ここまで3勝3敗で勝ちと負けが交互に続いている。

トゥアリは昨年10月のポーランド大会で、試合1週間前に負傷欠場した選手の代役として急遽UFCデビュー。ワーレイ・アウベス相手に見せ場を作れないまま判定負け。1年1ヶ月ぶりの再起戦。

ジャブを突きながら出ていくK太郎。トゥアリは下がってサークリング。トゥアリ飛び込んでボディストレートを放つ。ロー。またプレスしていくK太郎。距離がつまりトゥアリが連打を打ち込む。慎重なK太郎。飛び込んできたトゥアリに左を合わせる。トゥアリのステップ・インしての右をかわす。ロー。ちょっと手数が少ないK太郎。トゥアリも決して攻めてはいないが。ボディストレートをもらったK太郎。出てきたトゥアリに左を打ち込んだ。残り1分でタックルに入ったが切られた。ステップだけして入ってこないトゥアリに対し、K太郎も出ていかず見合いが続く。ホーン。

1Rトゥアリ。K太郎は前の試合と同じく手数が足りない。

2R。出てきたトゥアリに右が入りトゥアリがフラッシュダウン。すぐ立つ。K太郎パンチで出るがトゥアリが組み付いてケージに押し込み凌ぐ。差し替えして肘を入れて離れるK太郎。セコンドは「手数だ」と指示。パンチから左ミドルにつなげたK太郎。決して多くはないが、1Rよりは手が出てる。ジャブのダブルから左を入れた。またボディを打ち込むトゥアリ。K太郎にはセコンドから「狙いすぎない」と指示が飛ぶが、また手数が少なくなってる。残り1分。プレスしていくK太郎だがプレスするだけで手が出てない。トゥアリも出ていかず見合いが続く。ホーン。

2RはK太郎。

3R。打撃戦からシングルレッグに入ったK太郎。足を掴んだが倒せず。前に出ながら打撃を出す。タックル。受け止められたが肘を入れて離れる。プレッシャーはかけているK太郎。相変わらず手数は少ないが、トゥアリも手が出てない。ブーイングが飛び始めた。ジャブを一発だけ当てて離れるK太郎。残り10秒でも打ち合わないK太郎。タイムアップ。

30-27K太郎、29-28トゥアリ、29-28K太郎。スプリットでK太郎勝利。

トゥアリは2Rと3Rのどちらを取ったのか不明。しかし底辺レベルの相手に対し慎重すぎた。