格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ダナ・ホワイトがPRIDEについて語る

GAME AND MMAさんより。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-408.html

5年間も実現させようと頑張ってきたんだ。リデルを日本に送りこみそこで3・4試合戦った。彼らは吼えるのは好きだけど、やるべき事をやるのは嫌なんだ。

リデルがプライドの10月のラスベガス大会で戦うか聞かれて 
 「そんな事ありえない。絶対ないね。馬鹿げているよ。もう3試合もやっただろう。彼らはお喋りは好きなんだよな(リデルがこう付け加えました「俺がそこで数回戦った時ヴァンダレイとの試合を組む事も出来たんだ。そうしなかったのは彼らだぜ。」)。

リデルが最初PRIDEに来た時(14のメッツァー戦)って、当時はまだライトヘビー級でも中堅選手。2度目の参戦(2003年のミドル級GP)の時にしてもティト、クートゥアに続くNo.3でしかなかった。ティトならともかく、当時のリデルの知名度・世間的な注目度から言って、いきなりシウバ戦を組めと言うのは少々虫が良すぎる話だ。それに、最後の試合となったジャクソン戦はトーナメントの準決勝なのだから、勝っていれば何事もなくシウバ戦は実現していたわけだが。DSEを批判するのは筋違い。
「PRIDEは選手を借りるばかりで出そうとしない」という批判に対しても、http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060903#p1でも指摘されているとおり、UFCセルゲイ・ハリトーノフを貸し出してティム・シルビアと対戦するプランがあった。PRIDE参戦当時のリデルとアメリカでのハリトーノフ知名度的にも似たようなもの(マニアしか知らない)だし、その階級のトップ選手という意味でも釣り合うはずだ。
シウバvsリデル戦は一回だけならDSEにとっても美味しい試合のはず。状況で言えば、近藤がシウバに挑戦した時に似ている。宣伝費を使わずにメジャー団体が自分の所のエース選手を強豪として宣伝してくれるのだから、試合の勝ち負けは二の次(善戦するだけで高評価、惨敗してもトントンくらいだろう)。それを考えると、DSE側がある程度歩み寄りしなければいけないとも思うが。この試合が難航しているのはその後のシウバの扱い(UFCに複数参戦させるかどうか)で揉めているのでは。交渉過程が全部明らかにならないとどちらが悪いと言うのかは難しい。ただ、こうして一方的に相手を断罪するコメントを出すところを見ると、シウバvsリデル戦が流れそうなのは確かだ。