格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★EliteXC・キンボ2戦目

ジェームス・トンプソンのアメリカデビュー戦。相手は5戦5勝5KOのブレット・ロジャース。最初はタックルからテイクダウンして攻めていたトンプソンだが、立たれると首相撲からの膝をもらう。さらにパンチ連打が顔面をもらい、完全KO負け。トンプソン、これでここ2年間は2勝6敗。2勝がPRIDEでの勝利というのがなんとも・・・。最近は1RKO負けが多いし、打たれ弱くなっているのだろうか。
セミはスーパーヘビー級・ペザォンvsリコ・ロドリゲス。1Rこそテイクダウンから押さえ込みでポイントを稼いだリコだが、2Rは逆に下になって打たれる。3Rは前半ペザォン、後半リコが上になる。ジャッジが難しい試合。両者とも上になってもこつこつばかりでそれ以上の展開がなかった。判定はスプリットでペザォン。
UFCでは試合が組まれないスーパーヘビー級だが、他団体でタイトル設立の動きはあるのだろうか。アメリカ版メガトンGPの開催に期待。
メインはキンボ・スライスvsタンク・アボットの喧嘩屋対決。アメリカ人好きそう。アボットは復帰後1勝6敗(すべて1R敗退)とまったく良い所がないが、一応対戦した相手は全部そこそこ名前のある相手(アボット同様、名前だけのロートルのキモなんかも含まれているが)。
スタンドの打ち合いから足にタックルに行ったアボットだが、上から殴るキンボ。これが後頭部殴打でレフェリーから注意。再開後、派手な殴り合い。といっても一方的にキンボのパンチがヒットし、アボットがダウンしてKO。
またしてもキンボの実力は良くわからない内容だった。相手が42歳アボットじゃ仕方ないか。次はトンプソンに勝ったロジャースあたりとやって、そろそろ実力測定してほしいが、アメリカの観客からはそういう要望は出ないのかな。こっちの方がむしろアメリカ版メガトンマッチって感じで。