小比類巻vsHAYATO
コヒは大分良くなっていたように見えたけど、試合が盛り上がったのはHAYATOがアグレッシブだったからという気がした。まあ実力差があったということか。
武田幸三vs緒方健一
序盤、いきなりのアッパーから左フックできれいにダウンを奪うオガケン。立ち上がるもダメージは明らかな武田。勝負あったかに見えたが、緒方もちょっと詰めが甘かった。アッパーは明らかに効いていたのだが。2R開始前にシーザー会長がタオル投入。スパッツのせいでダメージは見えなかったので、拍子抜け。スポナビによれば、試合前に肉離れでドクターストップがかかっていたとか。トーナメントなんだから、そういう体調で出てくるのはどうかと思うが、とにかく続きが見たい試合だった。でもオガケンは棄権のおかげで評価が上がったな。
どうでもいいが、実況は緒方を「シュートの選手」っていうな。修斗とシュートボクシングの区別が付いているかどうかも怪しい。
イルマッツvs安廣
1Rに2度もダウン気味に倒れたのをスリップで救われた安廣だが、それだけ惨めになる時間が増えただけだった。イルマッツは煽りVでやってた空中2回転蹴りを見せてくれなかったのが残念。
村浜武洋vs山本KID徳郁
煽りVで「おれは、神の子」とのたまうKID。最高。
投げやらタックルやらで優位に立つKID。でも反則。村浜も投げは相当強力なものを持っているから、シュートボクシングルールでやっても面白かったかも。打撃の技術はやはり村浜の方が上に見えた。1RにKIDが奪ったダウンも、勢いとパンチ力だけで取ったような感じ。
2Rに入り、村浜のパンチが当たって効いているようなのだが、トリッキーなリズムで村浜に攻めあぐねさせる。そして、絵に描いたようなカウンターのアッパーでダウン奪取！立ち上がった所にとどめの猛攻でレフェリーストップ。大波乱。
と思ったら、パンチで拳を骨折して準決勝を棄権・・・。ハードパンチャーの宿命か。しかし次の試合が見たかった。でもKIDは棄権のおかげで評価が上がったな。
KIDは技術よりも、とにかくパンチ力と身体能力がすごい。あとは勝負勘。全部天性のものだろう。今後ワンマッチで魔裟斗や他の日本人との試合を見てみたいとは思わないが。やっぱり修斗での試合が見たい。今日の試合を見ていたら、ペケーニョも問題にせず勝ってしまいそうだ。
武田幸三vs小比類巻貴之
コヒは1回戦はけっこう良くなってる気がしたが、やっぱだめだ。全然手数が出ない。武田の猛攻で時間の問題かと思われたが、コヒの飛び膝蹴りがズバリと決まり、逆転KO。狙いすましたとも、出会い頭とも取れそうな一撃。しかし、武田は顎が弱いな。いい選手なのだが、この欠点は致命的かも。
イルマッツvsTOMO
TOMOって最近出てきたと思ってたんだけど、もう30歳なのか。下積みが長かったんだろうか。「なんでだろう」でブレイクするまでけっこうあったもんな（違う）。
試合はイルマッツが1回戦と同じく、勢いとパンチ力でダウンを奪いKO勝ち。KIDと同じタイプで、しかも体格的にアドバンテージがあるから、もし棄権してなかったらKIDは厳しい試合になったかもしれない。しかし見たかった。
イルマッツvs小比類巻
なんかもうどうでもいい感じ。やっぱりここに外国人が出てくるのは、なんか違う気がする。だから乗れなかった。「日本人最強」を決める場なのだから、最初からTOMOを出してれば良かったのでは。
試合はコヒがローでダメージを蓄積させて判定勝ち。イルマッツのパワーや勢いを封じ込めたのだから、実力はあるのだろうが、やっぱり物足りない。3Rくらいの攻めを最初からやらないと。完全復活と言うにはまだまだ。世界を相手にすると期待できない。
それより、決勝トーナメントでもコヒのおかんが何度も画面に映されると思うと、今から気が滅入るな。
K-1ジャパンの20倍くらいは面白かったのだが、やっぱり有力選手の棄権が残念だった。ケガなのだから仕方はないが・・・。WORLD MAXには格闘技の神はいないのだろうか。
