格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★パンクラスディファ有明大会

ただいま5試合目まで終了。
終了。
観戦記は後ほど。
5/2:コソッと更新。時間もたってるので簡単に。

第1試合&第2試合

打撃で圧倒していた選手が最後にグラウンドで極められるというミルコvsノゲ的な、ある意味総合で一番盛り上がる展開。しかし極めた方より極められた方に問題が・・・。坂口はパンチで相手のアゴを破壊していたらしいし、普段仕事をしながらのセミプロ格闘家としては十分良い試合をした。今後も最強とかランキングとかは遠いだろうけど、チケットもさばけるし、第1試合で盛り上げる役目として貴重な存在だろう。一方大介は、打撃で圧倒というか逆にパンチをもらってダウンをしたり危ない場面もあったが、とにかくローでKO寸前まで持って行った。それが最後なんでグラウンドに付き合うのか。極められた腕は実は負傷していて本来は出場できないくらいだった、という話を聞いても、だったら余計にグラウンドに付き合う必要はなかったはず。

第3試合&第4試合

入場は派手で試合は地味な慧舟會の二人が、この日はなぜか(?)試合でも快勝。J太郎はタックルに膝を合わせて井上を失神KO。本人も練習していないと言ってるし、かなりたまたま感が強いが。久松先生のサッカーボールキックもたまたまっぽい。まあ普通にやっていても負ける相手ではなかったが。

井上克也vsクラバノフ・ジャマル

1,2R打撃でどよめかせたジャマルだが、3Rはややスタミナが切れたところをテイクダウンされ、パウンド地獄から抜けられず結果ドロー。ジャマルは相当期待度が高い選手だったが、初参戦で1階級上の王者と当てて幻想を消してしまったのはもったいなかった。しかしSKロシアは寝技が弱い。総合に慣れてないとかいう問題ではなくジムの体質としてちゃんと総合の寝技を教えられる環境にないのでは。日本のSKの人は教えていないのだろうか。

ワダタクvsパラチオス

自力に勝るワダタクが判定勝ち。しかし実力的には勝って当然の相手なのでもっと圧倒して欲しかった。最後はパラチオスがロープ掴みで減点され勝ちが確定した状態で、完全に逃げに入っていた。いっぱいいっぱいだったのかもしれないが、この内容で戦極に出たいと言われても厳しい。

昇侍vs大石

このカードが発表された時には打撃戦になるかと思っていたが、大石は徹底したテイクダウン狙いでほとんど打ち合わず。で、判定ドロー。
思ったのは、ジャッジとレフェリーの評価基準が一致していないのではないかということ。ジャッジは大石のテイクダウン・上からの攻めを全く評価していないが、それだったらレフェリーは有効な攻めがない状態と見なしてブレイクをかけるべきでは。
大石が勝っていれば素直に「タイトルマッチでの再戦」が組めたと思うが、ドローになってしまったので微妙。

近藤vs山宮

判定については近藤・山宮・ドローの全種類ありえるかなと。だからわからなくもないんだけど、こんな時にジャッジの公正さを主張しなくても・・・。普通にパンチでは山宮が上だったので、近藤はもっと蹴り主体で行っていれば良かったと思う。PRIDEではさんざんジャッジに泣かされたけど、まさかホームリングでまでこんな目に遭うとは・・・。まあPRIDEのジャッジに比べれば納得できるし、ホームリングのメインなのだからエースには圧倒して欲しかった。
山宮はパンクラス継続参戦を主張しているが、じゃあ具体的にどうしたいのかというと、煮え切らない発言ばかり。近藤とまたやってもいいとは言うが、ミドル級でやる気はないらしい。パンクラスの力になりたいとは言っているが、減量はしたくないと。ライトヘビーはランカーが3人しかいないし、ミドルでやった方がパンクラスは盛り上がるのだが。近藤にしても今回一階級上の山宮とやることにはリスクはあってもリターンは何もない。ライトヘビーでやるなら川村との再戦はまだ先だろうし、唯一のランカー水野かアルボーシャスあたりとやるくらいか。
週プロiモードによると、山宮が減量したくないのは「好きなコーラが飲めなくなるから」だそうだ。パンクラス愛よりコーラ愛が上?