格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★K-1 WORLD MAX 2005〜世界王者対抗戦〜テレビ観戦

オープニングは安廣vsレミーガレミーガのスピードがとにかくすごい。1R、2Rとダウンを2回ずつ奪う。安廣もダウンを取られながらも良く立ってはいるが、一方的だ。
3Rも2度ダウンを奪う。しかし、最後微妙にカットされたな・・・。判定3者30-21とレミーガが圧勝。しかし、圧倒しつつも倒せなかったのはやはり体格差か。体を大きくしていかないと。できればベストの階級でやらせてやりたいが・・・。しかし、ZSTと比べグラウンドに制限がないHERO'SよりもMAXでやる方が活躍できるだろう。
ボクシング王者2人の煽り映像。しかし煽りのみで試合はHAYATOとインド人。
オープニングでレミーガの試合を見ているから、なんだか遅い気がする。1R、ブラックマンバがダウンを奪うも、2RHAYATOのバックブローがアゴにヒット、ダウンを奪って逆転。2度目のダウンでレフェリーが止めた。
ハイレベルとは言い難かったけど、実力拮抗でいい試合だった。マンバももう一回くらいは呼ばれそう。
元ボクシングミドル級日本王者・大東。35歳でしかもブランクが2年。4ヶ月で18kg減量したというが、逆に言うと4ヶ月しかハードなトレーニングをしてないということでは・・・。
大東vsクラウス
ゴングと同時にパンチでラッシュを仕掛ける大東。クラウスはガードしつつもローを入れる。クラウスは距離を取ってローを入れる作戦。中盤、瞼をカットした大東のドクターチェックが終わった後くらいから、大東はローを蹴られた左足をひきずりはじめる。それを見てさらにローを入れるクラウス。クラウスはパンチでも互角。膝・ローがある分だけクラウス優勢。完全に足を殺されている大東だが、闘志は衰えない。
2R、ローを蹴られて立て続けに3度ダウン。スリーノックダウンでKO。最低限、ローのカットが出来ないとキックの試合には出るべきじゃない。でもロー以外の攻撃では効かされなかったのは大東の意地が見えた。ただ、K-1は出てもあと1回では。
所の試合。しっかし、煽りVの使い回しが多すぎ。覚えてもらうためにわざと同じ映像を繰り返しているのかもしれないけど。
タックルでテイクダウン→サイドから十字→三角でタップアウト。第1試合でしかも会場がMAXを見に来た客ばかりということで、客席は爆発とまでは行かなかった。でも中継の扱いからいってDynamite出場確定か?
秋山の試合もやるのか。相手のラーマはボクシングミドル級元世界王者。MAXに出せばいいのに。まあ、見た目もうヘビー級になっちゃってるけど。この試合では「ボクサーの挑戦」っていう煽りはないのな。
大振りのパンチで接近して組み付いた秋山は豪快に投げてマウントからパウンドラッシュでラーマタップ。途中、関節で極める気になれば余裕で出来ただろうけど、あえて殴りに行った。
秋山が煽りVで言っていた新技は出ず。選手が事前の記者会見等で新技を予告しても出た試しがない。
総合素人を咬ませ犬にするのはいつまで続くのだろうか・・・。解説の元ボクシング王者・畑山に同情してしまう。
ザンビディスvs元ボクシング王者鈴木
K-1的にはロートルでブランクのある大東より、6月まで日本王者鈴木をプッシュしている模様。しかし大東と同じくローでKO負け。ボクサーと言えばローでやられるというのはもう定番になっていて、またかという感じ。ローでのKOは盛り上がらないし。やっぱり最低でも1年以上は経験を積まないと、地上波に乗るレベルの試合をするのは厳しいだろう。
佐藤嘉洋vsガオグライ
ムエタイが相手というのは、佐藤にとっては持ち味を出し切れるか。佐藤は前回負けたことはなかったことにされてる。
佐藤もガオグライも持ち味を出したが、それでいて全然盛り上がらなかった。元々こういう選手だからしょうがないか。僅差で佐藤が取ったが、ガオグライみたいにMAX初参戦の選手じゃなく、MAXの世界観の中で相対評価が出来る相手じゃないと、勝っても「地味」という評価しか得られないのでは。でも勝ったことで首の皮一枚はつながったか。
アンディ・サワーvs武田幸三
1R、武田がローを効かせて優勢に立つ。が、2Rにアンディのパンチラッシュ。アゴに入ってKO。
武田のアゴの弱さは選手として致命的。でも今回はMAX参戦以来もっとも良くやったのでは。逆にサワーは、やはり日本人2人相手に楽な試合をして王者になったラッキーボーイで、盤石の強さはない気がした。
やや物足りなかったが、それなりに面白かった。世界王者決定トーナメントのようなヒリヒリするような緊張感はないが、その分逆に力を抜いて楽しめる内容だったのでは。