昨日も取り上げたニュースだが、「レスリングに専念するため」といったポジティブな退団ではなかったようだ。
道場関係者によると、浜中から２８日までに「自信をなくしてしまった」と、高田総裁に対して退団の申し出があったという。ＰＲＩＤＥの統括本部長を兼務する高田氏は「ＰＲＩＤＥのリングは自信をなくしたものが闘えるほど甘くない」と引き留めることはせず、離脱が決定した。
という情報もあれば、
道場関係者は「２８日付で高田道場を辞めました」と明言し、退団理由について「本人と連絡がつかず、詳細は分からない」と語った
こんな情報もある。
普通に考えれば、一回の負けで（それも、ハイアン戦は浜中自身の負傷によるアクシデント負けだった）自信を喪失したとして、それだけで辞めるとは思えない。本人がそう思ったとしても、周りは止めるだろう。高田のコメントも、辞めていく人間に対して冷たすぎる。
状況から言って、浜中が高田道場を非円満に辞めたことは間違いないと思う。もし浜中本人が、再び総合のリングに戻りたいと思ったとしても、PRIDE（及びその協力団体）ではチャンスをもらえないだろうし、かといって、アマチュアからやり直すほど総合に対する情熱があるとは思えない。このままフェードアウトしてしまうのか。
いずれにせよ、総合格闘技界にとってはもったいない話だ。
