格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

PANCRASE310:メインイベント・瀧澤謙太 vs. 石井逸人

バンタム級5分3R。瀧澤はランキング3位。石井は修斗でフライ級の2位だが、減量がきつくなってきたため、この試合から階級を上げる。

3月にハファエル・シウバと対戦し、テイクダウンからのチョークで一本負けした瀧澤。6月に組まれていた試合は対戦相手の負傷により消滅した。

TRIBEに移籍した石井は7月に移籍初戦で勝利すると、2ヶ月のインターバルで9月のONE JAPAN SERIESに出場し古間木に1R一本勝ち。さらに2ヶ月のインターバルで4ヶ月で3試合目の試合に臨む。

ローを入れた瀧澤。石井はステップしながらパンチで牽制。瀧澤バックキック。ボディを打つ。石井のローでスリップダウンした滝澤だがすぐ立った。石井はまだタックルの素振りを見せない。瀧澤が蹴りの手数を増やしてきた。残り1分半でタックル。ケージまで下がってこらえた瀧澤。離れた。プレッシャーをかける瀧澤。石井下がる。ホーン。

1R三者瀧澤。

2R。左ハイを入れた瀧澤。間合いを詰めて膝を入れた瀧澤。石井組もうとしたが振りほどかれる。瀧澤がプレッシャーをかける。左ボディ。左ハイ。バックスピンキック。左ボディ。もらった石井が意を決してタックル。しかし切られて肘連打をもらう。足関を狙って離れた瀧澤。立った石井だがふらついている。すかさず瀧澤またパンチを打ち込み、引き込んだ石井にパウンド連打。また足関を狙うと立った瀧澤。ラッシュでちょっと消耗したか、瀧澤様子見。ホーン。

2Rも三者瀧澤。

3R。疲れが見える瀧澤に対し石井のほうが動きが良い。タックル。受け止めた瀧澤。離れた。右を入れた石井だが瀧澤も右を返す。瀧澤バックキック。パンチを打ち込む石井だが瀧澤のパンチがヒット。石井がタックルで飛び込む時に飛び膝!ビッグヒット!石井ダウンしKO!!

PANCRASE310:セミファイナル・八田亮 vs. 曹竜也

ストロー級だったが曹が計量失敗しキャッチウェイトに。八田3位、曹4位。

昨年は初の国際線も組まれて勝利し、3試合連続での一本勝ちとなった柔術家の八田だが、昨年11月に組まれたアンソニー・ドゥ戦ではタックルを切られ引き込んだところにパウンドをもらう展開でKO負け。約1年ぶりの復帰戦。

曹は砂辺との再戦を実現させるためだけに、無理な減量でストロー級に落としてきていたが、4戦目にして計量失敗。前回の北方戦では勝てば念願の砂辺戦が実現するというところで判定負け。しかし砂辺が北方に敗れてタイトルを失ったことで、砂辺戦実現のハードルは下がっている。9月には主催ジムの闘心が閉鎖し、練習環境も厳しい中での試合となる。

低い構えで出ていく八田。低空タックル。テイクダウン。すぐにブリッジした曹。バックマウントを取られる前に反転して上になる。密着している曹に八田がハイガード。立ち上がって外した曹。スクート。ブレイク。スタンドで攻められない曹。八田の右がヒット。さらに左がヒット。タックル。潰して上になった曹だが密着して押さえ込んでいるだけ。ホーン。

オープンスコア三者八田。

2R。八田タックルから引き込んだ。スイープを狙ったが曹こらえてサイド。足を絡んでハーフにした八田だが曹は押さえ込んでいる。密着してまま細かいパウンドを入れていく曹。ガードに戻した。細かいパウンドを入れていた曹だが立ってスクートに。ブレイク。八田パンチで出るが、組んだ曹がバックに回りパウンド。ホーン。

2Rは三者曹。

3R。八田タックル。テイクダウン。しかし曹はすぐにスクランブルで上を取り返すと強いパウンドを一発入れて立つ。スタンドで曹のパンチがヒット。八田引き込む。パウンドを入れていく曹。効いている。パウンド連打でうずくまる八田にチョーク。外れたがまたパウンド連打。八田三角。クラッチしたが首を抜いた曹がまたパウンド連打。止められかねない。なんとか凌いだ八田。スクートになるがブレイク。八田パンチで出るがかわされる。曹のパンチ連打をもらい八田ダウン!レフェリー止めた。

体重オーバーだけが引っかかるものの、試合内容は良かったししっかりフィニッシュした曹。

PANCRASE310:第7試合・沙弥子 vs. ホン・イェリン

女子アトム級5分3R。

女子格闘家トップクラスの肌の黒さを誇る沙弥子。REALでのプロデビュー戦では元ボクシング世界王者ライカにKO負けしたが、その後GRACHANで4連勝し、今回がパンクラス初参戦。

イェリンはこれがプロデビュー戦。キックがバックボーン(4勝3敗)で、MMAはアマで5戦の経験がある17歳。

17歳・MMAプロデビュー戦だがまったく気後れしていないイェリン。沙弥子タックル。イェリン切った。沙弥子そのまま前に出てケージに押し込む。ボディロックし投げを狙うがこらえているイェリン。しかし倒された。ハーフから肘を入れていく沙弥子。パスしてサイド。肘を顔面に入れていくが、イェリンガードに戻した。腕十字!クラッチして防いでいる沙弥子。ホーン。

1R三者沙弥子。しかしイェリンはプロデビュー戦にしてはよく対応できている。

2R。パンチを打ち込んでいく沙弥子だがイェリンも打ち返す。両者右を打ち込む。イェリンの右が入ったが沙弥子が組んでフィジカルで押しつぶそうとする。イェリン投げを仕掛けるがこらえた沙弥子。大内テイクダウン。インサイドからパウンドを打ち込む。イェリン逃れて立った。イェリンワンツー。沙弥子組み付いて投げた。サイドからパウンドを入れるがガードに戻すイェリン。立った。沙弥子がケージに詰めてパンチ連打を入れるがイェリンも打ち返す。ホーン。

2Rも三者沙弥子。

3R。パンチ連打を入れたイェリンだが沙弥子がタックルでテイクダウン。ガードを取るイェリン。ハーフにした沙弥子だがイェリンがガードに戻す。また押さえ込んでハーフに。パスしてサイド。押さえ込んだままパウンドを打ち込んでいく。イェリン動けず。タイムアップ。

判定三者30-27で沙弥子勝利。しかし戦績的に咬ませ犬と思われたイェリンの頑張りの方が印象に残った。

PANCRASE310:第6試合・大橋悠一 vs. ユ・スヨン

バンタム級5分3R。大橋はランキング6位。

昨年のネオブラウィナー大橋。バックボーンは柔道。5月にキルギスのWEF王者と対戦し、41秒でKO勝ちしたが、相手が何もしないうちに終わってしまったので、逆に実力がよくわからなかった。

パンクラス初参戦のスヨンは韓国のTOP FCでデビューし、デビュー戦は判定負けしたがそこから5連勝中。

いきなりパンチ連打で出たスヨン。ヒットし効いた大橋。こらえて立っているがさらに連打打ち込まれて崩れ落ちた大橋。KO。

初参戦のスヨン、強烈なパンチ連打で勝利。組まれたときの対応などがまったくわからないが、インパクトは残した。

PANCRASE310:第5試合・井島裕彰 vs. アダム・アントリン

ストロー級5分3R。井島6位、アントリン7位。

38歳のベテラン井島は北方と曹に敗れて連敗中。プロデビューから11年、28戦目で初の国際戦となる。

TUFに出場経験のあるアントリンは本来のストロー級に落としパンクラスに参戦すると、ランカーの前山にカーフキックを効かせてパウンド連打で削ってTKO勝利。

アントリンカーフキック。左で出た井島。ヒット。井島シングルレッグへ。が、アントリンが上を取る。井島がシングルレッグで上を取り替えそうとする。立った。アントリンのカーフキックにパンチを合わされ倒されたアントリン。ダメージで倒れたわけでは無さそうだが、なにか今日は弱々しい。ハーフで押さえ込んだ井島。こつこつと殴る。残り10秒で反転して上になったアントリンだが、パウンドを入れるもすぐホーン。

1R三者井島。

2R。井島パンチからタックル。アントリンハイエルボーギロチン。井島タップしないと思ったが、アントリンが落ちているとアピール。落ちていた。アントリン一本勝ち。

今日はなにか力強さが感じられなかったアントリンだがワンチャンスで勝利。何か体調不良か?

PANCRASE310:第4試合・田中半蔵 vs. コンバ王子

フェザー級5分3R。田中10位、王子は14位。

修斗戦極王者日沖にKO勝利した田中だが、そこから中原・アグオン・堀江の上位ランカー勢に3連敗中。

王子は7月に2年ぶりにパンクラスに出場し、当時ランキング7位の林大陽と対戦すると、スタンドで出られず打撃をもらい続ける展開が続いたが、3Rに開き直ってパンチで攻め逆転KO勝ち。

タックルを切った田中が上を取る。パウンド。下から蹴る王子。足をサバいてパスした田中がサイドで押さえ込む。亀になった王子。田中バックに回りパウンド連打。立ったがバックを取られている。振りほどいた王子。両者見合いで手が出ない。届かない間合いでワンツーを出す王子。ホーン。

1R三者田中。

2R。間合いを詰めた田中に王子がアッパー連打。組んだ田中だが王子がスタンドでキムラ。後方に投げて腕十字に移行しようとする。田中足を絡ませずに上を取りバックに回る。鉄槌を入れていく田中。王子が背負って前に落としパンチを打ち込むが離れた。1R同様、ラウンドを取られている可能性が高いが出ていかない王子。ホーン。

二者田中、一者王子。前回同様追い込まれた王子。

3R。タックルに入った田中。王子またキムラを狙うが田中が腕を引き抜いて離れる。王子が右の連打で出る。右がヒットし田中フラッシュダウン!すぐにまたキムラを狙う王子。しかし田中腕を抜いて離れる。王子パンチで出てまたダウンを奪う。またキムラを仕掛ける。が、防いで上になった田中。パウンド。タイムアップ。

判定29-28、28-29、29-28の2-1で田中勝利。王子はダウン後キムラにこだわっていたが、結局防がれて最後にパウンドももらったため10-8つかず。まあ10-8でもドローなので、一か八かフィニッシュを狙いに行ったということか。そうなる前に、2Rに3Rの攻めをしたら良いと思うのだが。

PANCRASE310:第3試合・岸本泰昭 vs. 松岡嵩志

ライト級5分3R。岸本10位。

DEEPでタイトル挑戦経験のある岸本は7月にパンクラスに初参戦し、ランカーだがキャリア6戦目の菊入と対戦。1,2Rはテイクダウンから固めてオープンスコアではほぼ判定負けがない状態となっていたが、3Rに菊入に挽回され三者三様のドロー。

松岡はこのところ年2試合ペースで1勝1敗という成績が続いている。今年は7月に元ZST王者平に判定勝ちして勝利。しばらく前座で3分3Rでの試合が続いていたが、今回は約4年半ぶりの5分3Rマッチでランカーと対戦する。

右ミドルから出た松岡に組んだ岸本がシングルレッグへ。ケージで耐える松岡。バックに回り投げる岸本だが松岡寝かされずに立つ。正対した松岡。入れ替えた岸本がまたタックル。こらえて肘を入れる松岡。離れたが岸本がタックルで尻もちをつかせた。しかし首を抱えて後ろに投げた岸本。立って押し込む岸本だが入れ替えて膝を打つ松岡。岸本のタックルにブラウン肘を入れる松岡。ホーン。

オープンスコアは二者岸本、一者松岡。

2R。右ミドルを入れた松岡。四つに組むと大外刈りでテイクダウン。パウンドを入れる。岸本立った。押し込んで膝を入れる。引き剥がした松岡だがすぐまた押し込む岸本。松岡タックルからバックに回る。正対し押し込む岸本。細かい打撃を入れ合う。入れ替えて肘を入れた松岡。松岡タックル。バックに回りパンチを打ち込んだ。正対する岸本。残りわずかで離れたところで打撃が交錯。ホーン。

三者松岡。

3R。ミドルをキャッチした岸本。バックに回ったが松岡正対し押し込む。松岡がパンチから押し込み。岸本シングルレッグへ。がぶって肘・鉄槌を入れる松岡。組み合った状態から松岡がタックルへ。岸本がスクランブルで上になるが松岡すぐに立った。岸本のテイクダウンを潰して上になる松岡。立つのを防ぐ松岡。蹴り離して立った岸本。残り30秒。倒すしかない岸本だが単発の打撃のみ。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0で松岡勝利。

PANCRASE310:第2試合・中村龍之 vs. 杉山廣平

フライ級5分3R。中村10位、杉山はランク外。この試合も再戦。3年前の対戦では中村がスプリット判定勝ちしているが、当時すでにプロで20戦以上していた中村に対し、杉山はプロ2年目・4戦目の20歳だった。

昨年、元タイトル挑戦者の安永を破りランキング入りしたベテラン中村だが、今年に入ってからは上位ランカーの荻窪、GLADIATORフライ級王者のNavEに敗れて連敗中。

柔術バックボーンの杉山は昨年のネオブラ決勝で一度秒殺KO負けしている鈴木千裕に判定負け。さらに元バンタム級王者井上学にもねちっこいグラウンドで攻められ判定負けで連敗。前回はNavEに敗れて王座を受け渡した元GLADIATOR王者の加マーク納にスプリット判定勝ちした。

打撃戦で中村の左がヒット。杉山は牽制のローを出しているが入っていけない。中村が距離を取った打撃を入れていく。杉山タックル。テイクダウンして即マウントに。返そうとした中村だがハーフにして押さえる杉山。足を抜こうとしたところでブリッジで返した中村。残り20秒で中村タックルに入ったが杉山が受け止めて押し込みパンチを入れる。杉山パンチで出るが中村も打ち返す。ホーン。

オープンスコアは三者中村。

2R。杉山タックル。潰そうとした中村だが杉山が上を取り返すと上体を固める。ヴォンフルーチョーク。外れた。また返した中村。しかし杉山バックに回った。パウンドを入れていく。両足フックしバックマウント。チョークを狙う。残り1分。パウンド連打。マウントになり殴る。効いている中村。鉄槌連打を入れるがホーンに救われた。

2R二者10-9杉山、一者は10-8で杉山。

3R。杉山の右がヒット。組んで押し込む。タックルをがぶった中村。杉山ガードになりスイープを狙ったがこらえた中村。首を抱えるが、杉山が上を取る。ハーフからフルガードに戻した中村だが杉山がパウンドを入れていく。またハーフにした杉山。押さえてパウンドを入れる。ケージを蹴って返そうとした中村だがしっかり押さえている杉山。ようやく立った中村投げを仕掛けたがタイムアップ。

29-28×2、29-27の3-0で杉山がリベンジ達成。2R以降、しっかりポジションを取ってパウンドで削っていった。

PANCRASE310:第1試合・中村勇太 vs. 一慶

ミドル級3分3R。中村はウェルター級の8位。

柔道がバックボーンで柔術も黒帯の中村は、貴重な重量級ファイターとして、ウェルター級~ミドル級で便利屋的に使われ、パンクラスでは昨年まで8戦連続勝ちなしだったが、ローカルイベントで連勝すると、昨年10月にウェルター級で奈良から腕十字でタップを奪いパンクラス8年ぶりの勝利。

同じく柔道がバックボーンのベテラン一慶は43歳で1年ぶりの試合。中村とは2011年に一慶のパンクラスデビュー戦で対戦し、一慶がKO勝ちしている。

鋭い右を打ち込んだ一慶だが、中村かわして組み付くとケージに押し込む。入れ替えた一慶だが、中村が外掛けテイクダウン。立ち上がろうとした一慶のバックに回りバックマウント。キープしつつチョークを狙うが腕を掴んで防ぐ一慶。中村バックから殴る。一慶反転しようとするができずにホーン。

1R中村。

2R。一慶が鋭いローを入れたが、中村がパンチで出て組み付く。しかし一慶が外掛けテイクダウンし上を取る。ハーフ。足を引いて抜くと立った。中村がパンチで出ていく。右がヒット。中村がクリンチして殴る。押し込んだ。膝の打ち合い。放して殴る中村。ワンツーがヒット。しかしノーガードで打っているので一慶のパンチもヒット。ホーン。

2Rは微妙。

3R。両者疲れがあるが手を出していく。パンチで出る中村。一慶がジャブを当てたが中村のインローがちょっと効いたか。中村ノーガードでパンチを貰いながら攻める。打たれても前に出て手を出していく。ワンツー。右が相打ち。さらに両者の前蹴りが相打ちになり、両者スリップダウンしたところでタイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットで中村がリベンジ達成。

PANCRASE310:プレリミナリー第3試合・田代悠生 vs. 力也

バンタム級3分3R

24歳の田代はパンクラス2勝2敗。前戦は今回同様プロデビュー戦の相手で1RKO勝ち。26歳のKRAZY BEE所属力也は9月のアマチュアパンクラストーナメントで準優勝しプロ昇格を決めたばかり。バックボーンはレスリングで、格闘代理戦争ではKRAZY BEEのトライアウトを受けている。

いきなり組んだ力也がバックに回るとジャーマン!投げて首を取りスタンディングでギロチン!体をのけぞらせて決めに行く。田代タップ!

力也プロデビュー戦快勝。

 

PANCRASE310:プレリミナリー第2試合・加藤泰貴 vs. 平田純一

フェザー級3分3R。

今月48歳になる加藤と46歳の平田。両者の年齢の合計が93歳で、パンクラス史上最高齢対決。ロデオスタイル代表の加藤はパウンダー。平田は柔術家で、下になってからラバーガードで凌ぐ展開が多いが、功を奏さず判定負けになることが多い。本来はバンタム級の選手だが今回は階級を上げての試合。

加藤が組んでテイクダウン。平田下から首を抱えるが、まだ抱えているだけ。加藤が細かいパウンドを入れていく。平田残り10秒でギロチンを決めに行くがゴング。

1R加藤。

2R。ローを入れた平田だが加藤が前に出てケージに押し込む。平田ハイキック。加藤がシングルレッグで倒したが、ひらたまたギロチン。今度は決めに行く。浅いか。外れた。ハーフにしようとした加藤だがガードに戻され立ってスクートに。見合いでブレイク。加藤シングルレッグ。こらえてパンチを入れた平田。加藤がパンチを打ち込む。ゴング。

2R微妙だがまた加藤か?

3R。加藤が組んで押し込みボディにパンチを入れるが、平田が離れ際にパンチを入れる。また組む加藤に膝を入れ離れる平田。加藤疲れてきた。シングルレッグ。平田切れずに下になる。今日はじめてのラバーを見せる平田。三角に移行。クラッチしたがやや浅い。加藤がパンチを入れ続ける。タイムアップ。

三者フルマークで加藤勝利。

PANCRASE310:プレリミナリー第1試合・大谷啓元 vs. 林駿平

バンタム級3分3R。

昨年のプロデビュー以来3連敗でまだ勝利をつかめていないパンクラスイズム横浜所属の大谷。慧舟會HEARTSの林はこれがパンクラス初参戦。NEXUSなどで試合経験がありここまで1勝2敗。

林がいきなり組み付いてボディロック。テイクダウン。ハーフ。肘を入れる林。脇を差してスイープを狙う大谷だがパウンドを入れる林。オーバーフックし上をキープしながらパウンド。ようやく起き上がった大谷だが1R終了。

1R林。

2R。大谷タックル。しかし潰され下に。またディープハーフから上を狙おうとする大谷だが林が上をキープしパウンドを入れていく。が、バックに回ることに成功した大谷。ハーフバックから四の字ロックへ。バックから細かいパウンドを入れつつチョークを狙う。腕十字を狙ったがまた四の字バックに。ゴング。

2R大谷。

3R。大谷タックル。潰されて引き込み気味に下になった大谷だが、林が上体を固めて押さえ込む。差し替えした大谷がまたハーフから上を狙うが林がオーバーフックのままこらえてパウンドを入れる。時間がなくなっていく。返せず殴られ続ける大谷。最後に返したがタイムアップ。

判定3-0で林勝利。

大谷は井上学ばりの戦法だったが、下から返す力が不足していた。