「ＰＲＩＤＥ 男祭り」で榊原信行社長が示唆していた“ビッグサプライズ”はＷＢＣ世界ヘビー級王者のまま引退を発表したレノックス・ルイスだった。
あ・り・え・な・い。金に困ってるタイソンと違い、ルイスには小遣い稼ぎをしなければいけない理由はない。せめて本人が熱望していたタイソン戦と同じくらいのギャラを払わないと。
と思ったら、なんと総合ではなくボクシングマッチとか。
ＤＳＥ関係者によれば、５６年のロッキー・マルシアノ以来の現役ヘビー級王者の引退を受け、ＰＲＩＤＥでのボクシングマッチを計画しているという。ＰＲＩＤＥには、ボクシングでクロアチア代表チームに所属していたミルコや、レコが参戦するため、ミルコｖｓルイスのドリームマッチも浮上する。
引退したボクサーとボクシングルールで戦わせてどうする。しかもハイキックを武器に勝ち上がってきたミルコを。そんなもの全く意味がない。餅は餅屋。勝てるわけがないし、ルイスが勝った所でなんの感動もない。曙をK-1のリングに呼んで相撲させるようなもの。
まだK-1ルールでやる方が興味がもてる。K-1において、ボクシングヘビー級王者の実力がホントの所どれくらいなのかは、まだはっきりしていない。ボタはダメだったが。総合では通用するはずがない。若い頃からトレーニングしていたならともかく、今から始めるのでは遅すぎる。藤田とグラウンド20秒ルールでやるならいいが。
まあ、DSE関係者も実現すると思ってなくて、たんなるアドバルーンで名前を出しただけだろうから、あまり深く突っ込むのも大人げないか。
