16時よりPPV実況します。
第1試合 ライト級GP 一回戦 1R10分・2R5分（インターバル90秒）
J.Z.カルバン（ブラジル／アメリカン・トップチーム）
青木真也（日本／パラエストラ東京）
前回のメインが第１試合。こんな連戦も珍しい。前半はどちらが勝ってもどーでもいいカードが並んでいるので、前半メインくらいでも良かった。
前戦はJZが思った以上にグラウンドに持ち込まれるのを警戒していた。その分、打撃も手数が少なかった。１回手合わせしたことでどう変わってくるかがポイントになる。
青木グラウンドに持ち込む→付き合わないで離れるの繰り返しで終わりそう。その場合判定はどうなるか？打撃でダメージを与えた量と、グラウンドで技の形に入った回数の比較になったら非常に微妙な判定になりそう。もう３回目なので、すっきりした決着になることを望みたい。
第2試合 ミドル級GP 一回戦 1R10分・2R5分（インターバル90秒）
ミノワマン（日本／フリー）
金 泰泳（日本／正道会館）
海外のブックメーカー・日本の一般層？（この辺参照→http://yosou.yahoo.co.jp/yoso.html?yoso=3767&md=1）では美濃輪有利と見られているが、コアなファンは逆に金有利と見ているこのカード。確かに、田村を基準として考えれば金＞田村＞ミノワマンという不等号が成り立つし、最近の美濃輪は持ちギャグのモンスター路線（別名・でっかい金魚と戦おうシリーズ）でも滑ったりしているので、評価が非常に落ちている。
でも、金の総合での実力がどの程度かというと、あっという間に終わった秋山・弁慶戦、レベルが低すぎるカシン戦は参考にならないので、田村戦しかない。その試合で金は簡単にタックルを取られるなど、腰の軽さを露呈していた。タックルはほとんど切れず、下になったらクロスガードで膠着するだけ。田村に比べてグラウンド勝負する美濃輪なら、テイクダウンから塩漬けで勝つチャンスはある。ただスタミナが心配だ。最初の1Rはいいが、2R目に打撃で捕まるかもしれない。あるいは、インサイドガードから足関に行って上を取られて殴られ判定負けとか（さすがにもう足関は読まれているだろう）。
勝ちに徹したら美濃輪は行けると思う。美濃輪判定勝ち。
第3試合 ミドル級GP 一回戦 1R10分・2R5分（インターバル90秒）
ユン・ドンシク（韓国／フリー）
大山峻護（日本／フリー）
３連続一本勝ち中のドンシクだが、いずれもグラウンドに難がある相手。大山はハイアンから一本を取られている。これまた比較が難しい。ホドリゴ・グレイシーを押さえ込みで下してもいるし、打撃も大山が上だと思う。地味に大山が判定勝ちすると予想。
大山は決勝で桜庭と対戦したいと言っているが、それ（決勝での対決）は100％実現しないだろう。大山の実力はどの程度なのだろうか。美濃輪よりちょっと上という程度なら、桜庭よりは下ということになるので、２回戦での桜庭戦もあるかもしれない。他にプロテクトできる相手がいなければだが。
第4試合 ミドル級GP 一回戦 1R10分・2R5分（インターバル90秒）
ゼルグ・“弁慶”・ガレシック（クロアチア／チーム・トロージャン）
マゴメド・スルタンアクメドフ（ロシア／クラブ・ヴォルク・ハン）
マゴメド知らないのでどうでもいい。弁慶の勝ちで。
第5試合 ミドル級GP 一回戦 1R10分・2R5分（インターバル90秒）
ホナウド・ジャカレイ（ブラジル／ブラザ柔術）
イアン・マーフィー（米国／フリー）
ちゃんとグラウンドが出来る相手にジャカレイの極めがどの程度通用するのかが見たかった。ジャカレイ腕十字で一本。
第6試合 ミドル級GP 一回戦 1R10分・2R5分（インターバル90秒）
田村潔司（日本／U-FILE CAMP.com）
船木誠勝（日本／ARMS）
ここ最近（KOKより後）では総合素人のロニー・セフォーと階級下の所にしか極めて勝ってない田村。船木相手でも打撃勝負に行くだろう。船木はグラウンドよりは打撃の方が良さそうなので、桜庭戦よりは実力を見せられるのでは。結果は負けるだろうけど。あっさり負けるか、いいところを見せて負けるかのどちらか。
判定で田村。
第7試合 ミドル級GP 一回戦 1R10分・2R5分（インターバル90秒）
デニス・カーン（カナダ／アメリカン・トップチーム）
ゲガール・ムサシ（オランダ／チーム・ムサシ / レッドデビル・インターナショナル）
PRIDE崩壊後もコンスタントに試合を続け、現在６連続KO中のムサシ。22歳ですでに23戦を消化し、負けはわずかに２つ。PRIDEウェルター級GPで郷野に負けたときはキャリア不足を露呈していたが、まだ若いし急激に強くなっていてもおかしくない。でも、やっぱり誰かと一回当てて実力を見たかった。カーン以外なら誰でも良かったのだが・・・。まだカーンより強くなっているとは思えないのでカーンKO勝ち。事実上の決勝戦と言っていいか。
第8試合 ミドル級GP 一回戦 1R10分・2R5分（インターバル90秒）
桜庭和志（日本／LAUGHTER 7）
アンドリュース・ナカハラ（ブラジル／極真会館）
桜庭がたぶん一切遊ばずにタックルからグラウンドで一本。いくら身体能力が凄いと言っても、半年程度総合の練習をした選手に負けてしまうようでは船木が浮かばれない。
残り１枠だが、今になってササヤンが主催者推薦無きにしもあらずとか言い出している。出場を検討していたマヌーフがKO負けで出られなくなりそうだということもあるが、意外と世間の反応が「秋山出せ」に傾いているので、じゃあいいかと思ったのか。秋山も「推薦されても出ない」と言ってしまっているし、秋山は実績が足りないと言っていたのはなんだったんだとか、またツッコミを入れられるのは避けられないが。
ＧＡＭＥ ＡＮＤ ＭＭＡさんによると、ジェイソン・ミラーが出ると言ってる（http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-1134.html）し（GPとは言っていないが）、金魚じゃないなら秋山抜きでもいいかな。
