格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★川尻武士道参戦記者会見

70kg級で現在世界最強にもっとも近い川尻が武士道参戦。ゴン格では73kgという階級に興味はないと言っていたが、果たしてGP参戦はあるのか。GP出場となると数ヶ月は拘束されることになり、修斗の年末のビッグマッチやタイトル防衛戦に影響が出てくることになるが。もしGPに出ないとなると、五味との対戦はGP以降になってしまうだろう。そうすると今回川尻を出す意味はあまりない気がする。HERO'Sに対抗するための選手確保という目的か。
それより気になったのが榊原社長の発言。

修斗さんとはPRIDEの創設以来、選手を参戦させてもらえないかと話をしてきました。ポリシーを持って競技性を突き詰めている彼らからは、上がってふさわしい舞台かどうか、僕らはずっと効果測定されていたと思うんですね。PRIDEに出たことで修斗の目指す方向性と変わってしまうんじゃないかと懸念されていた部分もあったと思いますが、ようやく認めてもらえたのかな、ということと、修斗を広めるためにPRIDEのリングを活かそうというチャンピオンが現れたということが、今回の参戦に動いた経緯だと思います」

社長がいったい何をもって「ようやく認めてもらえた」と判断したのかわからない。別に修斗の選手がPRIDEのリングに上がってタイトルやライセンスを剥奪されたりしたことはないのだが。今回の川尻参戦と過去のシューターの参戦に違いがあるとすれば、川尻が武士道に上がることになっても修斗を尊重するということだけで、つまりは認められたのは「PRIDEが修斗に」ではなく「修斗が選手に」でしかないと思うのだが。防衛期限を守るならたとえプロレス参戦だって構わないと言うのが修斗の方針なのに。
というか、天下のPRIDEが、修斗に認められたいとか本当に思っていたのかが疑問。もし本気で認められたいと思っているなら、総合素人の柔道家をGPに出したりするのをまず止めた方がいい。