格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★K-1横浜大会TV観戦感想

スカパーのフジテレビHDで観戦済みですが、地上波に合わせて感想を。
ジェロム・レ・バンナvsエヴェルトン・テイシェイラ
延長ラウンドのジャッジは1-0(1はバンナ)のドロー。俺の勝ちだろとばかりにエキサイトするバンナ。まあどちらかと言えばバンナだっただろうけど、そこまで怒るほど酷い判定じゃないだろう。再延長ではややテイシェイラ優勢だが微妙。魔裟斗はバンナ支持だが・・・。スプリットの判定でテイシェイラ。これはバンナはかなり怒っているだろう、と思ったら笑顔。判定には納得していないそうだが、延長ラウンドの判定で怒った時に気持ちが切れてしまったんじゃないかという気がした。
ピーター・アーツvsエロール・ジマーマン
あの年齢、あのキャリアで、素晴らしいパフォーマンスを見せる。すごいな、紀香は。
若手の「エロジマン」ことジマーマンを迎え撃ったのがアーツで、「エロかわいい」こと優木まおみを迎え撃ったのが紀香。でも優木まおみってもう29歳なのか。最近出てきた印象だったが。K-1のキャスターって、ある程度歳を取ってもできるポジションなのかもしれない。
そんなことよりアーツ。エロジマンの左で何度も首がのけぞっていたが、最後まで動きが落ちなかった。前に出ていたのもアーツ。全盛期とは比べものにならないが、ここ2〜3年では一番いい動きだった。紀香とどっちが長くできるだろうか。
この世代にいつまで第一線でやらせてるんだと思っているので、エロジマンにはアーツに引導を渡す試合をして欲しかったが、今回はアーツが良すぎた。
グラウベ・フェイトーザvs澤屋敷純一
バンナ戦の貯金を完全に使い果たした澤屋敷。でも真っ向から打ち合っての負けなのでいいんじゃないだろうか。まだ若いので、今は力を貯める時期だし。
セーム・シュルトvsヘスディ・カラケス
いくら穴埋めマッチだからって、スーパーヘビー級王者が第3試合(1,2試合目はトーナメント)というのは酷い扱い。しかし地上波に乗ったのでまだいいか。最初の2試合が延長までノーカットだった時点で、放送されないかと思った。まあカットはされてたけど。
今日は相手のカラケスが真っ向から打ち合ってくれたので、噛み合う試合になった。シュルトのジャブが入りまくり。でもシュルトは久々のK-1ルールと、直前の試合決定だったこともあって、いつも通りの動きではなかった。カラケスが2mあるせいで膝もクリーンヒットしなかったし。相手の方がもっと直前だったことを考えると、KOして欲しかった。
前田慶次郎vsメルヴィン・マヌーフ
番狂わせ。マヌーフ、いつも通りアグレッシブに攻めていたが、カウンターをもらってしまって一発で終わってしまった。残念。
グーカン・サキvsタイロン・スポーン
スポーンはボディや膝が良かった。本戦・延長と、最後のパンチをもらうまではやや優勢だったが・・・。いい試合ではあったが、ニューカマーとして期待していたので、最初は勝って欲しかった。
グーガン・サキvs前田慶次郎
勝戦。ダメージ・スタミナ共に前田有利。ダメージを与える攻撃はなかったが、手数で上回った。王者決定戦だし、延長はもう1Rやっても良かったかな。結果は同じだっただろうけど。サキは全然勝ってないのに、判定の時にいちいちアピールで手を挙げるのがうざかった。
これでヘビー級王者となり、自動的にGP出場権を得た前田。今回は組合せの運もあった。これだけでGPに出るのはどうかと思うので、GPまでに防衛戦をやって欲しい。
レミー・ボンヤスキーvsアリスター・オーフレイム
2Rイーブンなのはややホームタウン・デジジョンかなと思ったが、結局ダウンを取ったので問題なかった。まあ2Rアリスターなら、3Rは前に出なくなって違う展開になっていたかもしれないけど。ボンヤスキー、冷や汗の勝利。ダウンを奪ったが倒しに行かず、逃げに入った。ゴングの瞬間は笑っていたけど、笑顔を見せるような内容じゃない。王者なんだし、KOで勝って当然だったはず。
ハリ戦での勝利は、ハリのダメージのせいだと思っていたので、アリスターがここまで優勢に試合を進めたのが意外だった。これなら他の選手との対戦も見てみたい。総合の試合も見たいが・・・。
いまだMAX出場が確定していない魔裟斗だが、谷Pに次の試合として総合の選手との対戦をリクエスト(地上波でカットされたが、その後にもう一度直訴していた)。燃えるものが出てきたか?川尻は魔裟斗とならやってもいいと言っていたが、もうDREAMライト級戦線に向けて動き出しているので、次の試合でと言われたら拒否しそう。川尻以外の、別に何の関係もない総合の選手とやっても、単にK-1デビュー戦の相手とやって楽しているだけに見えてしまうので意味がない。川尻が受けてくれたら面白くなるが、難しいか。