格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★瞬間最高はミルコ戦の12.7%

http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2008/03/18/03.html

2ケタを狙っていた笹原イベントプロデューサーは「希望に届かなかった。ミルコ、カルバンVS青木、ミノワマンの試合がもう少し長ければ底上げできたと思いますが」と残念そうに話した。

ミルコ・ミノワマンは直前に相手を決めておいて「もう少し長ければ」とは虫のいい話。そんな競技的に問題があるような実力差のある組み合わせで視聴率を取ろうとして、しかも失敗しているので尚更いただけない。仮に二人の試合が長引くとしたら内容もグダグダになっていただろうし、2桁までは届かなかっただろう。
K-1・PRIDE・MAX(日本予選)はもともと深夜枠から始まっていて、そこで超満員の会場を爆発させてゴールデンに進出していった。ゴールデンに進出するにあたり、深夜での方法論をそのまま継承するだけで良かった(PRIDEはフジの意向でGPにジャイアント・シルバみたいな色物を出すことになったが、基本的な軸はぶれていない)。しかし、DREAMの前身であるHERO'Sは、最初からゴールデンで始まっている。会場の熱と視聴率を同時に上げるのは、深夜からゴールデンに進出するより難しいだろう。今考えると谷川Pは良くやっていたということになるのか、あるいはササヤンがダメすぎると言うべきなのか。もともとPRIDEとHERO'Sの合体というより、HERO'Sに武士道ライト級のメンツが加わっただけという感じで、慣れない部分も大きいのかもしれないが。
しかし次回以降は大丈夫なのか。次回まであと一月半を切っているのに、想定内のGP参戦候補選手の名前が出ただけ。それはまあ時間があると言っても、その次までのインターバルはたった11日。DREAM.2の準備をしつつ、DREAM.3も同時進行で準備しなければいけない。今回のドタバタを見ていると、この過密日程をちゃんと乗り切られるのか心配だ。