■「PRIDE武士道−其の拾―」4月2日(日)東京・有明コロシアム 開場14時 開始15時
<第1試合>
池本誠知(日本/TEAM Boon!)
イーブス・エドワーズ(米国/サード・コラム・ファイトチーム)
若干の体格的有利が池本にあるとはいえ、76kg級日本人でも中堅程度の池本では、イーブスの壁は厚いか。イーブス判定勝ち。
<第2試合>
石田光洋(日本/T−BLOOD)
ポール・ロドリゲス(米国/アメリカン・トップチーム)
こちらも76kg級と70kg級の階級を超えた対決。しかしロドリゲスは去年パンクラスで見た時もたいして強くなっているようには見えなかったし、石田は十分勝てる相手。ただやはりパワーで苦戦して判定まで持ち込まれてしまうか。石田は五味よりDEEPで帯屋との対戦が見たい。DEEPなら70kg契約だし。
<第3試合>
アライ ケンジ(日本/パンクラス)※今成正和が急病のためアライに変更
ジェンス・パルヴァー(米国/チーム・エクストリーム)
これまでKO負けは井上戦しかないアライ。井上戦でも、最後は実質1階級上の重いパンチに敗れたものの、前半は打撃で上回っていた。今までの負けはだいたいグラウンドに持ち込まれての一本負けで、純粋に打撃勝負なら打ち負けたことはない。しかし、それはハイレベルなストライカーとやってきたことがなかったことの裏返しでもある。パルバーレベルの打撃はこれが初体験。突然の出場でコンディションも十分ではないだろうし、吉朗の武士道初戦と同じく、「大海を知る」結果となりそうだが・・・。しかしアライの魅力は「意識を刈り取る」打撃。一発入ればどうなるかわからない。どちらにしても、KO決着は間違いないだろう。
パルバーKO勝ち。
カーンは実力者なのに評価が低いが、ここで初参戦の外国人とやっても評価が上がらないのでは。しかもウィアー、そこそこ強いし。ただ契約を消化しているだけのカードという感じ。
カーンがパウンドでTKO。
<第5試合>
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
ルイス・アゼレード(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
裏メイン。セミ前とかは無理でも、前半戦のメインくらいにしても良かったのでは。どちらが勝つか一番読めないカードでもある。
きわどいが、体格差でアゼレードが優勢となり判定勝ちか。
<第6試合>
ムリーロ・ニンジャ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
パウロ・フィリオ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
なんだかどんくさいイメージがあるニンジャだが、83kgに戻してどれだけ動けるか。ベストの動きが戻ってきたら、フィリォの押さえ込み戦法をしのいで勝てると思うが・・・。
フィリォ判定勝ち。
<第7試合>
郷野聡寛(日本/GRABAKA)
キム・デウォン(韓国/正進MMA GYM)
これが前半メインになるのか、あるいは後半の第1試合か。デウォンもそこそこ強いが、一発がないので判定勝ちでいいなら郷野も楽な相手だろう。ただこのレベルに判定勝ちでは客も納得しない。無理に一本を狙いに行くと・・・それでも判定勝ちだろう。
郷野判定勝ち。
バローニ、打撃でも美濃輪に打ち負けていたくらいだし、近藤優位は間違いない。ただ一発があるので、それをもらわないことだけ注意。
1Rなら近藤が打撃で上回ってダメージを与えグラウンドでパウンドを入れ勝利。2Rだと近藤がスタミナ勝ちという感じ。
<第9試合>
美濃輪育久(日本/フリー)
ジャイアント・シルバ(ブラジル/フリー)
すでに水面下では無差別級の出場が確定している美濃輪。シュルト戦で見せた前転タックルをやってほしい。
ただ足関は極めづらいだろうし、どうやって勝つかには興味がある。十字や三角も極めるのは難しい。体重差がありすぎる相手に力を出しすぎてスタミナ切れ→ずっと下になってしのぐのみで判定負け、という展開もありえなくもない。
が、美濃輪がパウンドで勝利と予想。
マーコートに打ち負けている三崎がダンヘンに打撃で勝てるとは思えない。判定まで行くことはないと思うが、行ったとしても大差でダンヘンだろう。三崎は見せ場を作れるかどうか。
ダンヘンKO勝ち。
<第11試合>
五味隆典(日本/木口道場)
マーカス・アウレリオ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
五味勝利は動かないとして、KOで決められるかどうか。しょっぱなで実力差を露呈したら、アウレリオが守りに入ってしまい、KOするのは難しいかもしれない。下になるアウレリオ、上からパウンドを落とす五味という展開。一方的になるだろう。
五味TKO勝ち。