格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★総評

最後はうまくまとまった感じ。適度にアップセットがあり、うまくアクセントになっていた。半分くらいは予想通りの結末だったが。元のカードの満足度よりは上。前半戦は薄味・大味の試合もあったが、桜庭登場のサプライズで全部吹き飛んだ。メインで藤田があっさり負けたが、実際のメインは全選手揃っての榊原社長送別会だったので問題なし。
ただ今後を考えるとあまり明るい材料はない。桜庭も引退試合をやりに戻ってきたという感じだし。UFCへの選手流出が今後どうなるかも心配。吉田以下、瀧本以外の吉田道場勢の姿がなかったのも大丈夫なのか?
今後一番期待出来るという意味で良かったのはソクジュ。BTTシュートボクセだけだったミドル級戦線に新しい流れができそう。
ベストバウトは瀧本vs弁慶。
あと、榊原社長にはお疲れと言いたいが、裏方が一人辞めるだけなのにイベントをあげて送り出すみたいな雰囲気はどうなのかと思った。昔のPRIDEで、試合後に選手が百瀬に握手を求めに行ったみたいな感じで、見ていて疎外感を感じた。まあ榊原社長に思い入れがあるPRIDEファンにとっては成立していたからいいのかもしれないが。その辺の事情をまったく知らないアメリカの視聴者は「?」だったのでは。試合以外の余計な部分が長すぎ。そのおかげで試合の薄味が緩和された部分もあるけど。次の社長は出しゃばらない人にして欲しい。