格闘技徒然草

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UFC275:第4試合・ブレンダン・アレン vs. ジェイコブ・マルクーン

ミドル級。

サンフォードMMAのアレンはUFC6勝2敗と、そろそろランキング挑戦してもいいポジション。負けた相手は現4位のショーン・ストリックランドと、34歳の遅咲きルーキー・クリス・カーティス。6勝のうち3つが一本勝ちで、ストレートフットロックでの勝利もある。前戦は緊急オファーで階級上のライトヘビー級での試合が組まれたが、サム・アルヴィーからダウンを奪ってのチョークで一本勝ち。

マルクーンは元ミドル級王者ロバート・ウィテカーのスパーリングパートナー。キャリアわずか4戦でUFCと契約し、初戦は何も出来ずに下がったところで18秒でKO負けしたため、ただのコネ契約と思われたが、その後2戦はテイクダウンからのコントロールで判定勝ち。

体格で上回るアレン。パンチで出ていく。マルクーンシングルレッグ。テイクダウン。すぐに立とうとするアレン。マルクーンスタンドバック。後方に倒してハーフバックになったがアレン立った。なおもテイクダウンを狙うマルクーンだがアレンがオーバーフック払腰でテイクダウン。すぐにマウント。マルクーンディープハーフからシングルレッグへ。ギロチンに抱えたアレンだが抜けた。またバックを取らせて立つ。ホーン。

1Rはコントロールしていた時間の長さではマルクーンだが、投げからマウントを取った場面もあり、打撃の差でアレンか。

2R。パンチを入れていくアレン。マルクーンまたシングルレッグからスタンドバックへ。またシングルレッグに切り替えテイクダウン。ハーフ。アレン背中を向けて立つと、マルクーンはまたスタンドバックからシングルレッグで倒した。またハーフ。下からひじを入れるアレンだが、マルクーンが上体を固めて押さえ込む。上からひじを落とす。アレン背中を付けて身動きが取れない。ケージ際で亀になり立とうとする。バックを狙ったマルクーンだが、足のフックを許さず上を取り返すアレン。残り30秒。パスしてサイドについたが、そこから押さえ込むだけのアレン。ホーン。

2Rマルクーン。アレンは最後上を取っても押さえ込むだけではコントロールした時間の長さではマルクーンに勝てないのでもっとダメージを与えたほうが良かったが、それができないくらい疲れていたのか。

3R。アレンがパンチからタックルへ。テイクダウン。上を狙うがマルクーンまたディープハーフ。スイープを狙う。アレン離れてスタンドに。ジャブを入れたアレン。マルクーンもジャブを返す。マルクーンまたシングルレッグ。切りきれずに倒されたアレン。疲れが見える。立ったがまたスタンドバック。またシングルレッグで倒した。すぐに背中を付けたアレン、かなり消耗している。背中を向けたアレン。またバックを狙うが片足フックのみ。アレン反転して上に。マルクーンまたディープハーフを狙うがこらえて肘を落とすアレン。残り90秒。マルクーンも疲れがあるか。ハーフから返せずガードを取った。アレンはインサイドからパウンド。マルクーン下から返せない。アレン上から肘。タイムアップ。

三者29-28でアレン勝利。

マルクーンのシングルレッグ→スタンドバックに苦戦し、スタミナも消耗していたが、3Rにスクランブルで上を取り返し勝利。しかし会場はブーイング。

マルクーンはテイクダウンからコントロールは上手かったが、アレンが亀になったところでバックマウントを取りに行く動きが雑で、そこで毎回ポジションを返されていた。