http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1153900722
あっと驚くカードが決定した。体重無差別級戦を好む美濃輪に用意されたのは、あのプロボクサーのバタービーン。IBAスーパーヘビー級＆WAA世界スーパーヘビー級タイトルを保持し、“史上最強の4回戦ボーイ”の異名を持つ米国ボクシング界の人気選手だ。
美濃輪の役目は息抜き役なのでこれはこれでOK。いい加減、ワンパターンの足関決着以外が見たいが。それはもう元気がやっているし。
色物に見えるバタービーンだが、今年に入ってから定期的にMMAの試合を行っていて、元気戦以後は７戦して６勝１分け。しかも、チョークや腕十字といったテクニカルな決まり手がほとんどである。実際の試合を見ていないので、どれだけ総合に適応しているのかは分からないが、対戦相手も“キャベツ”コレイラなど、有名選手が含まれており、決して噛ませ犬ばかりを相手にしてきたわけではない（噛ませ犬もいるが）。オフィシャルでは「異種格闘技戦」という煽りをしているが、もう立派に総合の選手だろう。
戦績→http://www.sherdog.com/fightfinder/fightfinder.asp?FighterID=9394
ワンパターンの足関決着とは書いたが、それ以外に美濃輪の勝機はないかもしれない。バタービーンも美濃輪の試合のビデオを見たら、嫌でも足関を警戒してくるはず。序盤で極められなければ、体格差でスタミナを消耗した美濃輪が苦杯を飲む可能性も高い。見た目と違いリスキーなカードだ。
追記：キャベツ戦のみ見たが、打撃で攻めるしかないキャベツが勝手にスタミナ切れを起こしてTKO負けという内容。バタービーンはテイクダウンをされても自力で起きあがれなかった（レフェリーのブレイク待ち）し、これが今年１月の試合なのだから、総合への適応には疑問が残る。チョークや腕十字で勝った試合が見てみたい。
