格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC78展望

全カード
http://news.livedoor.com/article/detail/3393187/
ノーTVマッチの第1試合が一番の注目。キャリアの長さは大きく上回る郷野だが、オクタゴンは初、190cmを超える相手との試合も初、77kgまで落とすのも初と、過去に経験のない部分が多い。ベストウェイトとはいえ、ベテランの域に達してからの階級変更で失敗した例も少なくないため、不安はある。相手のタムダン・マックローリーはデビューまだ2年目・二十歳の弱冠ファイターだが、キャリアは10戦10勝。アメリカ格闘技界は急激に成長しつつあるため侮れない。映像を見る限りパウンダーのようだが、6月のUFNでは下からの三角で勝っている。オールラウンドにできる選手のようだ。
打撃ではリーチの差はあるが、郷野が不利になることはないと思う。マックローリーのテイクダウンをどれだけ防げるかがポイントになりそう。タックルはあまり上手い選手では無さそうだったが。判定はラウンドマストのため、郷野にとっては3R中2Rをノーミスで抜ければいい。全体を通して見るPRIDEよりは向いているかもしれない。今後、トップまで行くのは相当厳しいと思うが、ここは勝ってほしい。
長南は非常に厳しい相手になった。腰の軽さがUFCでは命取りになる。ただパリシャンはそれほど一本勝ち率が高い選手ではないので、一発のある長南には逆転のチャンスがある。
テレルはまた欠場でがっかり。1年近く試合をしていないのに、ダナからは次期挑戦者候補に挙げられていたのだが。
セミはチアゴ・シウバがようやくTVマッチ出場。キース・ジャーディンにも勝っているヒューストン・アレキサンダーが相手だが、2月にパンクラスで水野とやった時は結構グダグダだったし、そろそろ壁にぶつかりそう。
メインはビスピングvsエヴァンスの無敗対決。まあビスピングは前回のロンドン大会では地元贔屓の判定だったし、エヴァンスもティト相手にないようでは負けていた(ティトの反則減点でドロー)ので、二人とも幻想はないが。
前座で初出場となるジェイソン・ラインハートも総合では無敗。ZSTに参戦して、グラップリング所英男に一本負けしているが。
夏時間が終了したため、今回からPPVは日本時間で正午〜午後3時までとなる。郷野の出る第1試合は10時半〜11時くらいだろう。