格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★DEEP35

SAMURAIのニアライブで見ています。実況は矢野さんじゃないのか。小ネタ(プロテインシャンプーを横田にプレゼント)を仕込んでくる郷野。
トーナメント組み合わせ。やっぱり避けられている福田。

中西裕一vs松井大二郎

トーナメントは全員パンクラス経験者か。テイクダウンからあっさりマウントを取った中西。松井が俯せになり、チョークを狙うが相変わらず防御力が高い松井(それだけとも言えるが)。両腕をホールドしてブレイク待ち。打撃でも中西が上。松井は勢いだけはあるが・・・。しがみつくだけの松井に対し、実況陣から松井にダメ出し。2Rマスト判定なんだし、抱きついているだけでは勝てないが・・・。結局良い所なく判定負け。中西は後半無理に一本を狙いに行かず、スタミナを温存したか。
松井はPRIDEで強豪相手にやっていたことを、レベルが下がってもやっている。凌いで粘るだけ。PRIDEで無理な強豪とばかり当てられていたので、そういう戦い方が染みついてしまったのか。

福田力vs白井祐矢

福田のコーナー際での組み付いた状態での膝が2度ローブローに入る。福田のグローブが外れるのも2度。
白井は福田をかなり研究している様子。大振りのパンチで近づいてすぐ組み付いて行く。1R終盤にきれいな投げを決めるが、すぐ立たれる。1Rは全体的に福田だが差はわずか。
2Rもまたローブロー。イエローが出た。白井のミドルキックで福田が膝をつく。すぐ立ち上がったが印象は悪い。2Rだがかなりの消耗戦になった。
判定2-1で福田。えー?内容はほぼ五分だったから、イエローの分白井では?あれがなければマストで見て福田でもいいと思うが。10ポイント減点法のジャッジじゃないので不透明で良くわからない。実況陣も意外なジャッジと言っている。

桜井隆多vsRYO

隆多のパウンドでRYOの顔面が変形・・・恐怖映像。続けるのか。RYOのパンチがヒットして膝をつく隆多。さらに反則の気味のグラウンド気味膝を入れるRYOだが隆多がテイクダウン。なんと足関に行く隆多。しかしRYOのパンチをもらう。立ち上がるが、組み付いてきれいにフロントスープレックスで投げるRYO。今度はRYOが足関に行くが、プロレス風アキレス腱固めで隆多は全く効いてない。ゴング。
組み付いたがテイクダウン出来ない隆多。RYOが膝連打を入れ、豪快なスープレックスを決める。隆多はスタミナ切れか。テイクダウンした隆多がキムラからストレートアームバーへ。しかし抜ける。ガードに戻すRYO。隆多はパウンドを入れるが、スタミナ切れで勢いがない。今度は逆の手にキムラ。決まらず。上をキープしてパウンドを落とす隆多。ゴング。
判定3-0で隆多。全体的に攻めていた。RYOは勝ってもあのケガではリザーバーで出場するのは無理だろう。しかし一方的に負けるかと思ったら豪快な投げなどで見せ場は作った。

しなしさとこvs市井舞

プロレスラーで総合の試合経験もある市井。総合戦績は1勝2敗。実績の差があるが、体重差は10kg近く。パンチで突っ込んでいく市井だが、組み付くしなし。市井はひたすらパンチ。グラウンドだと顔面は殴れないのでボディを殴りまくる。あまり効いていない気もするが。しなしは下から足関狙い。スクートになりブレイク。組み付いて引き込むしなしだが、また上から殴られる。顔面有りだったら相当厳しいと思うが、ボディなのでそれほどダメージはない。草刈りから上を取り返し、バックについたしなし。チョークから十字狙い。しかし凌いだ市井。離れてブレイク。1R終了。
市井が健闘している。パウンドやグラウンドでの膝がちょっと顔面に入っているが。
膝をつくようなタックルを仕掛けるしなし。パウンドなしルールではちょっとずるい。しかしテイクダウン出来ず引き込み。スクートでブレイク。また引き込んだしなしに顔面へのパウンドが入って市井に注意。組み付いたしなしだが投げられずに引き込み→パウンドをもらう→離れる市井。この繰り返し。パウンドをもらいながらバックを取ったしなしがチョークから十字へと移行するがこれも抜けられる。そのままゴング。市井はガッツポーズ。
判定2-0で市井。かなりの体格差があるとはいえ、総合ではビギナーレベルの市井にチャンピオンが負けてしまうという失態。フライ級じゃ相手がいないからこんなマッチメークになったんだろうけど、完全に裏目に出てしまった。しかし判定ばかりだ。

長谷川秀彦vs長岡弘樹

組み付いて膠着。長岡のパンチがやや入る。終盤長岡がテイクダウンして細かいパウンドを入れる。
判定1-0(長岡に1ポイント)でドロー。会場と青木はえ〜?完全に長岡の試合。まあポイントを与えるほどでもなかったと言えばそうだが。長岡はClubDEEPでも勝ったり負けたりの選手。このレベルなら一本で勝たなければいけなかった。長谷川はこれで王者になって以後2敗2分けで勝ちがない。

横田一則vsハン・スーファン

国歌吹奏。もしかしてセミとメインも流すのか?ここはカットでいいのでは・・・。
キックをキャッチしてのパンチで押し倒したスーファン。立ち上がった横田を追いかけて組み付くが、横田は首投げでテイクダウン。サイドを取るが、コーナーによりかかって立ち上がるスーファン。
スタンドでスーファンの右フックが入って横田KO負け。ビッグマウス横田、初黒星。もしかしたら6月の戦極第三陣にも出場が決まっていたかもしれないが、これで出場はなくなったか。正直、横田が勝ってアピールするためのステップというような試合だと思っていただけに、意外な結末。横田はプロテインシャンプーゲットならず。
総合でのキャリアはまだ浅いが、ボクシングの実力だけなら横田以上だった。まだまだ穴はあると思うが、それだけに伸びしろも大きい。DREAM参戦も近いだろう。

今成正和vs三島☆ド根性ノ助

三島、すっごい地味な入場。昔は色々ネタを仕込んでいたものだが。自分が一番調子がいい時の格好だそうだ。セコンドには永田。チームキングスつながり。
テイクダウンした三島だが、今成が下から十字。抜いた三島は上からパウンドを落とす。ブレイク。三島は距離を取っての打撃に切り替えたか。ローが入る。今成が足を掬ってテイクダウン。すぐ足関に行くが、三島はディフェンス。形に入らせない。そのままゴング。
緊張感のある展開。
蹴りをもらってバランスを崩した今成。追い打ちに行くと組み付いて引き込み。十字を狙うが読んでいる三島。今成は腕をホールドしてパウンドを防ぐ。ブレイク。ハイキックを空振りした今成、組み付いて引き込み。ガードでブレイク。接近した三島に対し、引き込んだ今成だが、三島は付き合わずにスクートでローキック。ブレイク。また今成の引き込み。三島は密着したまま細かいパンチ。三島の少し強いパウンドに今成が三角を取ろうとしたところでゴング。
噛み合わなくなってきた。ここまでマストなら三島だが、ポイントを与えるほどと言えるかどうか。
タイトルマッチの時は圧倒的な差がない時以外はドローにするらしい。
足関の取り合いから今成が顔面蹴り。もつれて三島が膝十字。抜けかけているが。今成は効いてないよのポーズ。ゴング。
判定2-0で三島。ドローか三島の勝ちか微妙だったが、最後の膝十字が決め手になったか。三島復活の勝利。横田に続き、DREAM参戦濃厚だった今成も敗戦。三島はDREAMフェザー級まで落とせるのだろうか。まだ落とせるそうだが。
また判定だったが、これは最後まで緊張感があるいい試合だった。一度は落ちぶれた三島の復活は他のベテラン勢の苦戦が続いているだけに嬉しい。このところ不運な試合が続いていたが、やっぱり強かった。三島はUFCとの契約が1試合残っているのでそちらに出るつもりもあるらしい。

福田力vs中西裕一

日本人同士は国歌吹奏省略らしい。トーナメントは一回戦からリザーブマッチ含め、ここまで全部判定決着。実力的に拮抗しているから仕方がない面もあるが。福田は判定試合が多くて十分休めたか?
中西有利の打撃戦。体格差はあるが、組んでも脇を差させず、福田のペースに持ち込ませない。
あ、メインも2R?組み付かれてもパンチで引きはがす中西。中西が何度かテイクダウンを奪うが、福田はすぐ起きあがって押さえ込ませない。ゴング。
微差だけど確実に中西が上だったと思う。
判定3-0で中西。戦前は全くノーマークだった中西が優勝。負けたら引退する覚悟だったらしい。ラッキーだったと謙虚なマイク。中西はDREAM参戦はあるか?
福田はちょっと実力の底が見えてしまった。打撃にも穴があるし、テイクダウンもそれほど強くない。フィジカルはかなりあるので、まだまだ強くなるとは思うが。
DEEPらしいいい試合が多かったが、やっぱりちょっと試合数多すぎだった。長谷川の試合はいらなかったし