Sherdogのランキングを紹介して、海外のマニアがフェザー級の選手をどう評価しているかを見ていきたいと思う。日本のファンから見ると「？」という所もあるが、日本のファンが作ったランキングも、向こうから見たら疑問に思うこともあるだろうし、あくまで海外ではどう見ているかという参考までに。
フェザー級
http://www.sherdog.com/news/articles/7/Sherdog-Official-Mixed-Martial-Arts-Rankings-16056
ちょっと前までは、日本人が数多く名を連ねていたが、WECの選手に取って代わられている。高谷や田村がWECで敗れたことによって、相対評価が見直されたか。
#1 マイク・トーマス・ブラウン
今成にDEEPライト級Tで敗れたのももう３年前。それ以来連勝を重ね、ついにWECフェザー級王者に輝き、ランキング1位をゲット。
#2 ユライア・フェイバー
不動の１位だったカリフォルニア・キッドだが、ブラウンに敗れ陥落。ブラウン戦はミステイクで落としたという印象もあり、１位返り咲きもまだ十分狙える。
#3 レオナルド・ガルシア
フェザーに落としてから、高谷・パルバーと連勝し、3/1の次戦ではブラウンの王座に挑む。かつてはシュートファイティング団体USWFにも参戦していた、キャリア10年のベテラン。
#4 ヴァグネイ・ファビアーノ
消滅したIFLのフェザー級王者。前戦のWECデビュー戦で、元修斗王者田村彰敏を破る。ノヴァ・ウニオン所属。
#5 三島☆ド根性ノ助
日本人トップは三島。実質、今成戦の勝利のみでランクイン。
#6 日沖発
TKOフェザー級王者だが、最近はあまり強豪には勝っていないが・・・。
#7 ジェフ・カラン
2006年のPRIDE武士道で日沖と対戦し、判定負け。その後連勝を続け、ユライヤ・フェイバーのタイトルに挑戦するもギロチンで一本負け。マイク・ブラウンにも負けて連敗。次戦よりバンタム転向。
#8 ジョゼ・アルド
パンクラスでは70kg級で後の王者・昇侍を塩漬けにして勝利。その後WECに転戦し、３連続KO勝ち中。
#9 今成正和
DEEPではバンタムに転向した今成だが、DEEPのバンタム級がネバダ基準じゃないのと、DREAMフェザー級GP出場と言うことで、まだフェザー級扱い。GPでどれだけランキングが上がるか。
#10 リオン武
修斗王者リオン。かつて王者になった時はランキング１位だった。大舞台からの誘いも当然あるだろうが、修斗のリングを貫く。
バンタム級
http://www.sherdog.com/news/articles/8/Sherdog-Official-Mixed-Martial-Arts-Rankings-16056
フェザーに比べると日本人の実力が評価されている。
1# ミゲール・トーレス
しかし１位はやっぱりWEC王者ミゲール・トーレス。ビービからタイトルを取り、前田吉朗・マニー・タピアと２度防衛。
#2 上田将勝
無敗の修斗フェザー級王者が２位。レスリング時代はKIDにも勝っていることで有名。
#3 ブライアン・ボウルズ
まだキャリア３年に満たない新参ファイターだが、無敗。次戦でミゲールの王座に挑戦。
#4 山本篤
意外な高評価。修斗のランキングより上になってる。
#5 マルコ・ロウロ
修斗で上田将勝のタイトルに挑戦し、ドロー。次戦はWEC。
#6 水垣偉弥
全試合圧勝でケージフォース王者となった水垣が６位。
#7 マニー・タピア
無敗でミゲール・トーレスの王座に挑んだが、プロ初の敗北を知る。
#8 岡嵜康悦
上田との無敗同士の王座決定戦で判定負け。それ以来試合無し。４位山本にも勝っているが・・・。
#9 ウィル・ヒベイロ
WEC初参戦で前王者ビービを破るが、昨年１２月にブライアン・ボウルズに敗れる。その後、バイク事故を起こし、現在も昏睡状態と伝えられる。復帰は絶望的とのこと・・・。
#10 チェイス・ビービ
ハニ・ヤヒーラを破りWEC王座獲得。しかし初防衛戦でトーレスにギロチンで一本負け。王者時代、一瞬だけKIDが戦いたい相手として名前を挙げたことがある。
ちなみに、KIDは61.2kgで1試合しているのでバンタムのはずだが、ランキングには入ったことはない。
追記：MMA WEEKLYのランキング
フェザー
http://www.mmaweekly.com/absolutenm/templates/topten.asp?articleid=4475&zoneid=15
バンタム
http://www.mmaweekly.com/absolutenm/templates/topten.asp?articleid=7392&zoneid=15
バンタムはSherdogのとほとんど同じメンツで順番が違うだけ。フェザーは修斗の評価が高く、門脇・田村の歴代王者もランクインしている。
