メインは93kg級世界最強決定戦・ラシャド・エヴァンスvsLYOTO。無敗対決。ともに面白い試合をするという評価はないだけに、待ちスタイル同士の対戦になるか。下馬評では挑戦者有利。
セミのヒューズvsセラのマット対決はTUF6コーチ対決。本来は２年前の年末決戦で対戦する予定だったが、セラの怪我で流れた。セラはGSPとの対戦で世紀のアップセットを起こしたが、本来は神の階級でも中堅選手。タイトルマッチに出たのも「中堅選手の復帰プログラム」であるTUF4で勝ったから。対するヒューズはUFCウェルター級が「神の階級」と呼ばれるようになった当時の絶対王者だが、最近は４戦して３敗。相手がGSP×２、体重オーバーのチアゴ・アウベスでは仕方が無い面もあるが・・・。どちらが勝ってもウェルター級トップ戦線に絡むのは厳しい。
ミドル級では、ダン・ミラーと対戦予定だった岡見が拳の負傷により欠場。どうせ勝っても当分タイトルマッチは回ってこなかっただろうし、負けでもしたらまた一から実績の作り直しになる所だったから、無理せず欠場して正解だろう。
ライト級のショーン・シャークvsフランク・エドガーは次々期挑戦者決定戦的な試合。
前座では吉田善行がUFC３戦目に挑む。前回はコスチェックに完敗。UFCトップレベルとの差を見せつけられた。今回の相手のウォルフはUFCでは１戦して秒殺負けなので、前評判では吉田有利。ただ、そのレベルの相手に負けてしまうようでは、リリースされてしまう危険がかなり大きい。参戦が決まっている選手を除き、現行で唯一の日本人ファイターだけに、なんとか勝って生き残って欲しい。
明日11時より速報します。
