そして榊原代表は、今回の無差別級GPで“新システム”を導入するかもしれない事を明らかにした。
「ヒョードルがシードになるにしても、8〜9試合を組んでその勝者の中から残り7人をファン投票や主催者推薦で決めるという事も考えています。残った2人をリザーバーにするとか。さらにはファン投票で、開幕戦で勝った中からヒョードルの相手を決めるというケースも考えています」と、単なるトーナメントではなく試合内容を重視する“勝ちあがり戦”になるかもしれない事を示唆した。
要は、残ったメンツで一回戦のカード４試合を組むのが難しくなったと言うことだろう。残ってるメンツにはもう金魚がいない。ヒョードルはシード、吉田は西島、ミルコが美濃輪と来ては、「何で俺だけ一回戦からこんな強い相手とやらなきゃいけないんだ。だったらGPには出ない」と言い出す選手がいてもおかしくない。特にシウバやノゲイラは、DSEの足元を見て強気の交渉ができる立場だろうし。「ファン投票で決める」と言っても、去年のシウバvsボブチャンチン、一昨年のノゲイラvs小川のように、１位になっても実現しないパターンがあるし。
GPじゃなくナンバーシリーズで「投票でファンが見たいカードを募って実現」というならノレるんだが。GPは実力勝負の場にして欲しい。
